毎週日曜日のみ円山・表参道に現れる北海道産米粉のカヌレ専門店「MONO-Sunday Pop up Store.」。熟練の職人が作る常識を塗り替えるという究極の「ガリっ・トロっ」食感のカヌレが自慢です。東川町でカフェ「Wednesday cafe&bake」を経営するオーナーが2022年の専門店出店を目指し自信作を先行販売中です。
先週の日曜日にこの界隈を散歩していた時です。「和食創庵 六花」前を歩いていると見慣れぬ垂れ幕が店頭に掲げられています。聞けば日曜日限定で「六花」の店舗を借りて北海道産の米粉で作ったカヌレ(だけ)を売っている店だとか。もらったチラシに記されていた店の公式Instagram【mono.canele】を見ていると何やら意欲満々のお店のようです。そこで日曜日を待って商品が揃うという午前11時を目指して出かけてきました。店は「和食創庵 六花」内ですので、地下鉄東西線「西18丁目駅」の1番出口から「札幌市医師会ビル」のある交差点を右折し北へ、「北1条宮の沢通り」で左折してすぐのところです(地図)。
「和食創庵 六花」の目立つ赤い壁の横に「MONO-Sunday Pop up Store.」の垂れ幕がかかっています。
更にこのような立て看板も店先に出ています。
この店は大雪山系旭岳麓の東川町にカフェ「Wednesday cafe&bake」を経営する齋藤氏が、地元の名産品であるお米を使ったメニュー開発の中で米粉のカヌレを誕生させ評判となったことが始まり。そのカヌレをより多くの人に届けようと専門ブランド【MONO】を立ち上げ2022年の専門店出店を目指しクラウドファンディングをスタート。同時に改良を重ね続けるカヌレを一般客の試食・評価を受けて完成させる目的で日曜日限定で開いている店だとか。
そのためか店内には特別な装飾はほとんどなく「六花」のダイニング・スペースの一角でカヌレ(だけ)を販売しています。
本日のカヌレは4種類。「クラシック」、「ショコラ」、「黒糖きな粉」、「コーヒー」です。いずれも1ケ税込み340円。
「MONOのこだわり」。下記の食感を生み出すための素材・製法等への拘りが書かれています。
"MONOのカヌレの最大の特徴は、カヌレの魅力でもある食感のコントラストを極限まで極めた事。まるでキャンディーのようなガリっ・ザクっとした外側のクラストに、とろけるようなクリーミーな内側のクラムを合わせました。”
"伝統的なカヌレは中のクラムがむっちり・もっちりとした食感ですが、MONOのカヌレはそのクラムの食感を滑らかで舌触りの良いカスタードクリームやプリンのような食感を目指し作られています。このガリっ・トロっの食感のコントラストは決して他では味わう事のできない、究極の食感のコントラストなのです。”
本日購入した(奥左より)「クラシック」、「黒糖きな粉」、(前左より)「コーヒー」に「ショコラ」。
「クラシック」。まさに外側はキャンディーのようなガリッ・ザクッ、中はカスタードクリームのような食感です。4種類の中で最も"究極の「ガリっ・トロっ」食感”が味わえます。そんなに多くのカヌレを食べてきた訳ではありませんが初めて体験する魅力的な食感と味わいです。
「ショコラ」。ダークチョコとミルクチョコをブレンドしたという中はチョコ・カスタードのようです。外側のガリっと感は少し弱まり適度な内外の対比が良い感じです。
「黒糖きな粉」。個人的な好みで申し訳ありませんが本日の4種類の中ではトッピングのきな粉以外にあまり特徴を感じませんでした。
最も気に入った「コーヒー」。外側のガリっと食感にエチオピアブレンドを練りこんだという少し苦味の効いたコーヒー・クリームがベスト・マッチです。来週も買いに行こうかと思わせる味わいでした。
この究極の「ガリっ・トロっ」食感は気に入りました。焼き菓子好きで近くの方は一度試されてはいかがでしょうか。味の好みはひと夫々ですが応援したくなるような意欲作です。またの日曜日にも足を運んでみたく思いました。ご馳走様でした。
「MONO Sunday pop up store.」
札幌市中央区北1条西20丁目(「和食創庵 六花」内)
*毎週日曜日のみ営業
*営業時間などは公式Instagram【mono.canele】でご確認下さい。
(2021.8.22訪問)