「雷神龍」
百竜ノ淵源ナルハタタヒメ
Narwa the Allmother
古龍種
古龍目 神龍亜目 不明
全長約3875.05cm
全高約1905.02cm
Narwa the Allmother
古龍種
古龍目 神龍亜目 不明
全長約3875.05cm
全高約1905.02cm
淵源 今こそ逢着せん
対よ 対よ 大地を喰らう轟雷よ
対よ 対よ 叢雲を薙ぐ烈風よ
稲妻 狂飆 ほろに毀つ
我ら楽土が かぞいろは
いざ眷属で以て 天地を治めん
・狩猟地
龍宮砦跡
・概要、特徴
百竜夜行を追い立て、翡翠の砦において退けられた風神龍が求めたつがいたる雌個体、雷神龍は龍宮砦跡に棲み、一度は討伐に成功したかに思われた。
二体の龍の願いが天に届いたか、執念で龍宮砦跡にたどりついたイブシマキヒコと邂逅し、その最期を喰らった。
そうして雷神龍が風神龍の生命力、養分、体液を吸収することでその能力を獲得、烈風と電雷の化身、生命を架ける者として変容した姿。
百竜の淵源たる対の古龍が合わさった姿と性質を持ち、百竜ノ淵源ナルハタタヒメと呼称される。
この姿に変容するその瞬間を目撃していたハンター曰く、雷神龍に体液を吸収される直前の瀕死の風神龍は、まるでそうされることを望むかのように番たる雷神龍の近くへと寄り、雷神龍に喰らいつかれる刹那も一切の抵抗を見せなかったいう。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1543497836553052160?s=19
斯くして産卵への準備が整い、風神龍の体液を摂取した雷神龍には大きな変化が現れ、全身を覆っていた山吹色に輝く鱗の一部が群青色に変色し、月華を龍宮砦跡の地下洞に照り返す。その神域はまさに武陵桃源、この世のものとも思えぬ色彩に染まったという。
卵はイブシマキヒコの力を取り込んだことで個々の生命が爆発的に活化している。中から発光しているため、八つの卵の部分がうっすらと透けて見えるという。
以前に観察された雷神龍に比べ、磁場、帯電などのほかに強い風力を発生することが可能になっている。”つがい”たる風神龍の養分を摂取したことで、雷神龍の退化していた風袋やエラなどが活性化したと考えられる。この二体の古龍が同じ種の雌雄であったことを示す事例として、今後の調査研究の基となるであろう。
恐らくはこの地方における現存する記録、または伝説上のものを含めても、生命の頂点の一角であり、比肩する者がないため縄張り争いも生じないであろうとされるが、烈しい力を放出する百竜ノ淵源ナルハタタヒメの影響は各地に波及し、この地に鋼龍や炎王龍、怨虎竜などが集結しようとしていたとの調査報告もある。
強大な力の誕生に呼び寄せられたのか、それとも、脅威を排除せんとする反応であったのか定かではない。
・危険度、戦闘能力
落下したイブシマキヒコの生命力を吸収し、虹色に輝く変貌を遂げたナルハタタヒメは雷に加えて風をも操るようになり、百竜ノ淵源と化したかの如き猛威を振り撒く。
次の時代をつくる無数の生命を抱えている危機感から凶暴化し、以前にも増して苛烈な攻撃を間断なく行うが、産卵の機を邪魔されたことも、獰猛さに拍車をかけているかもしれない。
風と雷の二つの力を用い、対象を空に巻き上げて自由を奪ってから雷ブレスによって撃ち落とす攻撃や、磁力によって浮遊させた撃龍槍を風の力によって旋回させるといった、雷と風の力を合わせた攻撃を繰り出し自身と子の生命を狙う外敵を迎撃する。
雷袋より放つ黄雷はイブシマキヒコの生命を取り込んだ相乗効果で著しく強化され、紫電に変化している。
狂おしく活動する発電器官はナルハタタヒメの全身を帯電させ、危険度は最高潮に高まると同時に、周囲にあるものを強烈に引き寄せる。
それでもなお外敵から反撃を受け、命の危機を感じると目の色は燃え盛る紅に染まり、逆巻く狂飆と轟く轟雷の如く苛烈さを増した攻撃の数々を繰り出し、巣に踏み入る全てを殲滅せんと荒れ狂う。
特に撃龍槍を回転させて標的を吸い寄せた後に繰り出す、口腔内で精製した雷エネルギーの球を落として特大規模の紫電爆発を引き起こす「撃龍・霹靂神」の威力は凄絶で、喰らえば破滅的なダメージを受け、もし耐えられたとしても意識を失う事は間違いない。
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