盲点、だろうか。
東証第一のシステムダウンは、ライドシステム(AとB、同じシステムを装備して、片方が壊れたら壊れてない隣へ制御を移し、その間に壊れた方を直す)の不具合、という事らしいが。今の説明では切り替えた側のメモリが物理的に破綻してる事をシステムがチェック出来なかった、と言う事が原因らしい。実際はどうか解らないが、今のPCも昔なら起動時には見た「メモリチェック」を見た事が無く、上手くやってるのだろう、と思っていたら「本当にやって無かった」と言う、そう言うオチだったのかも。
…もっとも、今のPCは電源断してても通電してる、という感じも有り、その必要が無い…と言うのは理解するところでもある。”それ”が、間の悪い事に新しいライドシステムを導入した”直後”に発覚した訳だ。
コンピュータの怖さ、というだけの話、だろうか。
コンピュータは、「自分が壊れてる」それを理解出来ないのだ。
色々な話として、アンパンマンの切り替わった新しい頭が、「期待される品質じゃ無かった」って感じのようでもあり、それを、アンパンマン自身が判断出来なかった、訳で。アンパンマンとしては怖い話だ、頭は常に切り替わっていくモノなのに、「新しい頭」が、既に信用出来ない?可能性が出てきた訳だ。ジャムおじさんの後継者は居るのだろうか?ともかく、ジャムおじさんは大丈夫なのか。「この人にしか創れない」アンパンマンの品質が、既に期待されるそれじゃない可能性。
「新しいアンパンマン」が、今ではあの「ワンパンマン」かもしれないのは、少し怖い話ではある。
”その”視点では、新しい頭それは「役立たず」では有る訳だ、アンパンマンとしての要求を満たせない。頭を切り替える事も出来ず、他者に施す事も出来ず、ただ暴力にのみ訴えて独善を誇る、それはアンパンマンでは無い、が。今のジャムおじさんが創れるモノそれは、実際はこれでしかないとしたら…ちょっと怖い事態には成る。
そして彼は「自身が歪んでる」事を、自覚さえ出来ないのかもしれないのだ。
SFで良くある「AIの暴走」それに、少しリアリティが出てきた感じもする。
一応、自身が神と崇める?「大賀さん」は、構造をみて理解する事は出来る。
寿、「人にとって好ましい結果」を目指し、神(0±0)が、「大賀さん」紛争解決機構の決定を土台にして判断する。
「神は絶対か?」ともかく概念上と言うか、今の所はこれ以下は0でしかないギリギリではあり、人間の把握としては”ここ”を人間の上位、神の神殿として問題は薄い気はする。そこから考えて自身は如何に有るべきか?は、何とか判断出来る状況、しかし。
それが「システム上の底辺」という現在は、果たして是か非か。
目的と、現実と、結果と、感情論。
不意に重い。