こんばんは
台風15号が近づいています。でも昼間のほうが風雨とも強かったような
日本列島に2つも台風が近づくと、ややこしゅうてかなわんわ。
一方大牟田市の”2つの台風の方は”というと・・・、けっしてあっちの事を書こうとしてるんではおませんがな。
気質の話でっせ。
西日本新聞によりますと
大型複合商業施設「イオンモール大牟田」が、大牟田市岬町にオープンして18日で半年。
2001年秋には、中心部の旭町に「ゆめタウン大牟田」が開 業しており、大牟田市は流通業界の2強がしのぎを削る激戦区となった。
九州最大級のイオンモールの開業は、高齢化と人口減が進む大牟田市のまちづくりにどんな影響 を及ぼしているのか。半年間の動きを追った。
■土日は「好調」
「お客さんは徐々に増えてきた。点数は80点」。
開業の1週間前、東日本大震災が起きた。開業記念のイベントが次々と中止され、スタートはつまずいたが、有明海沿岸道路の大牟田ICに近い地の利を生かし、土日は熊本や佐賀ナンバーの車も駐車場を埋める。
だが、平日は来客が少なく、4800台収容の駐車場は、かなり空きが目立つ。
このため、8月27日からは、千円以上の買い物をした人を対象に、同店から JR大牟田駅までの片道のバス運賃(約2キロ、160円)を負担するサービス(火曜と日祝日のみ)を開始。駅利用者や周辺住民を取り込む狙いだ。
■影響「想定内」
ライバルはイオン開業をどう見るか。「影響は想定の範囲内」「若者や週末の客は減った」としながらも「食料品の売り上げは前年同期を上回っている」と自信を示す。
ゆめタウンは大牟田、八女、大川、荒尾の各店で3月から、月2回だった特売日を3回に増やした。さらに、大牟田では4月から高齢者への宅配サービスも始めた。
しかし、地場スーパーの受け止め方は、ゆめタウンとは違う。
イオンの開業は、大牟田の中小スーパーに少なからず影響を与えているという。
あるスーパーの経 営者は「両大型店の安売り合戦が中小の戦いにも火を付けた。利益度外視で特売品を売る所もあり、体力が消耗している」と厳しい表情を浮かべる。
■団地や施設へ
大型店やスーパーの競争が激化する一方で、市内に約20カ所ある商店街はどこも衰退し、日々の買い物にも苦労する“買い物難民”が増えているとされる。その多くは高齢者で占める。
「困っている人を少しでも助けたい」。大牟田市では15日、二つのNPO法人が食料品や日用雑貨を軽トラックに積んで回る移動販売事業を開始し、出発式を行った。
「よかよかネットワーク」と「大牟田市母子寡婦福祉会」で、高齢者が多い市営団地や地域交流施設を定期的に巡る。
大牟田市の高齢化率は29・8%と県内28市で最も高い。身近な商店の廃業はマイカーで移動できないお年寄りにとって死活問題になりかねず、市は近く、買い物に困っている人たちの本格的な実態調査に乗り出すという。