「冰龍」
イヴェルカーナ
Velkhana
古龍目 冰龍亜目 イヴェルカーナ科
全長約2466.24〜3245.06cm
全高約760.17cm
脚の大きさ約98cm
・狩猟地
新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、陸珊瑚の台地、瘴気の谷、龍結晶の地、渡りの凍て地、導きの地
現大陸…大社跡、寒冷群島、水没林、砂原、溶岩洞、密林、城塞高地
Velkhana
古龍目 冰龍亜目 イヴェルカーナ科
全長約2466.24〜3245.06cm
全高約760.17cm
脚の大きさ約98cm
・狩猟地
新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、陸珊瑚の台地、瘴気の谷、龍結晶の地、渡りの凍て地、導きの地
現大陸…大社跡、寒冷群島、水没林、砂原、溶岩洞、密林、城塞高地
・概要、特徴
極寒の寒冷地である渡りの凍て地にて生息が確認された、万物を凍てつかせる古龍。
その名は「氷の呪い(イヴェル=氷、カーナ=呪い)」を意味するという。
古い伝承によれば目撃例は僅か数例であり、公式の記録は極めて少ない。長くその存在は口伝の中に残されるのみ、民間人の手記や日記に幾つかの記述が残されている程度だという。
近年の著しい新大陸調査の過程で実在が確認され、「冰龍」と名付けられた。
白色を基調とし、光沢のある青色が映える美しい外殻が印象的。鱗は氷晶のような美しさを持ち、 冷気を帯びている。甲殻は深い青に染まり、 氷晶のような鉱石を身に纏う。
狼爪と細長い指が特徴的な前脚は攻撃的な用途は見られないが、堅固な氷塊を難なく砕き割る強靭さを持つ。
この発達した四肢による四足歩行に加え、大きな翼での飛行能力にも優れる。
一際大きな翼はイヴェルカーナの端厳たる姿を印象付け、羽ばたかせるだけで巻き起こる寒威の前に小さき生命は氷り、儚く散ってゆくという。
この発達した四肢による四足歩行に加え、大きな翼での飛行能力にも優れる。
一際大きな翼はイヴェルカーナの端厳たる姿を印象付け、羽ばたかせるだけで巻き起こる寒威の前に小さき生命は氷り、儚く散ってゆくという。
頭部は鳥のような面立ちで、 絢爛な冠の如き形状の角や甲殻が印象的。尾は槍の穂先のように細く鋭い。
・能力
大型モンスターであろうと瞬時に氷漬けにするほどの絶大な冷気を操り、身体に纏う。
極低温のブレスを放ち、空気中の水分を瞬時に凍結させて、何も無い空間に巨大な氷柱や氷の壁を出現させるという。
氷や冷気を操る他のモンスターの 「冷凍袋」 に類する器官を持たず、本種の持つそれ以上の氷の獄を現出させる力は、体内で生成した過冷却水と呼ばれる零度を下回る冷たい液体であり、イヴェルカーナはそれをブレスとして吹きつける能力を持つ。
調査活動のなかで報告された氷漬けのコルトスやアンジャナフ、アケノシルムやドスバギィなどは、このブレスに晒されたと考えて間違いない。
角をつたう朝露のような溜まりに、漏れ出る過冷却水の様子がうかがえる。
外殻の青みは過冷却水の生成能力が影響しているようで、その事から青みが濃い個体ほど強い、との噂もある。
また、強く吐き出された過冷却水は衝撃を受けると氷結し、氷柱や氷壁へと変化する。
イヴェルカーナが氷塊を生成する仕組みについて、過冷却水を蓄積する外殻との関連性が明らかになった。
外敵との交戦体勢における体温の上昇に伴い、外殻の隙間から漏れ出た過冷却水が冷気の霧となり、 周囲の中空を漂うようになる。この霧のなかで極低温のブレスを放つと、 過冷却水がぶつかり合って氷結し、突如として空中や地上に氷塊を生み出すのである。
イヴェルカーナの感情の昂ぶりに伴い生成される過冷却水の量は増大し、外殻から溢れ出したものが霧消せぬまま体表で凍結して「氷纏い」の状態になっていく。
・生態
調査実態はごく少なく、 生態には謎が多い。
渡りの凍て地の山岳地帯から麓の雪原までを主な縄張りとしているが、とある理由から新大陸にも姿を見せるようになり、セリエナやアステラに大きな緊張を走らせた。
イヴェルカーナが身に纏う、虹色に光を反射する氷晶のような鉱石は高熱の岩漿 (マグマ) を急速冷却したもので、 この外殻は過冷却水を蓄え操る上で不可欠な役割を持ち、これを媒介にして冷気を制御している。
外殻の白と青の境界線が花びらのようだと評す研究者もおり、その形状がマグマを溜めやすいと言われている。
そのため、外殻の手入れは重要な生態のサイクルであると考えられており、「冰龍」の印象からは結びつかない地熱に満ちた領域へ姿を見せるのは、その生成と補強のためであろうとの研究報告がある。
特殊な鉱石で形成された外殻は交戦や経年により劣化するため、定期的なメンテナンスが必要なのだろう。
調査における結果から、 外殻の鉱石は特殊な環境下でのみ生成される一種の「火山ガラス」であることが判明した。 マグマを急速に冷却し、纏うことで外殻を修繕する。
渡りの凍て地にあるイヴェルカーナの巣とされるエリアにも、同様の性質を持つ鉱石が多数見つかっており、龍結晶の地には外殻の補強のために訪れたのだという説を裏付ける論拠に挙げられている。
また、豊富な地熱を有する渡りの凍て地は、かつて火山だったという仮説が、イヴェルカーナの存在とその巣の状況から見立てられた。
もともと雪深い地域ではあったが、 「大いなる存在」に端を発する地殻変動の影響で寒冷化が火山活動を上回ってしまった結果、 マグマから生成されていた特殊な鉱石が枯れてしまい、外殻の手入れができなくなったために龍結晶の地を訪れたのだとされる。
翼竜などのモンスターにブレスを放ち氷漬けにする習性が確認されているが、これは捕食や保存のためではなく、縄張りの誇示のためである。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800104242071712164?s=19
また一説によれば、 今回の 「歌」 の一件でイヴェルカーナは気が立っており、まわりをうろちょろ飛び回る小物が目障りなため、憂さ晴らしで氷漬けにしているという面もあるらしい。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800106860399448335?s=19
ヒトの居住が困難とされる極寒の地に生息する古龍であるため、それが目撃例が極端に少なかった要因と思われる。
龍結晶の地でハンター達が撃退した個体も、ヒトとの遭遇は初めてだったであろう。
https://x.com/MH_official_JP/status/1136556091431501824?s=19
そこでヒトという種族を外敵、危険因子と認識したイヴェルカーナが渡りの凍て地に戻り、セリエナの兵器置き場を襲撃するに至った可能性が高い。
目の前の人工物やハンターに執着した点からも、ヒトとの関わりの希薄さがうかがえる。
近年では現大陸においてもその出現が確認されており、これは傀異化モンスターが発する爆発的な生命力が1つの理由と考えられる。
龍結晶の地でハンター達が撃退した個体も、ヒトとの遭遇は初めてだったであろう。
https://x.com/MH_official_JP/status/1136556091431501824?s=19
そこでヒトという種族を外敵、危険因子と認識したイヴェルカーナが渡りの凍て地に戻り、セリエナの兵器置き場を襲撃するに至った可能性が高い。
目の前の人工物やハンターに執着した点からも、ヒトとの関わりの希薄さがうかがえる。
近年では現大陸においてもその出現が確認されており、これは傀異化モンスターが発する爆発的な生命力が1つの理由と考えられる。
生態行動
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800107612341710856?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800105303494762598?s=19
縄張り争いにおいては鋼龍や金獅子や爵銀龍、怨虎竜などと対等の組み合いを見せる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800107612341710856?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800105303494762598?s=19
縄張り争いにおいては鋼龍や金獅子や爵銀龍、怨虎竜などと対等の組み合いを見せる。
文字数制限の関係で、本記事は分割記事となります。続きは【古龍種の書 冰龍 イヴェルカーナ 下巻】をご覧下さい。
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