11月 3日(土・祝)
母は今年で86歳になった・・。
誕生日から数日が経ってしまったけれど、連休日の今日、実家に帰ってきた・・。
実家は、震災で被災した千葉県の旭市という田舎町。
田畑の中で、どこの家も、千葉県ならではの“マキの木”の塀で囲まれている。
実家の北側に、父方の本家があり、今日は、父より7年先に亡くなった叔父さんの仏前も参って来た。
本家の叔母さんと母は一つ違いで、とても仲良し・・。
まるで、きんさん、ぎんさんのようです。
話し相手がいて、良かった・・・。
今日は、私一人で来たので、母と二人きりの時間を持てた。
母は、亡き父の話を沢山してくれた。
堅物で頑固で新し物好きで、自動車もカラーテレビも、何でも村一番に買っていた人。
でも、決してギャンブルや無駄遣いは一切しない堅実な父だった・・。
そんな父は、私の知らないところでは、母への思いやりの深い人だったらしい・・
父も、亡くなってから半年近くが経ち、母は、父の衣類などをそろそろ廃棄しようとしたらしいけれど・・。
捨てきれずに又、持ち帰ってしまったという・・。
母の父への思いが伝わってきた・・。
叔母さんが、私に言った・・。
「兄弟で独り身は明未ちゃんだけだから、おじいさんは、『明未だけが心配でね~・・』って、いつも言っていたんだよっ」って・・。
胸が熱くなった・・。
母も、同じ思いでいるのでしょうね~~・・。
ゴメンね、二人とも・・。
帰り道、“地井武男”さんが、良く寄ってくれたという、“八日市場ふれあいパーク”で、地井さんの写真を眺め、父の遺影に飾る花を買って帰って来た・・。