追悼

中学時代からの友だちのお父様がお亡くなりになった。

よく遊びに行かせてもらったので、家族とも自然な付き合いに。

中学の夏休みにはお父様の運転する車で福島県の阿武隈洞や那須の千本松牧場に連れて行ってもらったものだ。

阿武隈洞の涼しさ、あの若い日のキラメキの日々は、

4年ほど前の夏、主人とスパリゾートハワイアンズの帰りに立ち寄った時にも、懐かしく思い出され、

「あの時はね～」と主人に語ったものだった。

千本松牧場に行った時は、みんなでソフトクリームを食べた。

サッカーボールを蹴ったり、フワフワドームに幼児に混じって入ったり、

お土産にミルク濃厚なホワイトチョコレートを買ったり、つい昨日のことのように思い出される。

あの幸福の時間をありがとう。

また一緒に行きたかったし、孫同士も一緒に遊んでいるのを見せたかった。

この前4月にお会いした時は、私の顔を見るなり「（妊娠）おめでとう！！」と祝ってくれましたね。

お経をあげた導師さまがおっしゃっていたように、

体はなくなっても魂は、彼の家族や彼の生を取りかこんだ人たちを見守ってくれている。

だから、今からでも遅くはない。

できるだけ自分も周りの人も幸せに暮らして、

精一杯の生をまっとうされた故人に、いつか「私も幸せに暮らしましたよ！少しは誰かのタメにもなっていたかな」

と報告したい。

故人のご冥福と、故人の家族の平穏無事な日々を願ってやみません。