タンニンの特長 その２

 腐らない、虫が付かないという事で、栗の木は玄関の土台に使われました。 世界中でミモザ、ケブラチョは鉄道の枕木に使われています。(タンニン工場は最初鉄道 の枕木を作る会社から発展したそうです)  子供の頃、何でもかじって見ませんでしたか?　　苦い、渋い、これがタンニンです。

植物はタンニン等の防御物質で樹皮、樹木、枝、葉、果実等から外敵を防御しています。 植物は草食動物にも摂食されます。食べられないように、生存するために酵素を変えているのです。

 

タンニンは紫外線(40~320nm)を吸収します、樹木細胞中のタンパク質 や核酸の紫外線による損傷を防ぐのです。針葉樹（松、杉）の外樹皮は褐色や 黒褐色ですが、これは外樹皮に含まれるタンニンが紫外線や酸素に よって酸化されて高分化したものです（外樹皮中のタンニンは自らを酸化されることて樹体成分の変質をまもるのです）

  漢方薬も主に薬草を使っています。そして食品の部門ではリグニン、ポリフェノールと呼ばれ いますが、タンニンと同じ物のです。