愛知HAPPY★あいちハッピー

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

映画★ゼロの焦点に時代を読む

2009年11月23日 | 映画に行こう
ゼロの焦点って時代が古いねえ。。
映画も当時の状況を再現することに大半を費やしていた。
女性が働けない社会だなんて
ほんの50年前まであったんだね。
そういえばウチの母も、結婚したらすぐ仕事辞めてた。

女性の社会参加って大きなテーマがあるから、
なんとか安っぽい推理サスペンスから一段上の
評価をされるんだろうけど、

今の世の中、仕事をバリバリする女性なんて珍しくない、
女性のアメリカ大統領もありえる世の中だ。

それよりも結婚に夢をもつ女性を増やして、
早く結婚して仕事も続けていく環境が大事なんじゃないかな。

売春婦もカジュアル化してだれでもやるような
簡単なオシゴトになってるし、
日本の性産業が2兆円を超える巨大マーケットという事実も
現代的な問題だ。

そうした現実に対して映画なりの答えが用意されていたのかなあ。

私なら、2、3ヶ月そんなオシゴトしても結婚も信用も
ぜんぜんOKっていう意見で、
これからの世の中はそうなるんじゃないかな。

みんなの憧れの女優やタレントも
どこかの社長の愛人や売春まがいのことをしているらしい。

そんな社長は、のうのうと世襲されてる世の中です。


そんなネガティブな現実より

結婚に夢を持たせるのが、映画の役目なんじゃないの??

その意味では時代が変わって、今の世にあわない映画だったなあ。

強誘電体薄膜の陽極酸化

2009年11月11日 | 2009スペシャル

強誘電体薄膜は
今はどうか知らないが昔はメモリに応用することを目的に研究されてました。


電源を切っても0か1かが残る性質を利用してパソコン用の新型メモリに使いたかったんです。


しかし集積できず
つまり細かく薄くすると誘電体の特性が落ちたり
リーク電流が流れて絶縁が壊れてメモリの記憶がなくなってしまう。



その原因は強誘電体結晶そのものではなく、表面の還元されたビスマスや
粒界の強誘電体以外の結晶が壊れやすいために、
薄くできないからだと私は信じてます。


作り方を工夫して、そうした弱い結晶や弱いビスマス部分が出来ないようにしたが、解決出来なかった。


そこで、私が提案するのが陽極酸化だ。


強誘電体を硝酸などのなかで陽極にして電圧を加える。

強誘電体以外の結晶やビスマスが選択的に酸化される条件を探す。

その部分だけが溶けてなくなる条件でもいいよ。



わかるかなあ~

これで還元雰囲気に強い強誘電体薄膜が 作れると思うんだ。


本多藤嶋効果の光触媒と太陽光発電

2009年11月10日 | 2009スペシャル

化学って雑誌に載ってたのを引用します。


チタン酸化物上で水が光触媒によって分解して


電気を発生する原理を
模式化したものだ。


あまりにも単純な図で新しい知見は何も導かれないが

わかりやすいので引用します。


応用物理と強誘電体薄膜

2009年11月10日 | 2009スペシャル

グラフェンがカーボンの単層シートなら

チタン酸化物でも同じように単層のシートが出来ていた!


溶けやすいリチウムとカリウムのチタン酸化物を溶液によって化学的に剥離する。


その単層シートを基板に溶液を用いて静電気的に付着させる。


重なり合った部分は超音波で選択的に壊すことで
単層シートで9割以上覆われるらしい。



溶液プロセスだけで基板にダメージがないため接合面がきれいです。


膜厚は10ナノメーター程度で、従来のサイズ効果より小さな膜厚の誘電体薄膜が得られている。



ここから先は想像上の実験室だが


リチウムとカリウムとビスマスとチタンで同様に
単層シートを作って
基板上に並べたら
強誘電体薄膜が得られるんじゃないの?


層に対して垂直なc軸方向に分極する強誘電体を作るのがポイントかな?






もう一つのトピックスは強磁性体かつ強誘電体。

鉄ビスマス酸化物が例に上がっていたけど、


強誘電性はともかく磁性体としてまだまだ未解明で特性も低そうです。


お得意の鉄コバルト硫黄などを混ぜれば磁性体としても特性あがるかも。



最後に
上の2つを組み合わせて


リチウムカリウム鉄コバルトビスマスチタン酸化物?

を作って単層シートを基板上に配列すれば

強磁性体かつ強誘電体薄膜を作製できる可能性があるね!


先生、いかがですか?
新しい研究テーマに採用してみませんか?


ちょっとした理科視点からの陶芸家さんとの語らい

2009年11月09日 | 2009スペシャル

岐阜の陶芸家さんと釉薬についてお話しを伺いました。街のギャラリーカフェで作品展を開いていました。

月曜日で客は他にいなかったので、お話を伺うことができました。


土は瀬戸で採れる2種類。
一つはきめが細かい土で焼き物も肌触りが滑らかです。白くて薄い焼き物になっていました。


もう一つはもっと素朴な焼き物でした。



釉薬をかけて独自の色を出します。



土を800℃ぐらいで焼いてだいたいの形を決めてから釉薬を塗ります。

そのあと1300℃ぐらいで焼くんです。

温度の上げ方は900℃ぐらいまでを極めてゆっくりと昇温します。それ以上高温ではゆっくりでなくてもいいようです。


釉薬は
鉄や銅の粉末に灰を混ぜて水に溶かしたものらしいです。


昔は鉄や銅もそれを含んだ土を使って釉薬を作ったそうです。


現代陶芸家さんのなかにはマンガンなどのレアメタルを釉薬に使う人もいるそうです。

焼く炉は酸化雰囲気炉か還元雰囲気炉かで釉薬の色の現れ方が変わります。


銅の釉薬は酸化雰囲気では深い緑色ですが
還元雰囲気では茶色いそうです。


鉄の釉薬は還元雰囲気では黒くなります。

酸化雰囲気や還元雰囲気は炉の下の燃料口部分や煙突部分を開けたり閉めたりして調整します。



そのほか、藁を近づけて、それの効果が焼き物に移ったり、

模様を書いた上に釉薬をかけて模様を流したり、

釉薬を多めに器の内側にかけて、底にたまった釉薬の色を楽しんだり、

という表現があるそうです。


全体に2000から3000円の普段使いに近い陶芸作品展で、生活に潤いがあれば買ったり造ったりしたいなあと思った作品展でした。


燃料電池2題★ハイドライド★人工酵素

2009年11月08日 | 2009スペシャル

ダイハツが新燃料電池を…

大グループが人工酵素合成成功燃料電池に応用

燃料電池へのアプローチはさまざま。

プラチナの触媒能は高いが、高価すぎる。
そのプラチナを減らす方向で、

1)プラチナの量を減らした触媒をつくる。

2)プラチナ以外の触媒を使う。

今回は、2)のプラチナ以外の触媒というアプローチですね。

水素以外の燃料に変えるという工夫で
触媒をプラチナ以外に変えることが可能になりそうです。
コバルトなど。


また、人工酵素という鉄とタンパク質の錯体を利用する触媒では
さらに発熱を抑えられるため効率があがるという発見もあります。

どちらが、有利かは、まだわかりません。

燃料はインフラと関係しているし、
人工酵素はまだ、未開な分野なので安定性などが不安。

いずれにしても
すべての理工系分野の学者・技術者が知恵を出し合うのが
燃料電池の進むべき道。


オキシトシンと食欲抑制

2009年11月07日 | 2009スペシャル

オキシトシンというホルモンが食欲抑制に働くことが明らかになったと自治医大らの報告。

過食症などを抑える薬の開発へ道。


オキシトシンは授乳などに関わるホルモンだが、まだ未解明。


セックスとも関係するし、信頼感とも関係すると言われる。


非常に微量で瞬間的に作用して分解してしまうらしい。

検出が難しいらしい。


そんなセンサーが出来たら医薬品の開発がすすむだろう。


マイケル★キングオブPOP★This is It 映画を見て

2009年11月03日 | 映画に行こう
マイケル★キングオブPOP★This is It 映画を見て
昨日見に行きました。
This is it。
英語が部分的にすごくわかりやすい英語で
字幕を見ながら本場の英語って意外と単純だなあ、
っておもったりました。

もちろん解らないところはいっぱいですが。。。

映画はご存知マイケルジャクソンのライブリハーサル。
死の直前とは思えない。
精力的な仕事ぶり。
ダンスも歌も冴えてます。
ショーのアイデアもどんどん出していきます。

日本でいうと
郷ひろみと松任谷由実を合わせたみたいな存在なんでしょうか??
世界中の才能を集めている様子が面白い、

また、エッチな仕草が笑えます。

ストリッパーみたいなダンサーに、
指マ★をエアーでしたり。。。
どんだけ、エッチがすきなんだ。

男中心のショービジネスを感じました。

才能あったマイケルに合掌。

南米の湖からリチウムが取れる話。炭酸リチウム、水酸化リチウム水溶液。

2009年11月01日 | 2009スペシャル

南米に世界の8割 リチウム争奪戦

http://www.asahi.com/business/update/1101/TKY200911010080.html?ref=goo

南米で
岩塩から溶け込んだリチウムが湖に貯まる。

その水を乾燥させて、肥料をつくる副産物として
リチウムが作られる。

リチウムは炭酸リチウムか水酸化リチウム
商品になって運ばれる。

電池材料は南米の湖が材料源だったとは、
なんか面白い。