札幌では珍しいちゃんぽんの専門店「ちゃんぽん一鶴(いっかく)本店」。南円山の住宅街の大衆食堂的な外観のお店です。旨味とコクのあるスープとしゃきしゃき野菜にもっちり麺で「ちゃんぽん」の印象が激変しました。
今日は南円山の住宅街にある「ちゃんぽん一鶴(いっかく)本店」です。この店は周辺を散歩していた際に発見したのですが「ふーん、ちゃんぽんの店か・・」と余り意識しませんでした。なんせ「ちゃんぽん」と言えば「コシの無い麺に薄い味の白濁スープ」というあまり良くない印象(某有名チェーン店には入店した記憶がないので別店からの印象と思いますが・)しかなかったからです。しかしネットで口コミなどを見ていると評判が良いようで近所なので「ちょっと試してみるか・」とやってきました。店は地下鉄東西線「円山公園駅」からでは「環状通り」でも「西25丁目通り」でも南へ歩き「旭山公園通り」と交差する1本手前の小道へ左折したところ、徒歩で15分弱のところです。

正面に「ツルハ・ドラッグ」、右前に「西友」が見えるこちらで左折です。奥は藻岩山。

少し小道を入ると見えて来る「ちゃんぽん 一鶴 本店」の外観。大きな鶴の看板が目立ちます。「営業中」の赤い幟旗も目印です。

店内はコロナ対応で間隔を開けたカウンター席が8席と・・。

窓に面した4人掛けのテーブル席が3卓。テレビが流れているところも大衆食堂の雰囲気です。

出入口脇の券売機で食券を購入し店の人に手渡します。

7~8分で到着した「ちゃんぽん」(税込み950円)に「日本一卵のゆでたまご」(同150円)のトッピング。具材は盛りの良いキャベツともやしなどの野菜がメインでシャキシャキして美味しいです。加えて小ぶりの海老と帆立が各2ケ、豚肉、イカ少々に蒲鉾、ニンジン、木耳、乾燥海老などです。スープはこってりした豚骨味に野菜や魚介の旨味が溶け込みニンニクが良いアクセントになっています。これまでの印象とは全く異なるかなり美味しい濃厚スープです。

トッピングの「日本一卵のゆでたまご」は全国の料亭や親子丼の有名店などで使われているブランド卵とか。確かに黄身の鮮やかな色合いやコクは違いを感じます。

麺は中太でもっちりタイプ。濃厚なスープとよく絡み具材と一緒に食べても負けない味わいのある麺です。こちらも美味しく一気に食べ終えました。
これまでの「ちゃんぽん」の印象は何だったのでしょうか?たまたま出来の良くない店の印象で食べず嫌いになっていたのか、それとも本来の「ちゃんぽん」とはこのような味わい深いものだったのか。いずれにしても「ちゃんぽん」の印象が激変した美味い店でした。酒の後の〆の麺としても良さそうです。ご馳走様でした。今度は家族と来て「美味いだろう!」と自慢します。

「環状通り」に戻り「円山」を見たところ。山肌の雪も薄くなってきました。
「ちゃんぽん一鶴(いっかく)本店」
札幌市中央区南8条西23丁目1-21 011-513-6053
営業時間 11:00~20:00
定休日 木曜日
(2021.3.22訪問)
札幌市中央区南8条西23丁目1-21 011-513-6053
営業時間 11:00~20:00
定休日 木曜日
(2021.3.22訪問)