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札幌・円山生活日記

「さっぽろ菊まつり2022」と「北海道四季マルシェ」と。

札幌市制100周年を記念した「さっぽろ菊まつり」が11月2日(水)~4日(金)の4日間、地下歩行空間(チカホ)などの会場で開催。札幌菊花同好会の皆さんなどが丹精込めた約900点の菊が展示され見事な出来栄えを披露しています。またJR札幌駅直結の札幌ステラプレイスセンター1階に11月1日(火)にオープンした「北海道四季マルシェ」は土産品と日常の食を集めた新業態の店舗です。

今日は「さっぽろ菊まつり2022」鑑賞と「北海道四季マルシェ」での買い物です。昨年も鑑賞した「さっぽろ菊まつり」が11月2日(水)から開催されており会期中どこかでの訪問を予定していました。そんな折、北海道新幹線の延伸工事に伴い閉店したJR札幌駅西コンコースの土産店「北海道四季彩館」の後継として「北海道四季マルシェ」が大丸百貨店向かいのステラプレイス1階に11月1日(火)にオープンしたとの新聞報道がありました。新店舗は旅行客に加え地元客にもターゲットを広げ北海道グルメを充実させているとのこと。それでは都心に出る機会に併せて訪問しようとやってきました。

【さっぽろ菊まつり2022】
1963年(昭和38年)から続く「さっぽろ菊まつり」は道内有数の菊まつりで、大きさや美しさの評価によって審査された優秀作品には各省の大臣賞や北海道知事賞などが与えられる本格的な競技会。 60回目の今年は札幌市制100周年を記念した開催です。  


大通ビッセ前「優秀作品」展示コーナー。会場に置かれたチラシに菊の分類や仕立ての種類などの解説があります。

金賞・農林水産大臣賞の作品。3本仕立(管物)。1本の苗を摘心して3本に分枝させ花を前2輪、後1輪に配した仕立て方で大菊の標準的なつくりだそうです。高さは90~160センチにもなるとか。花弁は細長い管状の管物(くだもの)。
金賞・総務大臣賞の作品。同じく3本仕立(管物)。

金賞・札幌市長賞のだるま仕立て(管物)の作品。3本仕立の菊を矮化剤により高さ65センチ程度にしたつくり。花を咲かせる姿がだるま人形に似ていることから名前がつけられたそうです。
金賞・北海道知事の福助仕立ての作品。鉢よりも大きな花を咲かせる姿が福助人形に似ていることから名前が付けられたつくりだとか。

金賞・環境大臣賞の懸崖仕立(けんがいしたて)の作品。断崖絶壁などに自生している木の姿を菊で表すつくりだそうです。色々な仕立ての種類があるものです。

さっぽろ地下街オーロラタウン(オーロラスクエア)の「オーロラ花壇」。


「チカホ」大通~北1条の「小中学生の部」の作品。立派なものです!
同じくA級「大輪・一本仕立」のコーナー。過去の受賞歴からA級~C級にランク分けされA級は経験者。菊は花径が18センチ以上のものを大菊、花径が9センチ以下のものを小菊と呼ぶそうです。また一本仕立は1本の苗から作るもっとも基本的なつくりだとか。

「チカホ」北1条~北2条の「大輪・三本仕立(厚物)」のコーナー。1本の苗を摘心して3本に分枝させた三本仕立の《厚物(あつもの)》。大菊の代表的な花形で数百枚の花弁が中央の花芯に向かって鱗状に組みながら球状に丸く盛り上がり「盛り咲き」とも言われるそうです。
「チカホ」北1条~北2条の「大輪・三本仕立(管物)」のコーナー。
菊が《掴》に《一文字》のコーナー。《掴(つかみ)》は花弁の盛り上がる部分が手を固く握って上向きにしたような花形のものだとか。
《一文字》は平弁の一重咲きで キクの紋章に似ていることから《ご紋章ギク》とも呼ばれるそうです。

「チカホ」北2条~北3条の「ドーム菊」のコーナー。日本の菊がアメリカに渡って改良されたのち再導入されたもので、自然に芽止まりして分枝を繰り返し半球形のドーム状になることからこの名で呼ばれているとか。
展示は「チカホ」北3条広場まで続きました。見応えのある展示会でした。

【北海道四季マルシェ】
札幌ステラプレイスセンター1階に誕生した「北海道四季マルシェ」。11月1日(火)の開店日には入店待ちの行列ができたそうです。JR札幌駅では新幹線工事のため「パセオ」や「北海道どさんこプラザ」、「北海道四季彩館札幌西店」などの営業終了や一時休止などが相次いでおり観光客と地元客を引きつける代替店舗にもなりそうです。 
木がふんだんに使われている店内は奥行きもあり“散策路のように商品を探すワクワク感や選ぶ楽しさが感じられる”ようになっているとか。観光客と札幌市民を引きつける商品が揃えられているそうです。

お弁当・総菜品に・・。

スープカレーやラーメンなどの人気の土産品に加え・・。
目玉の店舗の一つが「札幌農学校」。「きのとやグループ」のKコンフェクトが出来たてスイーツ「札幌農学校/焼きたてクッキーサンド餡バター」を初展開。
北海道初登場の道産バターのバタークリームと十勝産あずきを挟んだ「焼きたてクッキーサンド餡バター」と放牧している牛の牛乳を使った限定品「放牧酪農ミルクソフト」を販売。「焼きたてクッキーサンド餡バター」は1人15個まで。

もう一つの目玉がザンギで知られる「中国料理布袋(ほてい)」の持ち帰り専門店。
1997年創業のマチ中華「布袋」の看板商品《ザンギ》を店内厨房から揚げたてアツアツで提供するほか店内で蒸し上げる《中華まん》も販売。

入口すぐの地域の旬の食材を集めた店舗のコーナーには第一弾としてすすきのを中心とした青果卸売販売業者「水戸青果」が期間限定で出店。旬の野菜や果物を販売しています。
開店セールとして数量限定で仁木町の《シャインマスカット》(1房1,500円)と野菜類の盛り合わせお得パック(1,000円)を販売していました。
購入したお得パックにはミニトマト、林檎、グリーンバタビア、パプリカ、椎茸、じゃが芋、カブの7点が入っていました。店頭価格が1品200円~程度だったのでパックで1,000円は確かにお得です。


「中国料理布袋」の看板商品《ザンギ》(3ケ600円)と《中華まん》(340円)に開店記念品《中華まん(小)》でした。ランチに「水戸青果」のサラダなどとともに北海道グルメを堪能させていただきました。大変結構な北海道ランチでした。

「さっぽろ菊まつり」
開催日程:2022年開催日 11月2日(水)~4日(金)
会場:札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)、さっぽろ地下街オーロラタウン(オーロラスクエア)
問い合わせ(TEL):】011-281-6400/さっぽろ菊まつり実行委員会(札幌観光協会) 

「北海道四季マルシェ」
住所:札幌市中央区北5条西2丁目 札幌ステラプレイスセンター1階
営業時間:8:00~21:30
電話番号:011-209-5337
(2022.11.3訪問)

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