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札幌・円山生活日記

五味を楽しむ大人のカジュアルフレンチ〜円山・裏参道「Le Sucre(ル・シュクレ)」~

本日は円山・裏参道(南1条通)にある大人のカジュアルフレンチの店「Le Sucre(ル・シュクレ)」で誕生日ディナーです。我が家では妻も私も誕生日は7月なので合同誕生日ランチ/ディナーを毎年この時期に催しています。札幌・円山生活も5年目に入り近所の関心店の多くは訪問済みですがこの店は初めてです。
円山・裏参道(南1条通)に南向きに面した「Le Sucre(ル・シュクレ)」。地下鉄東西線「円山公園駅」から東に徒歩6~7分です(地図)。
営業スタイルは独特で週の前半は料理教室、後半(金・土・日)はディナーで旬の食材を取り入れた月替わりのコース料理を提供します。税込み6,600円、8,800円、11,000円の3種類のフルコースで値段は料理素材の違いだそうです。
100年前のアンティークという木の内扉を開けるとオープンキッチンにポットの照明の小さな店内です。レイアウトは予約状況で調整可能なようですが当日は2人用×3、4人用×1の4テーブルでした。料理教室の際はオープンキッチンを生徒さんが取り囲むシェフのデモンストレーション型で行われるようです(上掲画像は店のウェブサイトよりお借りしました)。
コンセプトは『クラシックモダンな空間で五味を楽しむ大人のカジュアルフレンチ』。フレンチをベースとし和のテイストなども取り入れているとか。お箸も用意されます。
本日は8,800円のコースを予約しているので当日の選択はドリンクのみ。ボトルワインもリーズナブル価格で取り揃えられていますがグラスでも泡1・白2・赤1用意されていました。まずは泡でチリ最古のワイナリーの一つである「ウンドラーガ 」のスパークリング「Undurraga Sparkling Brut(ウンドラーガ スパークリング ブリュット)」(グラスで税込み850円)。右は妻の「自家製ゆずスパークリング」(同450円)。店で使用される多くの野菜類は奥様の実家である石狩から届けられたものだそうです。
前菜の1品目「生マグロとズッキーニのサラダ」。
根室産の塩水ウニが添えられ自家製ハーブとナッツのソースで味付けです。素材一つ一つの味を噛みしめお箸でいただきます。
早くもワインは2杯目。南オーストラリア州の「ワインメーカーズ・ノート・シャルドネ“バッチ 106”(WINEMAKERS NOTES “Batch 106” Chardonnay2023)」(同700円)。爽やかな果実味のシャルドネです。
2品目の前菜「自家製ブリオッシュのポークリエットとスパイス胡瓜のサンド」。ハンバーガーのように手づかみでいただきます。
前菜3品目は「冷製コーンポタージュ」。仏風茶碗蒸しのフランが入りゴルゴンゾーラチーズと黒コショウにトリュフオイルでアクセントです。以上の前菜3品とも手の込んだ美味しい料理です。しかもシェフの見事な手腕で手際よくサーブされます。さすが!と思います。
魚料理に合わせたという白ワインはスロヴェニアの自然派オレンジワイン「シュテッカー マルヴァジア(Malvazija Stekar)」。果実味のかなりしっかりしたワインです。
魚料理は「大分産ハモのフリット」。
ハモの周りには塩レモンソース、さらにブリッコリーのソースが添えられた夏らしい魚料理です。美味しいです。
肉料理に合わせたグラス赤ワインはルーマニアでボルドーの有名ワインに比肩する品質のワインを造るという「アリラ トリブン(Alira Tribun 2018)」(同900円)。葡萄はメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、土着のフェテアスカ・ネアグラです。グラスワインもリーズナブルな価格設定でした。
肉料理は「白老牛ランプのソテー」。
1時間ほど低温調理で旨味を閉じ込めたランプ肉に赤ワインソースに粉末オリーブオイル。ミニ大根や大葉なども良い味わいです。
口直しの冷菓は「ルイボスティーのゼリー」。
デザートは「ブルーベリーのセミフレッド(アイスケーキ)」にアールグレーのクランチのせ。事前に伝えていたので誕生日ロウソクが添えられました。
最後のドリンクはエスプレッソ。大変美味しくいただきました。値段も円山界隈のディナーにしてはリーズナブルなので再訪間違いなしです。ご馳走さまでした。

退店する頃には陽も落ち店の外観も雰囲気を増していました。

店前の裏参道(南1条通)。この時間になると人も車も極端に減ります。閑静な住宅街です。

「Le Sucre ル・シュクレ」
札幌市中央区南1西21-2-7
TEL/FAX :011-640-6699
OPEN:金・土・日曜日 18:00~22:00(LO20:00)
料理教室・定休日:月~木曜日
(2024.7.19)


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