昨日も今日も、そして明日も

自分にとって、とっておきのことを残しておきたいなっ。

父と焼き芋屋

2008-10-03 22:24:25 | かぞく
家の前を焼き芋屋が通って行った。
それだけ寒くなって、冬に近づいた証拠だなぁ。

昔30年前の小学生は、しょっちゅう班の集まりなんてあって
良く誰かの家に集まっては、班の出し物とか決めたり作ったりしていたっけ。

小学校2年生だったある日、班の集まりが私の家で有った。
男子も女子もいた、多分何かレクのことを決めていたんだろう。

そして、父も休み明けで家に居た。
そこへ焼き芋屋が通り過ぎて行った。

父は急いで掛けて行き、来ていた友達の分全員分を買ってきた。
焼き芋屋で買う焼き芋はその頃だって高かっただろう。
急いで走って焼き芋屋を追いかける姿にみんな大爆笑。
でも、とってもおいしかった記憶がある。

その班の集まりに、幼稚園時代からよく同じクラスになった男の子がいた。
彼がその後また高学年で同じクラスになり、班の集まりだったか
教室でだったか忘れたけど、あつべぇのお父さん焼き芋買ってくれたんだよなぁと
思い出話をした記憶がある。

今日は珍しく、まぴのクラスの友だちが遊びに来ていた。
料理教室の帰り、教室のある駅の中にあるお店で売ってるmochi CREAMでも来ている
お友だちに買ってきてあげても良かったかな?と思い、ブログを綴ってみた。

中々友だちづきあいが進展しないのが気がかりと前にも書いたけど、
その時の気持ちは今はだいぶ薄い。

でも、嬉しくて親が先走ったり、でしゃばったりしないようにと
買おうかと思った気持ちにブレーキを掛けたのだ。

何かモノで釣ってるみたいでさ。

焼き芋屋の声を聞き、走り出した父は
純粋に自分が食べたかったし、娘やその友だちに食べさせたかったんだろう。

その純粋さがちょっと欠けてた自分が悔しいやら恥ずかしいやら。
でもそんなことで父を思い出し、秋の夜長を過ごすのも中々かな・・・