私目線。

きょう出会った街の景色、心の景色

やがて哀しきラヴェルのCDボックス

2018-10-27 14:49:09 | その他いろいろ
ラヴェルの管弦楽曲、ピアノ協奏曲、ピアノ曲の全集6枚組CDボックス。
先日、HMVのクラシックのページを開いたら、トップにこれがあって、
6枚の中にかつて愛聴していたサンソン・フランソワのCDを見つけ、
しかも会員価格が1405円というびっくりするような安さだったので、
飛びついてしまいました。

思い起こせば、サンソン・フランソワの『ラヴェル ピアノ曲全集(Ⅰ)』を最初に買ったのは、
CDが登場する前の1980年代。
この頃はレコードではなく、カセットテープのものを買って
ラジカセで聴いていたのでした。

その後、娘が聴いていた時期があり、しばらくぶりに聴こうと思ったら、
「テープ伸びちゃっているよ。」と言うので、
同じもののCDを買い、そのCDも娘のものになってしまったので、
さらにもう1枚買ったのがもう20年以上も前のこと。

最近は全然聞いていなかったのですが、
しばらくぶりに聴いて、やっぱりフランソワのラヴェルはいいなとしみじみ思いました。
オリジナルの紙ジャケットも嬉しいです。
そしてピアノ曲もいいけど、管弦楽曲も最新のリマスタリングによりすばらしい音になっています。
これだけ満足度の高いボックスなのに、6枚で1405円という信じられないお値段。

下の写真は1995年にEMIから出た同じCDですが、1700円でした。
古い音源(1966~67)なので、すでにちょっと安くなっていますね。
この頃のクラシックのCDは2500円前後が相場でした。
(輸入盤だと2000円以下のものもあったかな)



昔の名演奏を安く聴けるようになったことは喜ばしいことなのでしょうが、
あまりに安過ぎて、なんだかちょっと切ないような複雑な気分になりました。
音楽の値打ちが下がったわけではないのですけどね。
CDが売れない時代、クラシックCDを買っているのはもっぱら中高年?


 LUMIX GM5 + LUMIX G20mm/F1.7

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