土日は実家の掃除と母親の面会で実家に戻ることが多いので、いつも同じ場所での撮影で申し訳ないのですが、
早めに家を出て、時間をうまく使ってレンズテストを行ったり、撮影して練習することが多いです。
テーマは「クルマをカッコよく撮影したい!」
今回はよくカメラ雑誌やwebのテストレビューで、
「レンズは開放値から一段絞ると.....」を実際にやってみました。
実は、普段からクルマを撮影するときには開放値はあまり使用しません。
明るすぎるところだと、シャッタースピードも速くなり、ISO値の設定などにも気を使わなければならないからです。
望遠レンズで開放値を使用すると、クルマの一部にピントが合って他はボケてしまいます。
アップで一部を拡大して撮影するときには使用するのですが、全体を撮影して形状を見せたい時には絞った数値で撮影します。
一段絞るとキレイに撮れる。
なぜ、そうなるのか、(この現象はレンズによって異なりますので一概には言えない部分もあるのですが、)
レンズを絞り開放(最高に絞りを開いた状態)で使うと、
レンズの全域を使用する事になるので、周辺部に発生する球面収差の影響を受け易くなります。
絞りを一段絞ることにより球面収差の影響を抑えることが出来ると言う訳です。
※レンズのおいしい(性能が高い)部分を使用するということ。
使用したレンズは RF70-200mm F2.8 L IS USM
ズームレンズだけど開放絞り値がF2.8で固定されているレンズ。
このレンズを、1.5段絞ったF5.0 と F3.5 で撮影。
撮影時間は朝(早朝ではない)
光源は太陽がちょっと出ている曇り空
RAWで撮影していて、縮小してJPGに書き出しているので正確な画像ではありませんが、雰囲気は分かると思います。
始まりはこんな天気、このレンズ風景写真で使ってもディテールを良く再現してくれます!
WRX S4の撮影開始~
F5.0 で撮影
1.
焦点距離:135mm
今回撮影をした中で、良く撮れた写真です。
ボディ側面に、空が反射してなんともイイ感じ。WRブルーは光が多い場所でキレイに発色しますが、落ち着いた感じも好きです。
2.
焦点距離:180mm
何時も撮影している構図ですが、やっぱりF5.0で撮ったものがイメージ通りでした。クルマ全体の造形が分かりやすいです。
3.
焦点距離:200mm
ちょっと離れて撮影。水平線に見えている煙突は、鹿島臨海工業地帯の煙突群
200mmなので引き寄せ効果が効いていますね。
個人的には空が完全に白く飛んでいないのでカメラの性能に驚きました。
F3.5で撮影
F5.0と違ってボケも利用しています。
1.
焦点距離:170mm
ブリスターフェンダー、空力を考慮したボディ側面の複雑な凸凹が分かります。
テールランプにピントを合わせているので、クルマの先端がボケています。
2.
焦点距離:200mm
ミラーカバー、フロントアンダースポイラーのチェリーレッドを少し持ち上げて目立つように調整
ボディもよりブルーに調整 レタッチした写真
ボケでフロントがより力強く見えるように撮影。(これも良く使う構図です。)
用事をこなすために、実家に帰っているのですが、それだけだとつまらないので、
カメラを持っていくようにしました。
わずか1時間に満たない時間ですが、ストレスを発散できるのでありがたいです。
それにしても、EOS R5 Mark2の解像度には毎回驚かされます。
この解像度の能力を発揮させるためには、Lレンズが必要!!だと。自分に言い聞かせて、
(使ったお金を正当化させているバカな自分がいます。笑)
もう少し寒くなったら、23区内で星空撮影できるか試してみたいです。(RF16mm F2.8)
了