映画「ダ・ヴィンチ・コード」と私のコード
映画は昨年6月に見たが、前半部分を見逃していたので、正月にDVDを見た。
で、後半は見ているのでオチは完全に分かっているはずなんだけど、前半わかりにくいわああ。
本当にどういう人間関係や組織があるのか理解できないような映画になってるね。
後半だけみると、余計な前振り、伏線を省けるせいでかえって楽しめるかも。
要するに、キリストの子孫であるヒロインが名乗り出て、DNA鑑定を受けて、それが証明されるっていう可能性を突いてるわけ。
それがどんなインパクトをもつのかワカンナイからなあ。殺された祖父が行っていた秘密儀式を回想するシーンではヨーロッパらしい古さが見られて興味深いね。日本でも昔、村の長老が初夜の相手をするなんていう蛮習があったらしいからね。
これが、証明されると社会のヒエラルキーが根本から崩れるような「秘密」って発想が面白いのだ。
私なら、
脳の仕組みとコンピュータの中枢部品とを関係づけて、精神と遺伝の関係を解き明かす秘密。
軍事人工衛星の技術とサイバー軍事力を革新的に向上させるアメリカ軍の秘密研究。
2000年問題で話題になったコンピュータが時間をコントロールする技術に関して、新材料デバイスの開発にしのぎを削る日米軍事半導体競争。
こんなコードをストーリーの軸に小説や映画をつくりたいものだ。