見出し画像

札幌・円山生活日記

「ルファル」

「北海道の食材をふんだんに使用したお酒がすすむフランスの地方料理・家庭料理がベースのお店」をコンセプトとする「Le phare(ルファル)」。カジュアルな雰囲気でしっかりとしたプロの家庭料理が楽しめます。

この店は昨冬に転居準備で札幌に来た際にディナーで利用して以来です。本日はネットで11時30分に予約して参りました。場所は「円山公園駅」を裏参道に出て「西18丁目駅」の方面へ数分歩き「西25丁目通り」との交差点手前のビルの3階です。道を挟んだ向かいに「オルゾ」が見えます。目印は黄色の看板(下)。階段を三階に上がったところがお店です。


本日の予約は、「オードブル+メイン+ドリンク(パン付)」で2,350円 (税抜)のランチコース。
「オードブル」は、豚肉のテリーヌ、鴨肉のサラダ、ブルーチーズのオムレツ、オニオングラタンスープ、ムール貝の白ワイン蒸しから、
「メイン」は、ラタトゥイユのガレット、スモークサーモンとほうれんそうのガレット、生ハム・キノコ・カマンベールチーズのガレット、本日の肉料類(当日は鶏もも肉のコンフィ)、本日の魚料理(同タラのムニエル)より選べます。「ドリンク」の選択肢にはコーヒー等のほか、白ワイン、赤ワインも含まれます(嬉しいです)。出された白ワインはチリのシャルドネでした。


豚肉のテリーヌ。ビストロでの前菜の定番です(でもつい頼んでしまう好物です)。素材の下処理が良いのでしょう、しっとりした舌触りに雑味なく豚肉とレバーの味わいが感じられます。


骨付き鶏もも肉のコンフィ。これも定番です(同じくつい頼んでしまう好物です)。皮目が温かくパリっとしていて、中は鶏もも肉特有の弾力と豊かな肉汁が楽しめます。これも美味しいです。


ラタトゥイユのガレット(妻のメイン、前菜のオニオングラタンスープは写真失念)。トマト、ズッキーニ、パプリカ、なす等の夏野菜が味良く煮込まれたラタトゥイユとしっかりとした味わいのそば粉のクレープが良く合います。

デザート・ガレット(追加)。バニラ・アイスとオレンジ煮が添えられます。


店内に掲げられた黒板のメニュー書き。

食べながら気付いたのですが、私の注文した豚肉のテリーヌも鶏もも肉のコンフィも典型的な家庭料理でもとは冬の保存食、妻のオニオングラタンスープやガレットは観劇の幕間や小腹がすいた時に食べる一種の軽食で、ともに大衆的な定番食。飾り気のない素朴な料理です。2008年の開店以来、長年の研鑽で培ってこられた技術で安定的に出されるこれらの美味しい料理に魅せられた人が多いのでしょう。
”いつまでも明りを灯し続けたい”と「ルファル(灯台)」と店に命名されたオーナーシェフの思いが感じられる店でした。ご馳走様でした‼

なお、本日のお支払いは、ランチコース×2、追加デザート×1、赤グラスワイン(仏ピノノワール)×1で合計6,700円ほどでした。。

「ル ファル」
北海道札幌市中央区南2条西25丁目1-1 クラスAビル3F 
050-5456-4323
営業時間 11:30-15:00 (14:00 L.O) 18:00-24:00 (23:00 L.O) 日曜営業
定休日 不定休
席数2人掛けテーブル3、4人掛けテーブル1、+アルファ
(2020.8訪問)
*ご主人によればオペレーションの関係と密の回避等で予約客優先で受け入れているとか(本日は2組の客が断られていました)、おでかけの際は予約されることをお勧めします。

最新の画像もっと見る

最近の「フレンチ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事