今日は円山・裏参道にある「和仏料理 手打蕎麦 坂」です。四季折々の旬食材の和食コースの中にフランス料理の皿が加わり蕎麦で〆るという和仏コース料理と土日祝日限定で昼呑み蕎麦屋に変わるユニークな店です。和仏コース料理は我が家の年末恒例の〆外食で今年も予約して出かけてきました。
「シーズンビル」中央階段のドアを開けビルに入った右側奥です。
店頭に「和仏料理 手打蕎麦 坂」の小さな看板が出ています。
店内はカウンター6席と2人用テーブル席一卓の小さな店。
場所柄からも『大人の隠れ家』的な魅力ある雰囲気です。
ご店主は蕎麦屋をやりたくて料理の道へ進んだという坂さん。弟子入りを志願した蕎麦屋主人のアドバイスで和食店で修行し、その和食店ではワインの提供も行っていたことから別のフランス料理店でも研鑽を重ねたとか。このため『和食とフレンチの枠をこえて、四季折々の旬食材の和食コースの中に、メインのフレンチエッセンスが楽しいお店』を東京・恵比寿で開業、12年営業した後に円山へ移転してきたという経歴の持ち主です。
前述の通り昼呑み蕎麦屋となる土日祝日を除き予約制の和仏コース料理が基本ですので店での選択はドリンク類のみ。ワインはフランス産が中心です。
当日予約したのは全5品の【ランチコース】(税込み5,850円)。先付けは和で始まり「ちぢみほうれん草のお浸し」。ドリンクはグラスの白ワインで「LORON & FILS CHARDONNAY(ロロン エ フィス / シャルドネ)」(同830円)。
続いての前菜は「平目のカルパッチョ/かぶのソース」。
道産平目のカルパッチョと鬼おろし蕪(かぶ)に凝縮した出汁・オリーブオイル・酢・みりんを合わせたソースで和えていただきます。美味しいです。坂さんに『こちらは仏?和料理?』と聞くとフレンチテイストの前菜だそうです。
メインの「乳飲み子牛の香味野菜煮込み」。ドリンクはグラスワインの赤で「LORON & FILS Pinot Noir(ロロン・エ・フィス ピノ・ノワール)」(同880円)。
乳飲み子牛を香味野菜で煮込み、その煮込み汁と赤ワインでソースとしたもの。エリンギ、カリフラワー、青菜が添えられます。肉質のみっちり詰まった子牛肉に風味豊かなソースが美味しいです。
「手打ち十割蕎麦」。香りと腰のしっかりした蕎麦です。
鰹出汁香る濃厚ツユで喉越し良くいただきます。ツユは厚手の鰹節で濃厚に出汁をとって仕上げに薄切りの鰹節で香り付けした『鰹節ダブル使い』とか。薬味は辛み大根に山ワサビ。
蕎麦湯で割って鰹出汁の旨味を最後まで味わいました。
デザートは素材の味を素直に感じる「サツマイモのムースにアーモンドのアイス」。本日も最初から最後まで美味しくいただきました。ご馳走様でした。
「シーズンビル」前の交差点から見た「南1条通(裏参道)」。奥が「大倉山」です。
「和仏料理・手打蕎麦 坂」
札幌市中央区南1条西22丁目2-15シーズンビル1F
011-688-5117
営業時間 11:30~14:00 (ラスト入店) 18:00~22:00 (ラスト入店)
土日祝日、昼の蕎麦屋 11:30~14:30 (L.O)
定休日 不定休(ご予約頂けましたら営業致します)
http://www.saka-saka.com/
(2024.12.30)