タンニン染め 帆布生地 爺のパッション

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タンニン染めの説明 3:化学染料との違い

2012-02-23 | 織物のタンニン染め

合成染料の染めは安定したブレのない希望の色が出せます。繰り返して染めても、修正 を入れれば、ほとんど同じ色を作ることが出来ます。

しかし本当の自然の色を出すことはできません。

また化学染料の良い所は色落ち(洗濯、摩擦、日光)に優れています

それに比べると物性は安定しません。

タンニンの色の良さは、わずかですが色が濃く変化するところにあります。「味わいが増す」と表現したら良いのでしょうか。愛着が沸く」という事です。(他の草木染めでは退色してしまいます

また、自然界から色を収穫するために、その土地と風土によって色が一定しません。私たちもこの問題を幾分でも解決するために、工夫を重ねています。数種類のタンニンを組み合わせる事で、ブレを最小限に留める事にしています。 また染める工場、洗う工場の使う水の軟水硬水のPHによって

色が影響を受けます。

今の所、タンニンで表現出来る色は限られます。茶系の色表現が主になります。 もっときれいな色がタンニンで出せないだろうか?

 少しずつですが、実現しそうな所に近づきました。

タンニン材の価格が種類によって大きく違うのが、現在の悩みです。

 


 




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