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札幌・円山生活日記

大阪土産の『面白い恋人』。~関西空港&伊丹空港~

吉本興業プロデュースの大阪土産『面白い恋人』。北海道の人気商品『白い恋人』を製造販売する石屋製菓との訴訟で話題になりました。パッケージデザインの変更と関西6府県での販売エリアの限定で和解し現在も関西の空港で販売中です。

大阪への一時帰郷の備忘録です。往路便は新千歳空港から関西国際空港(関西空港)に入り、帰路は大阪国際空港(伊丹空港)から戻ってきました。その際の関西空港と伊丹空港での模様ですが楽しみは大阪土産の『面白い恋人』でした。妻から❝見て面白そうだったら買ってきて!”と言われて伊丹空港の土産品販売コーナーで購入しました。新千歳空港に『白い恋人』と並んで売られているとシャレにはなりませんが伊丹空港などで大阪土産に買うのは良いかなと。特に北海道から来た人間には“面白い土産品”として一定の人気はありそうでした。

【関西空港】

「関西空港」南24番ゲートに到着した新千歳からのANA便。
空港2階の国内線ゲートエリア。
国内線ゲートエリアに接続する出発フロアのTasty Streetへ。新千歳空港発が10時30分、関西空港着が12時50分なので市内へ移動する前に何か食べようかと店を探します。次の予定の関係もあり“空港価格”も致し方なしです。

大阪のお好み焼き専門店「ぼてぢゅう」を発見。「ぼてぢゅう」は1953年(昭和28年)に大阪・難波(なんば)で創業しお好み焼きはじめ粉もん文化の食いだおれの街・大阪の味自慢のお店です。“大阪に来たので丁度いいや!”と思ったのですが長蛇の列です。
こちらの軽食系ならすぐに用意が出来るというのでカウンター席でいただくことにしました。

ガラス超しに調理風景を見ることが出来ます。

「たこ焼き」。6ケで税込み680円。“空港価格”は覚悟していたのですがちょっと〇〇すぎではありません・・?。
それでも‟久しぶりの大阪のタコ焼きだ!”と有難くいただきました。

1階フロアへ。国際線への乗り換えはこちらから。ソウル、台湾、香港、バンコック、クアラルンプール、シンガポールなどへの多くの国際便が飛んでいました。さすが関西国際空港です。

エスカレーターで2階へ上がりJRと南海電鉄の「関西空港駅」。
JR線に乗って市内へ向かいました。

【伊丹空港】
帰路はJR難波駅のバスターミナルからリムジンバスで伊丹空港に到着。
2階の出発フロアに上ると長い列が出来ている店がありました。大阪なんばの人気店「551蓬莱」です。レストランも豚まんや焼売などのテイクアウト品販売カウンターともかなり待たされるようです。豚まんを食べたかったのですが諦めます。

別の店を探しにSHOPS&RESTAURANTへ。2階出発フロアの北ターミナル(JAL)と南ターミナル(ANA)を連絡する中央ブロックの2階・3階にレストラン等があるようです。

2階の中央に土産品店「関西旅回記」がありました。先に土産品を調達します。

妻が話していた「面白い恋人」がありました。ゴーフレット16枚入りで税込み1,198円。北海道へ持ち帰る大阪土産としてかなり面白いので1箱購入しました。

何か食べておくかと店を探したのですが並ぶのも面倒くさいので列のない店にしました。北ターミナルの「上島珈琲店」。
特製「カツサンド」。同750円。ホットサンドでそこそこボリュームもありました。

食後は4階の展望デッキへ。展望デッキの一角にある「そらやんのおにわ」。“そらやん”は関西エアポートグループの公式キャラクターだとか。
展望デッキと同じ4階にはインテリア・雑貨の「ACTUS(アクタス)」がありました。

保安検査場の通過制限時刻まで少し時間があるのでカードラウンジへ。中央ブロックの3階にあります。羽田空港のようにカードラウンジが保安検査場の後にあれば良いのですが・・。
かなりの人の入りです。こちらでコーヒーをいただきました。

保安検査場を通過し・・。
搭乗待合エリアへの途中には土産品売り場「ANA FESTA 伊丹ゲートギフト店」がありました。
こちらにも「面白い恋人」が販売しています。ただ空港のウェブサイトを見ていても大人気商品とは言えないような販売状況のようです。
搭乗待合エリアのイートイン席。周囲にはたこ焼き、うどん、寿司など大阪グルメを最後まで楽しめるような配置で大変な賑わいでした。

出発ゲートへ到着。意外とコンパクトな空港です。
帰路のANA便は定刻より20分程遅れて札幌へ向け出発しました。


帰宅して「面白い恋人」の販売者表示を見ると販売元は「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」。吉本興行の子会社のようです。さすがは吉本だと思ったのですがネット検索すると「白い恋人」を販売する石屋製菓との間で訴訟があったようです。
「面白い恋人」は、みたらし味のゴーフレットでチョコレート菓子の「白い恋人」とは味的には全く異なる製品です。それでも商品名とパッケージデザインなどが問題視されたようです。更に北海道の空港などで「白い恋人」と並んで売られていて誤認し購入した人もいるとか。誤認ではなくても北海道旅行に来た人が土産品で「白い恋人」の近くに「面白い恋人」が売っていて“これ面白いやん!”と購入するとすれば石屋製菓としても太っ腹ではいられなかったのでしょう。


石屋製菓の「白い恋人」(左)と吉本興業の「面白い恋人」=共同
北海道土産の人気菓子「白い恋人」を製造販売する石屋製菓(札幌市)が、商標権を侵害されたとして、吉本興業(大阪市)などに菓子「面白い恋人」の販売差し止めや損害賠償を求めた訴訟は13日、札幌地裁で和解が成立した。吉本興業側がパッケージの図柄を変更し、原則として関西6府県での販売に限る。賠償金は支払わない。2社が同日、明らかにした。
石屋製菓側は訴訟で「面白い恋人は、名称や白を基調に青色や金色を配した箱の図柄が白い恋人と類似している」と主張。面白い恋人の約1年間の売り上げ約6億円の20%に当たる1億2千万円を支払うよう求めた。吉本興業側は請求棄却を求めていた。〔2013年2月13日・共同電〕


現在販売されている「面白い恋人」のパッケージ。しかも販売は伊丹空港などの関西に限定されたということで誤認の問題はないでしょう。そもそもは吉本側の知財に対する認識の甘さでしょうが「白い恋人」の存在を知っているからこそシャレが判るような気がします。その意味で北海道から来た人が関西の土産に買うという需要はある程度残りそうな気がします。石屋製菓の寛容さにも甘えつつ“まぁええやん!”って感じの土産品でした。ありがとうございます。

「関西国際空港(関西空港)」
住所:大阪府泉佐野市泉州空港北1
電話:072-455-2500

「大阪国際空港(伊丹空港)」
住所:大阪府豊中市螢池西町3丁目555
電話:06-6856-6781
(2022.12.5記)

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