本日は「北海道大学」です。6月7日(金)からの大学祭「第66回北大祭」に合わせて開催された企画観覧、併せて夏季期間公開中の「札幌農学校第2農場」の見学や「イチョウ並木」などのキャンパス内の散策に出かけてきました。大学祭企画は満員御礼で敢え無く断念したのですがキャンパス内散策は十分に楽しませていただきました。
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北海道大学正門。JR札幌駅北口から徒歩10分弱です。「第66回北大祭」の会期は6月7日(金)~9日(日)の3日間です。
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正門入ってすぐの「中央ローン」。緑に囲まれた寛ぎの空間です。
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「古河講堂」。1909年(明治42年)建築の登録有形文化財。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/62/13be7d4007ebe1df83a12939f9a268b9.jpg)
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人気の写真撮影スポットでもある「クラーク博士像」。
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「中央道路」両サイドにはテント店舗が並び多くの人で賑わっています。目指した企画は満員で入れず目的をキャンパス散策に切り替えテントの裏側を迂回して工学部棟付近へ。
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工学部棟付近から見た「イチョウ並木」。
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秋の「金葉祭」時期の黄葉したイチョウが名物ではありますが緑の時期のイチョウ並木も綺麗です。奥が「北13条門」。
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逆アングルで「北13条門」を背に見た「イチョウ並木」。続いて「ポプラ並木」と「平成ポプラ並木」へ。
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「ポプラ並木」。
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「平成ポプラ並木」と第一農場で草を食む羊たち。「平成ポプラ並木」は2001年(平成13年)の創立125周年記念事業の一つとして造られ古い「ポプラ並木」から採取された挿し穂から育てられたとか。
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そして国指定重要文化財「札幌農学校第2農場」です。1876年(明治9年)に開校した札幌農学校(現北海道大学)における近代的な大規模有畜農業普及の拠点として建てられた模範家畜房(モデルバーン)、穀物庫、種牛舎、牧牛舎、収穫室・脱ぷ室、秤量所、釜場、精乳所、事務所の計9棟が現存します。
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「札幌農学校第2農場」は日本最古の洋風農場建築の価値が認められ1969(昭和44)年に国の重要文化財に指定されています。見ているだけでも美しい姿です。
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「牧牛舎」と付属するサイロ。
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コロナの時期は閉鎖されていましたが今夏期間より「牧牛舎」、「模範家畜房(モデルバーン)」と「穀物庫」の屋内が一般公開されています。「牧牛舎」内には古いトラクターなどが展示されています。
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「模範家畜房(モデルバーン)」の1階には分娩房や哺乳子牛房の区画が残されるとともに2階には明治時代に米国から輸入された大型農機具や道内で試行錯誤しながら作られた農具などが展示されています。
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明治期の洋式畜力農機具やたい肥散布機。
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「穀物庫」(右)及び「収穫室」等。
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「穀物庫」では鍬鋤のコレクションのほか『北海道稲作の大発明「水稲直播器」』などが展示。水稲の直播栽培は近年の生産コスト削減策として注目された技術だと思っていたのですが北海道では明治期より普及していたとか。“田植え稲作は苗代で育てた生育期間を伸ばし増収に結びつくため、日本では奈良時代から始まっていると言われる。しかし、冷涼地の北海道は、府県の慣行移植栽培法を採用すると生育が完全に登熱しないため、むしろ籾を直播する手法の方が登熟しやすく増収になる。そのため昭和の初めに「保温折衷苗代」が発明されるまで直撒栽培が通常であった”そうです。冷涼な気候で行う大規模な北海道農業にとっては極早生種「坊主」と直播器「たこ足」に裏打ちされた直播栽培は日本を代表する稲作地帯に成長する基盤をなす技術だったようです。大変勉強になりました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/bc/9491b6e269187224d87f39e549209da1.jpg)
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「釜場」と「精乳所」(奥)。特に内部の開放はありません。
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「札幌農学校第2農場」の夏季期間の施設開放は今年初めての機会でしたが見応えがありました。大変良い企画でした。ありがとうございます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/98/c957db5fb36b06f0d2f23d8f21f6533a.jpg)
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「札幌農学校第2農場」前では大学祭関連イベントで馬車の運行でした。
北海道大学「札幌農学校第2農場」
公開期間・時間:屋内10:00~16:00(4月29日~11月3日)/屋外8:30~17:00(通年)
休館日:毎月第4月曜日
交通案内:地下鉄南北線「北18条駅」から徒歩10分
(北海道札幌市北区北18条西8丁目)
問い合わせ先:北海道大学総合博物館(TEL:011-706-2658)
休館日:毎月第4月曜日
交通案内:地下鉄南北線「北18条駅」から徒歩10分
(北海道札幌市北区北18条西8丁目)
問い合わせ先:北海道大学総合博物館(TEL:011-706-2658)
(2024.6.11)