「いわみざわ公園」は北海道岩見沢市の南東部の丘陵地帯にある大規模都市公園。約183ヘクタールの広さを持つ公園内には、バラ園や室内公園・色彩館のほか、北海道グリーンランド遊園地、野外音楽堂キタオン、キャンプ場、パークゴルフ場などの施設があります。園内の「バラ園」では約4haの広大な敷地に約630品種8800株のバラと北海道原産のバラであるハマナスが植栽されています。
今日は「いわみざわ公園バラ園」です。北海道内で有数のバラの名所ということで初めての訪問となります。先般訪問した同じくバラの名所と言われる「えこりん村・銀河庭園」では時期を見誤ったようで十分にバラを楽しむことができませんでした。今回も少し遠出となるので同じ失敗は悔しいので園のウェブサイトをこまめにチェック。6月25日(土)から「いわみざわローズフェスタ2022」も始まりバラも全体に見頃のようなので本日出かけてきました。アクセスはJR「札幌駅」から函館本線普通列車に乗り40分ほどで「岩見沢駅」に到着、駅前のバスターミナルから15分ほど北海道中央バスに乗り「いわみざわ公園」バス停に到着しました。
「いわみざわ公園バラ園」の入口。
「いわみざわ公園バラ園」の駐車場。多くの車が駐車していました。奥は室内公園「色彩館」。
「いわみざわ公園バラ園」の全体見取り図で散策ルートを確認。バラ園は第39回全国都市緑化北海道フェア「ガーデンフェスタ2022」(6月25日~7月24日)の協賛会場の一つです。
まずは「整形式ローズガーデン」へ。
「整形式ローズガーデン」は一般的に「バラといえば!」というと思い浮かぶような大輪系のハイブリッド ティー ローズや、中大輪房咲きのグランディフローラ ローズ、フロリバンダ ローズが主体の花壇だそうです。
植栽されている約630種類ものバラの中から見頃と感じ目を惹いたごく一部のバラを紹介します。こちらハイブリッドティーローズ《グランディ アモーレ》。
同じくハイブリッドティーローズ《ジェミニ》。
ハイブリッドティーローズ《アカペラ》。
ハイブリッドティーローズ《シューペルバルク》。
ハイブリッド ティー ローズ《ウェディングベルズ》。
ハイブリッドティーローズ《チボリ150》。
ハイブリッド ティー ローズ《ピース オブ フェリーニヒング》。
ハイブリッド ティー ローズ《フォークロア》。
グランディフローラ ローズ 《ストライクイットリッチ》
フロリパンダローズ《ノヴァーリス》。
フロリバンダローズ《ポラリスアルファ》。
フロリバンダローズ《ベティブープ》。
続いて「オールドローズの小径」へ。
「オールドローズの小径」は2013年の再整備で新しく誕生したエリアで、「ハマナスの丘」まで緩い傾斜が続く散策路の両脇を原種を含むオールド ローズが中心に植栽されているそうです。
ガリカローズ《カーディナルドゥリシュリュー》。
ハイブリッド パーペチュアルローズ《アンファン ドゥ フランス》。
「ハマナスの丘」。道内60市町村から各地に自生しているハマナスの提供を受け1995年に整備されたエリアだそうです。
《ハマナス》。
「イングリッシュローズガーデン」。
隠れ家のような雰囲気があるガーデンにはイギリスの育種家デビッド・オースチン氏が1961年に育種を成功させたバラを基にした品種群が植栽されているそうです。
シュラブローズ《サーウォルターラリー》。以上でバラ園の鑑賞終了。
次は室内公園「色彩館」へ。
「色彩館」には一年中芝生が楽しめる「大温室」や南国の植物を鑑賞できる「南国植物温室」があります。
受付には「いわみざわローズフェスタ2022」(6/25(土)~7/24(日))の企画として「花みくじ」が置かれていました。
「花みくじ」は一回100円。300個限定だそうです。バラの花はソープフラワーを使用した造花で持ち帰ることができます。
みくじは「中吉」でした。
「大温室」には4月下旬頃から5月中旬頃まで高さ4m約20品種のつるバラが見ごろとなるようですが終了していました。目を引いたのが《モントレイ・サイプレス(別名ゴールドクレスト)》の2本の大きな木です。
そして《アガパンサス‘ロッテルダム’》。
「南国植物温室」入り口。
《ブーゲンビリア》のアーチ。
噴水の周囲には珍しい植物が見られました。
天使の羽のような花が咲いている《パキスタキス・ルテア》でした。
休憩にレストハウス(無料休憩所)の「ルシェルローズショップ」へ。棟内には円山・裏参道にある「Lucci札幌円山店」の姉妹店があり盛況でした。特に屋外ベランダでバラ園を眺めながらの食事が人気のようでした。来年に再訪した際にはランチはこちらにしましょう。
「ルシェルローズショップ」のようす。
バラのソフトクリームなどがあります。
「ローズサンデー」税込み400円と「ローズソーダ」同350円。
「オリジナルソフトクリーム」のバニラ味とローズ味のミックス。同350円。
園芸店「花蔵ブッチパルケ」が併設されていました。多くの種類のバラの苗木が販売されており人気でした。
そろそろバスの時間ですのでバス停へ向かいます。JR岩見沢駅行は2時間に1本ですので逃すと大変です。園の駐車場には大型バスが4台も停まっていました。たくさんの園芸科か専門学校の学生さんがいたので団体での来園だったのでしょう。
バス停のある「バラ園」前の道路サイドには立派なポプラ並木が整備されていました。以上で本日の遠征は終了しバスに乗り「JR岩見沢駅」へ向かいました。
約4haの広大な庭園に咲き誇る約630品種8800株のバラは大変見事でした。品種によっては少し盛りを過ぎたようなものも見かけましたが中央の「整形式ローズガーデン」の色鮮やかなバラは香りも高く圧巻でした。大変満足しました。来年の再訪も決定です。ありがとうございました。
「いわみざわ公園バラ園」
岩見沢市志文町794番地
総合インフォメーション 室内公園色彩館 0126-25-6111
利用期間 4月下旬頃~ 11 月初旬頃
(バラの鑑賞期間は6月中旬~7月中旬頃・9月中旬~10月中旬頃まで)
開園時間 9:00~17:00
入園料 無料
(室内公園 「色彩館」は有料:大人100円・小中学生50円)
(2022.6.30訪問)