表現の自由 ≠ ヘイトスピーチ

いわゆるネトウヨ(ネット右翼)と呼ばれる者らが、沖縄のFM放送局5局で、週一回、１時間の枠を買い取り「沖縄防衛情報局」なる番組を放送し、事実誤認や人種差別的な発言を放送していることがわかった。
「沖縄の反戦平和運動はほとんどが偽物」
「朝鮮人や中国人は平気で嘘をつく」
「従軍慰安婦、強制連行という嘘を言っている」
「韓国は、良い行いをしてきた遺伝子は全て絶たれた」
などとネトウヨ特有の主張を繰り返している。

放送局のうちの一つは、事実に基づかない発言や差別的発言をしないよう出演者に対し文書で求めたとのこと。

慰安婦問題は日本政府自体が認めている事実であり、それが全く無かったという質のものであれば、日韓合意も存在しない。
歴史認識もあやふやなため、政府見解も無視した、単なる加害事実を消すためだけの虚言の垂れ流しは、日本国民の民度を下げる行為であり、誰も得しない。

世界に類のない沖縄の平和の礎の存在や、戦争の悲惨さを風化させないよう各地の戦跡や慰霊の日の式典などを大切に守り続ける意味も全く理解できない、その程度の人間が金を出してメディアを利用し、政治的意図で嘘を垂れ流す行為は、世界から見た美しい日本のイメージを一気に貶めるものであり、許されない。

安倍自民党の国会議員を始め、ネトウヨを含めた安倍応援団は、勉強不足の上、物言いが下品で露骨である。
保守だ！愛国だ！
と言っているが、今までの保守とは似ても似つかない、質が悪く、愛国だと言いながら国を貶める行為が目について、見てて気持ちが悪い。