「北海道大学植物園」は札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭だったクラーク博士の進言に始まり、宮部金吾博士の計画・設計により1886年(明治19年)に開園した日本で2番目に古い植物園。広さ13.3haの園内には約4,000種類の植物が見られるほか歴史ある建築物も当時の趣を残し保存されており、都心の「緑のオアシス」として多くの市民に親しまれています。
「北海道大学植物園」訪問は約2か月ぶりです。同園は前回訪問直後の5月16日よりコロナ禍で休園となっていたのですが6月22日より開園していました。公的機関が運営する施設は休館だと思い込んでいたので今月になり同園のウェブサイトで再開を知りました。しかも前回閉鎖中だった温室もオープンしているということでバラ園の状況も確認すべく出かけてきました。場所は都心の便利なところにあり本日は地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩で参りました(地図)。
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「北海道大学植物園」の入口。
「北海道大学植物園」訪問は約2か月ぶりです。同園は前回訪問直後の5月16日よりコロナ禍で休園となっていたのですが6月22日より開園していました。公的機関が運営する施設は休館だと思い込んでいたので今月になり同園のウェブサイトで再開を知りました。しかも前回閉鎖中だった温室もオープンしているということでバラ園の状況も確認すべく出かけてきました。場所は都心の便利なところにあり本日は地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩で参りました(地図)。
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「北海道大学植物園」の入口。
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エントランス付近には「見ごろ情報」が掲示されチラシも配布されます。これらを参考に園内を回ることとします。
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まず「宮部金吾記念館」前を通って「灌木園」に向かいます。「記念館」正面左にはスミス女学校(現北星学園)の創始者サラ・C・スミス女史がアメリカから持参したとされる札幌最古の「ライラック」があります。
【灌木園】
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「見ごろ情報」紹介の「ホザキシモツケ」。
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同近影。
【灌木園】
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「見ごろ情報」紹介の「ホザキシモツケ」。
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同近影。
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同じく「ハコネウツギ」。
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同近影。近所の民家の庭でも見かける赤・白・ピンクの花です。
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「ガクアジサイ」。
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同近影。
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同上。
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ヤマアジサイの変種だという「アマチャ」。
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同近影。
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「オオエゾアジサイ」。
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同近影。季節のアジサイ系が目を惹きました。
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開花した「オオウバユリ」。「灌木園」周辺には「オオウバユリ」が多く複数の花房に分かれるなど「円山公園」より育っているなと思っていたのですが1株開花しているのを発見!
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実際に開花したのを見るのは初めてでこんな立派に咲くのですね。
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「オオウバユリ」の女の子のイメージしたウポポイPRキャラクター「トゥレッポん」 (「turep (トゥレプ)」はアイヌ語で「オオウバユリ」の意味)。「ウポポイ」を訪問した際に「トゥレッポん」を見て以来、何故か「オオウバユリ」に親近感が湧いてしまいます(写真は2021年3月25日撮影)。「この根っこがあんなになるんだ⁉」とか・・。後刻「円山公園」の「オオウバユリ」の状況も見に行ったのですが開花はまだでした。この週末あたりもう一度確認することとにします。
【ハルニレの林】
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「ハルニレ」の巨木が見事な「ハルニレの林」を通って「バラ園/草木分科園」に向かいます。
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同上。
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同上。
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同上。
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同上。
【バラ園/草木分科園】
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「バラ園」の全景。あまりバラが目立つ感じではありませんでした。
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「バラ園」を囲む植栽の「キリンソウ」。
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同近影。
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「草木分科園」の「ヤマゴボウ」。
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同近影。
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同じく「ヤナギラン」。
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同近影。
【重要文化財群】
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1882年に建造された北海道最古の博物館である「博物館本館」と重要文化財群。
【重要文化財群】
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1882年に建造された北海道最古の博物館である「博物館本館」と重要文化財群。
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「博物館本館」内にはヒグマやエゾシカなど北海道に生息する動物や南極観測で活躍したカラフト犬「タロ」の剥製などが展示されています。こちら入口近くの 「ヒグマ」の剥製。「札幌市ヒグマ出没情報」では6月30日に円山西町5丁目付近でヒグマが目撃されたということで来週にでも予定している「幌見峠」ラベンダー見物が少し心配です。
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「エゾリス」や「シマリス」の剥製を見ていると・・。
【高山植物園】
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「タチギボウシ」。
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同近影。
【温室】
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前回は入れなかった「温室」。昨年10月1日より外気との換気と植物生育温度の保持が困難との理由で閉館していましたが、外気温の上昇により換気しながらの温室内公開となっていました。
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温室はA棟とB棟と分かれていてこちらはA棟の「熱帯・亜熱帯の植物」。
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A棟「有用植物」コーナーの「タイワンバナナ」。
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B棟の「食虫植物」のコーナー。多くの種類の「ウツボカズラ」が展示されています。
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こんなところに虫が迷い込んでしまったらどうなるんだろうと余計な心配です。でも何故か見応えがあります。
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最後にB棟の「多肉植物」のコーナーを見て本日の見学終了です。
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「植物園」正門を出て東側を見ると「赤れんが庁舎」の背中部分が見えました。
本日も少し汗ばむくらいの陽気の中での気持ち良い散策となりました。都心の真ん中の広大な敷地内で季節ごとの植物を見ながら四季の変化を感じることができます。さすが歴史ある北海道大学の植物園だと思いました。また季節を見て訪問したいと思います。ありがとうございました。
「北海道大学植物園」
札幌市中央区北3条西8丁目 011-221-0066
開園時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分、10月1日~11月3日/9時~16時、冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分
※各最終入園30分前、冬季は温室のみ開園
休園日:夏季/月曜日(祝日の場合は翌日)、季/日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:夏季/高校生以上420円、小・中学生300円、冬季/小学生以上120円
【公式サイト】https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/index.html
(2021.7.3訪問)