かこんにちは、足に良い靴・疲れない靴・健康靴の専門店「横浜元町のドイツ足の健康館 赤い靴」です!
今日は「本日のお客様 足の踵の外側が痛い」お客様です。
少し珍しいですが、たまにあるケースなので書いておこうと思います。
ずっとお店の案内を眺めているお客様がいたので、お声をお掛けしました。足に悩みがあるようです。
「足の裏の踵周りの外側が痛いんですが、これってなんですか?」とのこと。
骨の模型があったので、どこらへんが痛いか指してもらう、踵の外側から足の小指の付け根手前ぐらいまでがなんとなく痛いとのこと。
足の踵の外側が痛いケースって実はあまりないので、興味もあり足を見せてもらうことにしました。
足を見てみると本来甲高の足なんですが、足の靭帯が柔らかいので体重がかかった時の足底腱膜の負担はちょっと強そうです。この時点で何となく察しはつきましたが、どんな時に痛いか聞いてみると
「朝一番の立ち上がりが痛い」
とのこと。なるほど、想定通りです。
早速足の踵の外側を手で押してみました。
「痛いですか?」
「痛いです」
その後踵の内側を押してみます。
「外側とどっちが痛いですか?」
「あ、こっちの方が痛いです!」
お医者ではないので断定はできませんが、おそらく「足底腱膜炎」の痛みが放散して踵の外側にも感じられているのではと推察されました。
足底腱膜炎は本来、踵のやや内側や土踏まずそのものが痛いことが多い症状です。
ただ稀に外側が痛くなる人もいます。何人かそうしたケースを経験していますが、本当に外側が痛いというのは比較的稀なケースで、実際は踵の内側が主原因であることが多いです。特に足の外側で強く加重するタイプの人は、圧が強くかかった際に、外側が痛いと勘違いしてしまいます。
この場合、主原因である内側の痛みを減らしてあげると連動して感じていた外側の痛みも減っていきます。
実は足は意外と鈍感です。目をつぶって、足の人差し指と中指を触ってもらうと、どっちを触ったかわからないくらいです。特に加重が強くかかる踵付近はわりと鈍感なので、実際に本当はどこが痛いか、自分ではよくわからない方もいらっしゃいます。
結局この方にはMBTという船底のように丸い靴底の靴に、既成ながらカスタマイズ可能なインソール「オーソムーブ」をご案内しました。
この方は踵の痛みのために、今まではグニャグニャに柔らかい運動靴を履いていましたが、これは全く逆効果です。また仕事の靴には柔らかいクッションも入れているようですが、残念ながら、圧力が分散できていないので気休め程度にしかなりません。
逆に痛みの強い方は、痛みのない箇所を少し硬いインソール(中敷き)でしっかり支えることが重要です。これは市販のインソールでは対応が難しいので、できれば専門店に行くことをお勧めします。痛みのない箇所で足裏にかかる体重を支えて、痛みがある踵の部分にはクッションやスペースを作り、圧力がかかりにくくする事ことが大事です。
インソール(中敷き)を調整してさしあげると、「全く痛みがない」と喜んでそのまま履いて帰っていかれました。嬉しいですね。
・・・・だがしかし!
実はその言葉を私たちオーソペディシューテクニック(整形靴技術)の専門家は真に受けてはおりません。
なぜなら、やはり外である程度の時間を歩かないと本当に良かったかどうかはわからないからです。
もちろんその何か問題があれば、それを細かく調整していくのが私たちの仕事なので、今回で終わりではなくむしろ始まりですね。。。
HPの記事で、こうした「足底腱膜炎」の靴選びやインソール(中敷き)の選び方などさらに詳しく書いているので、良かったら読んでみてください↓
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