札幌・旭川で14店舗のカフェ・レストランを運営するコーヒーカンパニー「森彦」(MORIHICO.)グループの「MORIHICO.藝術劇場」。「札幌市民交流プラザ」1階の同カフェと「札幌市図書・情報館」は一体となっており相互に本や飲み物が持ち込めます。開放的で上質感溢れる空間でゆっくりと時を過ごすのも良さそうです。
「北から暮しの工芸祭」@「札幌文化芸術交流センター SCARTS(スカーツ)」後の休憩に会場隣の「MORIHICO.藝術劇場」です。以前から「札幌市民交流プラザ」に来るたびに気になっていた店です。丁度早い時間で空いていたので良い機会と入店することにしました。ロビー側から店内の様子が判るので入りやすい雰囲気です。場所は「札幌市民交流プラザ」1階ロビーのエレベーター横の目立つ位置にありますので迷うことはありません。
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「札幌市民交流プラザ」1階ロビーに面した「MORIHICO.藝術劇場」。2面がガラス張りの明るく開放的な雰囲気です。
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エントランスから店内を見たことろ。「お好きな席へどうぞ」と案内されます。
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奥の古い木の扉をテーブルに使ったソファ席へ。MORIHICO. CEOの市川草介氏の著書『カフェがなくなったら・・・』で「新店舗を開店する度にアンティークのコレクションを放出している」と書かれていましたがこの扉も氏のコレクションでしょうか。雰囲気向上に貢献しています。
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ソファ席から上を見ると個性的なシャンデリアが目を惹きます。
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ソファ席横の書架。「札幌市図書・情報館」の司書さんが選んだ書籍が置かれています。もちろん店内で読書可能ですし、今は休館中ですが「札幌市図書・情報館」から図書を、「MORIHICO.藝術劇場」の飲み物を「札幌市図書・情報館」に持ち込むこともできます。
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ウィンドウ沿いのテーブル席。カフェらしい雰囲気の席です。外から見えますが意外と通行人の目はそれ程気になりません。
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その脇にもアンティークが置かれています。
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さてメニューを拝見。こんな感じで渡されます。
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食べ物とスイーツのメニュー。
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ハンドドリップ・コーヒーのメニュー。
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人気No1.の「フルーツサンド【いちご】」税込み880円。甘ささっぱりのたっぷり生クリームと苺をサンドイッチ用薄切りふわふわパンでサンド。切り口が綺麗に見えるようにと試行錯誤を重ねたとか。確かに写真映えします。難点は少し食べ難いこと。一口サイズには大きいですし嚙み切ろうとすると生クリームが溢れます。美しくありませんがパン1枚ずつに分けて食べました。味わい的には「マリトッツォ」感覚です。
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数量限定の「フレンチトースト(ダブル)」同880円。かなり厚切りのカリふわトーストに富良野産の無加水ハスカップ・ソースと生クリームが添えられます。ソースの酸味と抑えめの甘味が良い感じです。ボリュームもあります。
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「スペシャルティ・コーヒー/ストロベリー・モカ(中浅煎り)」同858円。
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「エスプレッソ(ダブル)」同550円。かなり苦味の効いた濃厚味でした。
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会計脇にはコーヒードリップ・ポットや計量スプーンなどとともに「MORIHICO.オリジナル・ステッカー」などが売られていました。
1階上の「RESTAURANT DAFNE」もそうですが空間プロデューサー市川草介氏の面目躍如のようなカフェです。祖業のコーヒーが美味しいのは当然として店舗内装や調度品、食べ物に至るまで全て写真映りを意識したかのような完成された空間です。そんな上質な雰囲気の中でのんびりと時を過ごし少し贅沢感に浸るのも良いかと思えました。ご馳走様でした。
「MORIHICO.藝術劇場」
札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ1F 011-590-6540
営業時間 平日:8:00〜22:00(L.O. 21:30)/土日祝日:9:00〜22:00(L.O. 21:30 *【7/1(木)~7/11(日)】10:30 - 18:30 (L.O. 18:00)
定休日 年中無休 ※1/1、2を除く
(2021.7.2訪問)