こんにちは、横浜元町のドイツ足の健康館 赤い靴です!
今日は「足に良いパンプス」についてお話します。
よく店頭に出ていると聞かれるのがこの質問です。
「足に良いパンプスありますか?」
あるいは健康を謳う当店にパンプスが置いてあるのを見て、
「パンプスって足に良いですか?」
皆さんいろいろな夢を抱いて当店に来られるわけですが、極論を言えば基本的にパンプスを履いて足に良いことはありません…。
!!!!
それを言ったらおしまいよ、の世界ですが、でも残念ながら医学的、健康的な観点から言うと、足に良いことは一つもないんです。
「じゃあなんでパンプスなんて置いてんのよっ!」って突っ込まれそうですけど、こう言うことはできます。
「でも、最大限健康に配慮したパンプスはあります」
「んー…?」ですよね。
大前提としてパンプスは身体に良いものではなく、美的に良いものです。身体に良いわけではないけど、美しさや文化的、社会的な都合でパンプスが必要にな場面が女の人にはあるわけですよね。
履かなきゃいけない状況があるなら、それを助けてあげねばいけません。
なので、「足に良いパンプスというものは基本的にはないけど、できるだけ足に負担をかけないパンプスはある」というスタンスで、私たちはパンプスを店頭に置くわけであります。
たとえるならコーラをどうしても飲まないといけない人(←どんな人だよ)のために、カロリーゼロを勧める感覚でしょうか。。。
パンプスはヒールがあるので、高くなればなるほど、前足に過重がかかり開張足になる可能性が高くなります。またデザイン上、もともと足を止めるところが少ないものなので、ベルトなどがないデザインを選べば、足指が緊張し健康不良やむくみの原因になります。
もともとそうしたハンデがあるパンプスをどれだけ、足の健康に配慮して作るか。健康系のパンプスメーカーさんはそれを考えて作っています。
当店ではスイスのSchneider(シュナイダー)、日本のVielHuld(フィールフルトゥ)をチョイスしていますが、どれもそういった問題を最小限に抑えるように工夫しています。
踵の絞り込み、土踏まずの包み込み、踵から土踏まずにかけての長い芯構造・・・場合によっては変な運動靴を履くより健康に良いものに仕上がっているといえるでしょう。
靴は足を守る健康面の要素と足を美しく見せる美的、文化的側面があります。パンプスはあくまで健康ではなく、美的な理由で履かれているものです。なのでパンプスに求めるもの、歩き用の靴に求めるものは当然ちがうわけですね。
それを整理すると、靴選びが上手になるかもしれません。
▲vielhuld(フィールフルトゥ)の定番パンプス
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