タンニン染め 帆布生地 爺のパッション

タンニンで染める帆布の販売 https://www.tanntela.jp/

タンニンのワッシャー加工について

2011-08-05 | 織物のタンニン染め

時間短縮で仕上げると、タンニンの付着が少ないものなので、

本当の色、味が出てきません。(革ナメシに使う数倍の粉を使います)

 タンニンのヌメヌメ状態の生地は乾燥する前は 均等に付いている様に見えるのですが

乾燥させると ムラムラが目立ちます。 

 ここまでの工程は京都です。 

この生地を広島に送ります。( 広島は岡山と同じくジーンズの織物や縫製工場があります。

製品染め、洗い加工の設備が整った工場が在ります。)

時間を掛けて反物を洗う訳です(われわれはこの加工を長時間ワッシャーと呼んで区別しています)

一番よいのは5m程にカットして細切れにしたものを洗うと細かな均一な

シワが出来ます。帆布は50mなので そのまま洗うと端と真ん中でシワの形状剥げ具合が

違います。シワが縦方向の大シワになってしまいます。そこで反物を4等分にして12.5mを洗う事にしました。

 仕上げた段階で12mを2枚つないで23m前後の巻にしています。

帆布の化学染料を使ったワッシャー加工は ただ洗ったデコボコ感が出るだけですが(これでもズイブン

良い感じ)タンニン染めは、糸や織り組織の中まで完全に繊維にしみ込んでいないため、ムラ感が

とても良い感じに出ています。面白みのある表面が出るのです

 

 



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