愛知HAPPY★あいちハッピー

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

映画「蟲師」後悔

2007年03月24日 | 映画に行こう

映画「蟲師」が公開されました。携帯ではムシの漢字が出てきません。
オダギリジョーは頑張っていた。蒼井優もすごくかわいいし和服姿も良かったです。
原作は250万部売れた漫画だそうです。監督はアニメ映画「AKIRA」の監督だそうです。
この2人のファンなら楽しめたのかも知れません。
が、私はミーハーに蒼井優が見たかっただけでした。そんな私にはこの映画は完全に不向きでした。
スタートの深い山奥の霧を見ただけでこの映画と合わないって直感しましたが、チケット代が惜しいのと蒼井優を見たかったのでガマンしました。


そのまま2時間ガマンでした。蒼井優は日本人らしい美しさで欧米でもウケる顔だとは思います。また日本の歴史的雰囲気もヨーロッパの好奇心をくすぐるかもしれません。

ですが、現代日本のミーハー映画ファンには見て後悔しかないでしょう。
せっかく今輝いている蒼井優さんが台無しです。ヨーロッパ向け芸術映画はアニメで作って下さい。

強いて褒めてみると…
テーマはある程度分かるよ。ひとつは人間の弱さと自然への畏れ。
もう一つは障害者の悲しさ。話の中は障害者だらけです。

迷いがあってすっきりしないのも、その蟲のテーマ性です。
タイトルにもなる蟲をどう捉えるか?

私なら蟲は心を病んだ人間の幻覚・幻聴と捉えますね。精神を癒す薬を作り出そうともがき苦しんだ人類の歴史ですよね。

高貴な血筋のお方が遺伝的な病に苦しみ、ついに治らず諦める。
せめて後世の役に立てばと何千という症例を集めた淡幽を訪れる。

そういう話にまとめれば少しは感動できたかも知れません。
ああ後悔。


ナイトミュージアム

2007年03月17日 | 映画に行こう

映画「ナイトミュージアム」見ましたあ。
夜になると博物館の飾りものが動き出す。このアイデアに尽きる。
そこに主人公の男の活躍をプラスして面白くストーリーを作ったねえ。
アメリカのコメディってちょっと難しいよ。面白いかもしれないけど笑えないギャグが多い。アメリカの映画文化の背景や世界史を知らないと笑えないのかなあ?

アメリカは歴史が浅い国だ。それゆえ歴史には特別な劣等感があるのかもしれない。アメリカ人にとって当たり前の歴史が日本人にとっては当たり前じゃあないんだよね。

一番分かりやすいギャグはアジアの古代人のむちゃくちゃ言葉だ。英語が通じない彼等が感情たっぷりのむちゃくちゃ言葉をしゃべる。

さらに面白いかったのは、その古代人を主人公がなぜかカウンセラーもどきの態度でなぐさめる場面だ。古代人の幼児時の体験を言い当て
「泣いていいんだよ」とか言うのだ。


全体的に笑いにくいコメディだ。けどバカバカしい映画で気楽な感じで良いね。