このブログを読んで、「こいつは中共の工作員じゃないのか?」と考える人も居るかもしれない。
今の日本では、「ダライラマはチベット仏教最高指導者じゃ無い。」「新疆ウイグルは歴史的に中華圏だ。」と言ったら、
たしかに中共支持者だの非国民だの言われる風潮は強い。
個人的に中国共産党は中国や中華文化を破壊し、もはや「体制である」しか取り柄の無い無価値集団だと思っている。
私は中国政府に肩入れするつもりは毛頭にも無い。
しかし、日本国内で流れているチベットや東トルキスタンに関する情報は、明らかに「日本の右派に都合の良い」情報ばかっりが流されているとしか思えない。
ゲルグ派の長に過ぎないダライラマ14世が、最高指導者扱いされたりするのは、
創価学会の池田大作が「日蓮宗最高指導者」と呼称されるに等しい。
そして国際社会も、チベット自治区や新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区などを「独立国」として扱う事は、
絶対に有り得ない。
中華民国(台湾)もチベット(西藏地方)やウイグル(新疆省)を自国領土だとしている。
誤解しないで欲しいのは、中国で少数民族への人権侵害や同化政策が全く無かったと言っているのでは無い。
中国社会の自由への軽視は確かに批判されて当然だ。
しかし、ダライラマや世界ウイグル会議の主張には、以前の記事に書いたような誇張や嘘も多く含まれている。
確かに北京のプロパガンダが正しい訳が無い。
しかし、自称チベット亡命政府のプロパガンダが正しいという事に成るだろうか?
よく、
「中国政府は嘘つきだから信じない」
「中国は嘘がまかり通る国家だから信じては成らない」
という批判があるが、
北京のプロパガンダが嘘だからといって、ダライラマが言っていることが本当だとは成らないのである。
中国VSダライラマという構造にとらわれすぎて、
「どっちの意見が正しいのか?」という二元論的に考えたら問題の本質を誤る。
「北京が間違っている=ダライラマが正しい」という発送は精度の低い二元論であり、
危険な発想だ。
そもそも「我が国日本のテレビや新聞は常に正直なのか?」
「311福島原発人災の情報統制・報道規制」、そして「韓流ブームの再燃」といい、
日本のテレビや新聞だって捏造や嘘情報の国民への刷り込みを平気で行なっている。
日本のテレビや新聞も十分、嘘つきで世論誘導を平気で行なっているのは自明である。
なのに、なぜ、国民は対中国報道やチベットやウイグルに関連する情報のみは、
テレビや新聞の報道を無批判に信じるのだろうか?
マイノリティの独白という、中道保守系のブログで、
「マスゴミという言葉を使う人ほど、マスコミに影響されている」
という文章を見たが、ダライラマが「平和主義者」として報道されるのは明らかに捏造報道である。
CIAやフランスの情報機関によりゲルグ派は過去に武力革命を行なった事がある。
ブータン侵攻もそうだ。
日本人は常に正直で嘘を言う訳が無いという理論は固定観念であり、
マスコミが常に真実を報道しているという希望論は明らかに間違っている。
もっともこう書いても、私を中国寄りだと批判される方が大半でしょうが、
過去に書いたようにチベット虐殺やウルムチ虐殺などは誇張とフィクションに満ちていると書きたいです。
小林よしのりの勝共連合漫画が「日本の歴史の真実」だと思われる方には、無駄でしょうが。