">■「がちぎれして今めっちゃ広まってる笑」 「なんか俺人気物になった気分笑」
「昨日◯◯の画像載したやんか?あの画像でなんか暇人たちががちぎれして今めっちゃ広まってる笑」
「別にこれぐらいでどーもならんで?笑なに大騒ぎしてんの?」
「頼むし絡まんといて暇人」…。
投稿者のツイッターのアカウントはすでに凍結されたものの、ネット上のあちこちに残された「つぶやき」が無残だ。次第に笑うに笑えなくなった焦りが伝わってくる
「ミニストップ向日寺戸町店」で7月23日、アイスクリーム用冷凍庫に入った男性客の姿が撮影され、ツイッターに投稿された問題。投稿者は、京都府内の私立高校2年の男子生徒だった。
学校関係者によると、24日に学校に情報提供があり、25日に担任が本人と保護者を呼び出して確認したところ、「友人2人とコンビニに行き、写真を撮影し投稿した」と関与を認めた。友人2人は同校の生徒ではないという。
学校に対し男子生徒は「反響がすごくて投稿を消そうとしたが消し方がわからず、ようやく消したときにはもう広まっていた」と説明したという。
広島県呉市で少女(16)の遺体が見つかった事件が無料通信アプリ「LINE」でのけんかが発端だったことから、「LINEなどを使うのは個人の自由だが、使い方には十分気をつけるよう夏休み前の全校集会で指導したばかりだったのに…」と、学校側も困惑する。
■謝罪、撤去、取り換え…大きい代償 ミニストップも対応に追われた。同社によると、社員が25日朝、ネット上で、この画像が騒がれていることに気づいた。同じ頃、客からも同様の指摘が寄せられた。
同社の調査で23日夜、若い男性客が同店の冷凍庫に入って横たわったことが、防犯ビデオの記録から判明。撮影者を含めて関与した客は複数とみられるが、店員は接客中で気づかなかったという。
同店は25日、冷凍庫を取り換えた上、中にあった商品を撤去。ホームページ上で23日午後10時から25日正午までに冷凍庫の商品を購入した客には返金に応じると発表し、「お客さまにはご不快な思いとご迷惑をおかけしましたことを深くおわびいたします」と謝罪した。
ネット上では「店員もグルなのでは」との指摘も出たが、同社は「当時、店内にいた複数の店員に事情を聴いたが、冷凍庫に入った人物とは無関係であることを確認した」としている。 同社は26日、京都府警向日町署に被害届を提出。府警は、威力業務妨害容疑で捜査を始めている。
■気分はバラエティー監督? 高知市のローソンで、アルバイトの男性店員が売り場のアイスクリーム用冷凍庫に入って横たわり、その様子を友人に撮影させた画像をネットの交流サイト「フェイスブック」で公開したことが問題になっており、男子高校生らは、この画像をまねた可能性が指摘されているが、関係者によると「ローソンの件は知らなかった」と話しているという。
高知のケースでは、外部からの指摘で事態を把握したローソンが「食品を取り扱うものとして、あってはならない行為だと反省している」と謝罪。この店舗とのフランチャイズ契約を解除するとして、同店は7月15日から休業に追い込まれた。
京都府内では、男子高校生が自作したとみられる爆発物を街中で爆発させる動画が、ネットの動画サイト「ユーチューブ」に投稿されていたことが判明したばかりで捜査も続いている。
ある捜査幹部は「最近の子は『おもしろ動画』『おもしろ画像』を投稿するために、しちゃいけないことをやってしまう。子供でも手軽に画像や動画を公開できるようになり、みんなが、バラエティー番組の監督にでもなったような気持ちなのかもしれない。虚構の世界と現実の世界が一緒になってしまっている」と、最近の傾向を分析する。
「虚構の世界」といえば、「本当のような作り話」を掲載することで話題のネットサイト「虚構新聞」は27日、今回の事例を材料に「コンビニ冷凍庫に入った男子高生が重体」という、笑うに笑えない虚構のニュースを早速、掲載した。
■各地で止まらない「悪事」の公開、なぜ?
その後も、弁当店「ほっともっと」の豊川八幡店(愛知県豊川市)で、10代の男性アルバイト店員が、店内の冷蔵庫に入って寝そべった様子を写真に撮り、ツイッターに一時掲載していたことが判明。ハンバーガーチェーンの「バーガーキング」では、男性アルバイト従業員が、床に置いたバンズ(ハンバーガー用のパン)の上に寝そべっている写真を「ツイッター」に投稿し、問題になっている。
さらには、「丸源ラーメン門真店」(大阪府門真市)の10代の女性アルバイト店員が、冷凍庫内にあった商品のソーセージを口にくわえた様子を撮影し、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿していたことも発覚した。
こんな“不始末”が相次ぐのは、なぜ? と首をかしげたくなるが、これまでにもこうした行為自体はあったのかもしれない。ただ、“素人”でも世間の注目を浴びられる手段を現代の若者は持っている。クリックひとつでネットに投稿できる時代になって初めて、こうした愚行が人目に触れたのかもしれない。
「昨日◯◯の画像載したやんか?あの画像でなんか暇人たちががちぎれして今めっちゃ広まってる笑」
「別にこれぐらいでどーもならんで?笑なに大騒ぎしてんの?」
「頼むし絡まんといて暇人」…。
投稿者のツイッターのアカウントはすでに凍結されたものの、ネット上のあちこちに残された「つぶやき」が無残だ。次第に笑うに笑えなくなった焦りが伝わってくる
「ミニストップ向日寺戸町店」で7月23日、アイスクリーム用冷凍庫に入った男性客の姿が撮影され、ツイッターに投稿された問題。投稿者は、京都府内の私立高校2年の男子生徒だった。
学校関係者によると、24日に学校に情報提供があり、25日に担任が本人と保護者を呼び出して確認したところ、「友人2人とコンビニに行き、写真を撮影し投稿した」と関与を認めた。友人2人は同校の生徒ではないという。
学校に対し男子生徒は「反響がすごくて投稿を消そうとしたが消し方がわからず、ようやく消したときにはもう広まっていた」と説明したという。
広島県呉市で少女(16)の遺体が見つかった事件が無料通信アプリ「LINE」でのけんかが発端だったことから、「LINEなどを使うのは個人の自由だが、使い方には十分気をつけるよう夏休み前の全校集会で指導したばかりだったのに…」と、学校側も困惑する。
■謝罪、撤去、取り換え…大きい代償 ミニストップも対応に追われた。同社によると、社員が25日朝、ネット上で、この画像が騒がれていることに気づいた。同じ頃、客からも同様の指摘が寄せられた。
同社の調査で23日夜、若い男性客が同店の冷凍庫に入って横たわったことが、防犯ビデオの記録から判明。撮影者を含めて関与した客は複数とみられるが、店員は接客中で気づかなかったという。
同店は25日、冷凍庫を取り換えた上、中にあった商品を撤去。ホームページ上で23日午後10時から25日正午までに冷凍庫の商品を購入した客には返金に応じると発表し、「お客さまにはご不快な思いとご迷惑をおかけしましたことを深くおわびいたします」と謝罪した。
ネット上では「店員もグルなのでは」との指摘も出たが、同社は「当時、店内にいた複数の店員に事情を聴いたが、冷凍庫に入った人物とは無関係であることを確認した」としている。 同社は26日、京都府警向日町署に被害届を提出。府警は、威力業務妨害容疑で捜査を始めている。
■気分はバラエティー監督? 高知市のローソンで、アルバイトの男性店員が売り場のアイスクリーム用冷凍庫に入って横たわり、その様子を友人に撮影させた画像をネットの交流サイト「フェイスブック」で公開したことが問題になっており、男子高校生らは、この画像をまねた可能性が指摘されているが、関係者によると「ローソンの件は知らなかった」と話しているという。
高知のケースでは、外部からの指摘で事態を把握したローソンが「食品を取り扱うものとして、あってはならない行為だと反省している」と謝罪。この店舗とのフランチャイズ契約を解除するとして、同店は7月15日から休業に追い込まれた。
京都府内では、男子高校生が自作したとみられる爆発物を街中で爆発させる動画が、ネットの動画サイト「ユーチューブ」に投稿されていたことが判明したばかりで捜査も続いている。
ある捜査幹部は「最近の子は『おもしろ動画』『おもしろ画像』を投稿するために、しちゃいけないことをやってしまう。子供でも手軽に画像や動画を公開できるようになり、みんなが、バラエティー番組の監督にでもなったような気持ちなのかもしれない。虚構の世界と現実の世界が一緒になってしまっている」と、最近の傾向を分析する。
「虚構の世界」といえば、「本当のような作り話」を掲載することで話題のネットサイト「虚構新聞」は27日、今回の事例を材料に「コンビニ冷凍庫に入った男子高生が重体」という、笑うに笑えない虚構のニュースを早速、掲載した。
■各地で止まらない「悪事」の公開、なぜ?
その後も、弁当店「ほっともっと」の豊川八幡店(愛知県豊川市)で、10代の男性アルバイト店員が、店内の冷蔵庫に入って寝そべった様子を写真に撮り、ツイッターに一時掲載していたことが判明。ハンバーガーチェーンの「バーガーキング」では、男性アルバイト従業員が、床に置いたバンズ(ハンバーガー用のパン)の上に寝そべっている写真を「ツイッター」に投稿し、問題になっている。
さらには、「丸源ラーメン門真店」(大阪府門真市)の10代の女性アルバイト店員が、冷凍庫内にあった商品のソーセージを口にくわえた様子を撮影し、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿していたことも発覚した。
こんな“不始末”が相次ぐのは、なぜ? と首をかしげたくなるが、これまでにもこうした行為自体はあったのかもしれない。ただ、“素人”でも世間の注目を浴びられる手段を現代の若者は持っている。クリックひとつでネットに投稿できる時代になって初めて、こうした愚行が人目に触れたのかもしれない。