10月22日(木)
昨日、『千日回峰行』の過程での、「堂入り」という、9日間、一切の飲食を絶ち、横になることも許されないという行を、無事終えた住職がいたという・・。
“釜堀浩元(こうげん)師”。
新聞、テレビなど報道で知った。
今の時代に、凄い信念を持たれた方だなぁ~~・・。
実は、私は、この荒行の事は、今から十数年前、松山千春さんのコンサートで知った。
千春さんは、天台宗大阿闍梨(だいあじゃり)で、故酒井雄哉さん(享年87歳)にお会いし、色々学ませて頂いたらしいです。
酒井さんは、この荒行「千日回峰行」を二度達成されている方だそうです。
★酒井雄哉さんの座右の銘・・「行く道は精進にして、忍びて終わり悔い無し」。
私には、一生涯、理解出来ない名言です。
千春さんのコンサートで、酒井さんのお話を伺い、私は、この仏様の世界に、少し、興味を抱くようになりました・・。
年を重ねるごとに、法事の回数も増え、お坊さんにお目に掛かる機会が増えたからかも知れません・・。
私なんて、到底、足元にも及ばないけれど・・、釜堀師、是非、この「千日回峰行」という、荒行を達成されて、見事、『大阿闍梨』になられて欲しいですね~~・・。
※釜堀師は大津市の比叡山・無動寺谷にある明王堂にこもり、堂入り達成後には、不動明王の化身「当行満阿闍梨(とうぎょうまんあじゃり)」となったそうです。
千日回峰行
比叡山の峰や谷を7年かけて計1千日巡り、礼拝する厳しい修行。山川草木などあらゆるものに仏の姿を感じながら歩く距離は地球1周分(約4万キロ)。修行を始めてから700日を超えると9日間、食事や水、睡眠を断って不動真言を10万回唱える「堂入り」の行が課される。その後は山中だけでなく、京都市内でも礼拝する。満行すると、行者は大阿闍梨と称され土足で宮中に参内することが許されてきた。