「大通公園」近くの市電通りに面するビル2階のイタリアン「Trattoria Terzina(トラットリア・テルツィーナ)」。“シンプルに素材を生かし、美味しい料理と、居心地のいい空間”がコンセプト。北海道で育った野菜、肉、魚介をイタリアの調理方法を使って美味しく食べてほしいとの想いを“北海道発イタリア料理”と表現する堀川秀樹シェフの人気店です。
本日は「Trattoria Terzina(トラットリア・テルツィーナ)」でイタリアンランチです。北海道産の素材を活かした“北海道発イタリア料理”を主導する堀川秀樹シェフが腕をふるう店で以前は「サッポロファクトリーレンガ館」にありました。一度行きたいと思っていたのですが同館の耐震補強工事による一時休館に伴い南1条西6丁目の現在の店舗に移転していきました。かなり時間が経ちましたが本日予約を入れて漸く出かけることができました。店の場所は地下鉄「大通駅」1番出口から市電通りへ少し歩いた交差点角のビル2階です(地図)。
「トラットリア・テルツィーナ」の入る「第27桂和ビル」。市電通りに北向きに建ち1階には「コメダ珈琲店」が入ります。
階段若しくはエレベーターで2階にあがったところの店舗入口。
扉を開けるとピンクの豚さん像がお出迎え。シェフがタイから持ち帰りサッポロファクトリー店に置かれていたものを移転に伴い慎重に運んで来たとか。タイの神様とされている幸福を呼ぶピンクの豚さん「ガネーシャ」から『ガネちゃん』と呼ばれているそうです。
店内のようす。市電通りに向かって窓が大きく取られ開放的で明るい雰囲気です。華美な装飾を配したシンプルで味を追求する実質本位を感じます。
オープンキッチンで腕を振るう堀川秀樹シェフ。神奈川出身でローマやヴェネツィアでの修業を経て1998年に藻岩山ロープウェイ麓にて開業。当時3人で立ち上げたことから音楽用語で3連符を意味する「テルツィーナ」と名付けたそうです。2004年にサッポロファクトリーレンガ館に移転し17年間営業の後、同館の耐震補強工事を受けて2021年11月に現在の店へ。
オープンキッチンで腕を振るう堀川秀樹シェフ。神奈川出身でローマやヴェネツィアでの修業を経て1998年に藻岩山ロープウェイ麓にて開業。当時3人で立ち上げたことから音楽用語で3連符を意味する「テルツィーナ」と名付けたそうです。2004年にサッポロファクトリーレンガ館に移転し17年間営業の後、同館の耐震補強工事を受けて2021年11月に現在の店へ。
それではメニューを拝見。平日と土曜日限定でお得なランチコースがあります。パスタは6種類から、メインは2種類から選択です。
ドリンクメニュー。グラスワインも泡・白・赤と7種類用意されています。
〈Bコース〉(前菜+パスタ+メイン+パン+コーヒー/紅茶)(税込み2,800円)の前菜盛り合わせ。グラスの白は「Le Monde(レ・モンデ)」のシャルドネ(同1,300円)。
前菜は「イタリア風オムレツ(フリッタータ)」、「4種キノコのマリネ」に「たまねぎ(札幌黄)のムース」。
自家製のフォカッチャ。
ここまでは良かったのですが次のパスタが来ません。シェフ1人でパスタ料理を1品1品作っているようでテーブル人数分にパスタの茹で時間がかかります。時間潰しに見ていた外の市電を何台見送ったことか・・。
20分~30分は待ったでしょうか。漸く「厚岸産あさりのアーリオオーリオ」が登場。2人でシェアできるように最初から2皿に分けて提供されます。
大粒の厚岸産あさりにニンニクの香りが良いパスタです。美味しいのですが待ち過ぎて“あっ!”と言う間に食べてしまいました。キッチンにはシェフ以外にもスタッフがいるようなので手伝わせても良いのではと少し残念です。
「ジャガイモのニョッキ/手長海老のトマトクリームソース」も2皿に分けて提供。美味しいです。
メインの「知床鶏もも肉のグリリア」と「平目の香草パン粉焼き」は1人前を半分ずつ一緒盛りで出てきます。赤ワインのグラスは「ENRICO SANTINI/POGGIO AL MORO(エンリコ・サンティニ/ポッジオ・アルモロ)」(同1,300円)。サンジョヴェーゼにカベルネ等を配した力強い味わいのワインです。
メイン料理はシェフとは別のスタッフの担当のようで順調に料理が出てきました。1人前を半分にすると少し小さいのが気になりますが良い味わいです。次回はアラカルトでガッチリと食べたいとも思います。待ち時間の問題は我が家のかなり後から来た4人組が順調に食事を済ませ(Aコースにデザートなし)先に帰っていきましたので我が家が特に巡り合わせが悪かったようです。
追加のデザートは「フレッシュチーズのムース」と「ブルーベリーのジェラート」。1人前+同400円でした。ご馳走様でした。
1998年に伏見に開業して四半世紀近くの長きにわたり愛されてきた“北海道発イタリア料理”。本日は大変たいへん巡り合わせが悪かったですがその一端を味わせていただきました。ご馳走さまです。
店の前を走る市電。便利な良い場所にあります。
「Trattoria Terzina(トラットリア・テルツィーナ)」
札幌市中央区南1条西6丁目1-4 第27桂和ビル2F
電話:011-221-3314
札幌市中央区南1条西6丁目1-4 第27桂和ビル2F
電話:011-221-3314
(2023.11.22)