名古屋発のフルーツ大福の人気店が北海道初上陸した「覚王山フルーツ大福 弁才天 円山裏参道店」です。市場から直送される季節のフルーツを黄金比に拘った白餡と求肥で手包みしたフルーツ大福の専門店だとか。店の狙い通りの美味しい大福ですが❝円山裏参道らしい円山価格”です。
今日は「覚王山フルーツ大福 弁才天 円山裏参道店」でフルーツ大福のテイクアウトです。この店は地下鉄東西線「円山公園駅」から「南1条通り(裏参道)」に出て「西18丁目駅」方向に数分歩いたところ、丁度「西25丁目通り」との交差点の角にあるビルの1階です。以前は輸入雑貨の店だったのですが9月頃から改装工事が始まりました。「何の店になるのだろう?」と関心を持って見ていたら10月27日にこの店がオープン。看板からも店前に置かれたチラシからもフルーツ大福の店のようで暫くはいつ見ても店前には行列ができていました。最近は落ち着いてきたようで本日の散歩の帰路に店前を通ると誰も店外に並んでいる人はいないので立寄ってみました(地図)。
「裏参道」に北向きに面した店の外観。
店の看板。大福を紐で切った時の断面が使われています。「#萌え断」としてSNSで話題となり人気が増したとか。
店内にフルーツ大福が並びます。「無花果(イチヂク)とマンゴは売り切れましたが後はご用意できます」ということで、いちご、キウイ、温州ミカン、マスクメロン、洋梨、柿、シャインマスカット、りんご、梨、完熟パインなど10種類ほどから選ぶことに。なお販売カウンター奥の厨房では6~7人のスタッフがせっせとフルーツ大福を製作中でした。
「いちご」や「温州みかん」などは値段が3種類あります。フルーツの大きさによって価格差があるそうです。それにしても良いお値段です。
なおコロナ対策として入店は1組まで。後ろに並ばれないのでじっくりと選ぶことが出来ました。
購入したのは「いちご(小)」、「温州みかん(極小)」と「キウイ」。価格に気後れしてつい控えめの買い物になりました。断面カット用の紐をつけてくれます。
断面カットした「いちご(小)」税込み560円。いちごの品種は「にこにこベリー」。
「キウイ」同550円。
「温州みかん(極小)」同400円。
店の宣伝文句です。“「覚王山フルーツ大福 弁才天」ではフルーツ本来の味を引き立てる白餡と求肥の⻩金比にこだわりました。市場から直送される季節のフルーツを、素材の味を生かした甘さ控え目の白餡と、高級羽二重粉を使用した上品な求肥で手包みしたフルーツ大福をご堪能下さい”。
食べたのは3種類ですが
店の宣伝文句は決して誇大ではなく狙い通りの味です。美味しいです。フルーツは驚くほど紐で綺麗に断面カットできるほどの完熟度ですし、黄金比というだけの白餡と求肥の絶妙のバランスでした。「暖簾分け制度」(ある種のフランチャイズ・チェーンでしょう)もあり愛知・中部から東京、大阪も含め全国で70店舗ほどを展開する人気なのも納得の味わいです。ただ価格がかなり気になります。店のウェブサイトを見ると決して“円山価格”ではなく全国的にこの価格のようです。
店で売り切れと言われた「無花果」はなんと1個1,300円でした!(写真はウェブサイトより拝借)。完熟フルーツに大きさがまちまちのフルーツに合わせた手作りの人件費もわかりますが・・。
美味しいフルーツ大福です。完熟のフルーツとそのフルーツの味を引き立てる黄金比の白餡に求肥、店の宣伝そのままの味は完璧です。ただ貧乏性の身にはどうしても値段が気になります。それでも全国に展開する人気店ということは需要があるということなのでしょう。個人的にもお土産にもらったら嬉しいです。ご馳走様でした。
「覚王山フルーツ大福 弁才天 円山裏参道店」
札幌市中央区南2条西25丁目1−1 011-688-8385
営業時間 10:00~19:00(完売次第閉店)
定休日 不定休
https://benzaiten-daifuku.jp/
(2021.12.5訪問)