・生態
神奈備の霧の中、音もなく「それ」は佇んでいる。驚いた相手が畏怖のあまり身をすくめていると、敵意のないことに満足して立ち去るといわれる。
その際、身につけていた大事なものがひとつ無くなっている、という神話めいた伝説を持つ。
挙動は緩慢で、普段はまるで風に揺れる木の葉の如く、身体を前後に揺り動かしながらゆっくりと歩行する。
基本的には大人しい性質の古龍であるが、近年では突如としてドンドルマ近郊に襲来、大規模な防衛作戦が展開された例もあり、人里周辺に出現した際には厳重な警戒態勢が敷かれる。
前述の尻尾の先の巻かれた部位は聴覚器官の蝸牛管に近いものであるようで、これによって背後の様子を察知しているという。
それを裏付けるように、尻尾を切断された個体はそれ以降は本来ほどの精度の擬態が出来なくなった、という報告がある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1605128009287053314?s=19
その際、身につけていた大事なものがひとつ無くなっている、という神話めいた伝説を持つ。
挙動は緩慢で、普段はまるで風に揺れる木の葉の如く、身体を前後に揺り動かしながらゆっくりと歩行する。
基本的には大人しい性質の古龍であるが、近年では突如としてドンドルマ近郊に襲来、大規模な防衛作戦が展開された例もあり、人里周辺に出現した際には厳重な警戒態勢が敷かれる。
前述の尻尾の先の巻かれた部位は聴覚器官の蝸牛管に近いものであるようで、これによって背後の様子を察知しているという。
それを裏付けるように、尻尾を切断された個体はそれ以降は本来ほどの精度の擬態が出来なくなった、という報告がある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1605128009287053314?s=19
眼は左右が独立した砲塔のように回転し、天地すべてを可視範囲におさめており、獲物を見つけると両眼で照準を合わせる。この尻尾と眼から、オオナズチに死角はないといわれる。
舌は伸縮自在で、自身の体長より長く伸ばすことすら可能である。
捕食を行う際はこの舌を鞭のように振り回し、目にも留まらぬ早業で餌を絡め取る。
食性を含めた生態の殆どが未知の古龍種としては珍しく、近年ではこの舌で羽虫を捕食する様子も確認されている。
過去にはオオナズチの生態調査を行おうとした書士隊が襲撃され、その舌によって食糧や薬品類を全て奪われてしまい、調査中止を余儀なくされるという事件もあった。
なお、食料や薬品を盗むのは、人間が戦闘や調査を継続する上でそれらが不可欠であることを理解している知能の高さゆえであり、相手の戦意を喪失させて追い払おうとするためではないかと言われている。
近年では、カムラの里のハンター特有の装備品「花結」に付着したヒトダマドリの花粉を好んで奪うという事例も報告されている。
花結の香りの効果はオオナズチにとっても有効であるらしく、奪われた花粉の性質に応じて攻撃性や防御能力が上昇する等の変化が生じるという。
・食性
伸縮する粘着質の舌で羽虫などの小動物を一飲みにしたり、鉱石や茸を舐めたりする。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1530013250506461184?t=HATnPIsy6Wj9YUre-SvRsQ&s=19
・危険度、戦闘能力
泰然自若たるオオナズチは積極的に他の生物を排さず、あくまでも自身へ立ち向かってくる愚者を撃退する。
擬態能力によって敵の視界から消え去り、混乱している隙に死角から奇襲を仕掛ける戦法を得意とする。その奇抜な動きは、他に類を見ない。
攻撃を受けた瞬間に姿を消したという報告もあり、これは脊髄反射で行っているものとされる。
ゆっくりとした動きから突然勢いよく突進しながら舌を伸ばすなど、その挙動は非常に見切るのが難しい。
また距離を置いた相手には舌を鞭のように振るい、背後に回り込んだ相手には体長と同じほどもあろうかという巨大で扁平な尻尾を扇のようにあおぎ、毒の霧を拡散させたり、風圧で外敵を吹き飛ばすことが知られている。
オオナズチの怒りを招くと周囲の霧は一転して猛毒の紫煙と変わり、この霧に触れると毒には強い耐性を持つはずの火竜でさえ、一瞬で猛毒に侵されるという。
また、オオナズチの口から吐き出される謎の液体については、 相手の体内に液体が侵入し、糖分と結合することで乳酸に変化し、 結果、強い疲労を感じるという仕組みが解明されている。同じく声も一時的にマヒして声を出せなくなるが、これに関しても、液体から発生する特殊なガスが影響を与えていると考えられる。
毒は食した餌の成分と体液を混ぜて生成するため、神経毒の成分は食した餌によって変化し、その性質は生息する地域によって異なる。
また、超音波を発生させる器官を持っており、これによって毒液を超音波振動で霧状のブレスにして吐き出す事もある。
吐き出された毒液は毒狗竜のそれのように着弾した地点に霧状に停滞する特性をもち、一度に複数吐き出すことで外敵の逃げ場を狭める。
また、翼で風圧を起こすことで毒霧を吹き飛ばしたり逆に引き寄せたりするという器用な行動を見せることもある。
オオナズチの皮や尻尾などは不思議な触り心地をしており、触れる者の心を蕩かし、思わず頬擦りしたくなるほどにヤミツキにさせてしまうという。
また、角や爪は丈夫で硬いながら加工はし易いという不思議な性質を持ち、武具の素材として重宝される。
なお、その素材を用いた防具には怪しげな噂が囁かれており、その意匠は古の錬金術師のものであるだとか、一節にはそれを用いることは秘術、魔術、剣術、射術、妙術、遁術に通ずる幻影の者たる証であるとも云われる。
オオナズチの皮や角を使用した武器はまるで虹のような不可思議な色を放ち、使用者すら「実在しないのでは?」と疑念を抱くほど不可視の刀身は、素材の持つ力を最大限にまで引き出した工房の技術力の成果である。 ・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全pg. 113.118.186
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録 pg.196.197
モンスターハンター発想の法則
2禁忌の書 pg.82
https://s.famitsu.com/news/201502/02070720.html?s=09
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