何だか妙な、二次創作的な寸劇を書いてしまう。
色々、”そこ”で何とかなるにせよ、後の感情論は重い。
「ありふれた日常で世界最強」に出てくるキャラで、セッティングを試みる。<iframe width="312" height="176" src="http://ext.seiga.nicovideo.jp/thumb/mg358510" scrolling="no" style="border:solid 1px #888;" frameborder="0"></iframe>
ともかく。
主人公ハジメが、ユエと香織の3人で、焼き肉を食いに行く。
そこには、奇妙な緊張感が漂っていた。
ぽつぽつと、昔話が始まる。
香織とハジメは、10年以上前に、喧嘩別れをしていた。
香織が、付近の特殊な野ウサギを、その持ってる魔力で一掃したから、だ。
”それ”が存在する結果で?そこには、それを狙う危険な猛獣が現れていた。
しかし、この一件をハジメは激怒し、その後、二人の関係は非常に険悪になった。
そのまま10年後、だ。ハジメも香織も、共にまだ、一人身だった。
その後、ハジメは部下として?ユエと出会った。
歳が離れているので、ハジメはそう言う関係になる、その意識は無かったが…しかしユエの方はどうも、そう言う訳には行かなかった。
ともかくユエの方は色々と頑張り、協力者も得られ、まあなるほど、的な成長をする。
”そこ”に居る事に、何ら問題の無い能力を身に付け、他からも一目置かれる感じに。
一方、ハジメと別れた後の香織は、あの「野ウサギを一掃する」方法論に妙に固執してしまい、被害と言うか、批判をされつつ、それを、誰も止める事が出来なかった。
誰か何とかしろよ。
誰もが無言で語り合いつつも、結局どうにもならないまま、事態は悪化を続けた。
一理は有って。
あの野ウサギが居ると、同じく危険な猛獣も現れ、酷い時には人的被害も出るのだ。
迂闊にあの魔獣が人間の味を覚えたり、恐れなくなったら、危険はより高まる。
しかし、”それ”と直接対峙するにはパワフルで、ちょっと危険な魔物だ。
しかし、「来る理由」を消してしまえば、それは根絶が可能。
とは言え?その野ウサギその物は、別に悪い事をしていない。
付近の草をただ、食べてるだけ。それが良くないと言う事に理解は、今は有っても?
当時は、奇妙な危機感が有ったのだ。その魔獣は危険で、何とかせねばならなかった。
そんなこんなで、やがては、その危険な魔獣を退ける方法?みたいな物が確立される。
そろそろ、あの魔獣が活動を開始する頃だ。しかし?”それ”を使えば、少なくとも人里から遠ざける事は可能になる。
その辺、ユエに微妙なお手柄があり、ハジメとユエの関係は、何だかそれで、一気に近づいてしまって。
香織は、しかしその大事な?魔獣を退ける護符を、盛大に燃やしてしまった。
ある意味で出荷目前だった”それ”が届かない事により、近隣の村では被害が発生し、出なくて良い損害が?出た。
責任問題になり、香織は多くの賠償を請求され、状況は悪化した、が。
野蛮な解決も提案される中…或いはユエの進言で?この話は、不問となった。
そんな訳で、3人は今、焼肉屋に居る。
あの野ウサギの肉が、皿の上には並んでいた。
物語を書く時、良く考える事だ。
面白ければ良いのか?