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第9章、バクテリア、ウイルス、真菌
----- 邪悪な殺人鬼? 善意の治療者?
私が子ども時代を送った一九六〇年代、世間では「潔癖」ブームが巻き起こっていました。
誰も彼もが隅々まで消毒するのに忙しく、危険なウイルスやバクテリアが家に紛れこんだらどうしよう、家族の命が危ないかもしれないと、被害妄想でおかしくなりそうなはどでした。
この大きな恐怖心は、広告業界のお倖方やメディアによって四六時中あおられていました。
家の中のあらゆる場所を掃除してください、とくにキッチンカウンターや浴室が不潔だと、こんな問題が……と絶え間なく報道していたのです。
徹底的な無菌状態。それが良しとされていました。
ところで抗菌グッズが出回るまで、世間の人々はどうしていたのでしょうか。
風邪が大流行?
しょっちゅう下痢?
危ないバイ菌やウイルスのせいで、人がハタハタ倒れたり死んだりしていたのでしょうか?
近代の認識ではバイ菌やウイルスこそが疾病の元凶・首謀者でした。
私たちが健康でいられるのは、すべてワクチンと近代医学介入のお陰なのでしょうか。
もしかすると、私たちは健康だと吹き込まれているだけで、実際はそれほどでもないのかもしれません。
なぜなら、いくら新しいワクチン、抗真菌剤、抗菌性・抗ウイルス性商品が導入されても、そうした病原菌に泣かされることはあるからです。
マーケティング専門家は、死を招くかもしれない「不衛生で邪悪な細菌」の危険性を説き、その言い分を素直に信じた私たちの生活空間には、今では洗浄剤が溢れかえっています。
ところがその専門家が、細菌を非難する一方で「体に良いバクテリア」の効果を唱え、そのようなバクテリアが食品にまで利用されています。
バクテリア・バイ菌はことごとく有害なものだと言って聞かされてきたのに、今度はわざわざ体にバクテリアを入れようだなんて、妙な話です。
ブランド印の殺菌性食品をお好みのヨーグルトに混ぜて、胃腸のバクテリアをほほ全滅させよということでしょうか。
メディアもマーケティング会社も、頭がおかしくなったのでしょうか。
いいえ、細菌などの微生物が存在する理由をきちんと確かめもせずに、彼らの言い分を信じてしまう私たちのほうこそ、おかしいのかもしれません。
治癒過程で重要な役割を担う微生物
数年前のこと、ミュンヘンでおこなわれた研修に参加し、治癒過程におけるウイルス・バクテリア・真菌といった微生物の重要な役割について、ある医師の講演を聴いてきました。
彼の話によると、微生物は脳の決められた層にしか作用しないということです。
日く、
進化の面で古いバクテリアと真菌は脳幹。
それらよりも新しい菌は小脳。
進化の面でまだ新しい部類のバクテリアは大脳髄質(白質)と共生関係にあり、ウイルスは大脳皮質に作用します。
講演を聴いたとき、この医師は頭がおかしいに違いないと思いました。
というのも当時の私は「真菌もウイルスもバクテリアも有害なもの」という信念体系に凝り固まっていたからです。
現に私たちは、食品の衛生状態が悪いと体にバイ菌が入って下痢になると教わってきました。
真薗感染症は、プールの更衣室の床やジム専用靴など、高温多湿の環境ではびこり、他の人に感染することがあるとも言われました。
ですから、健康を脅かす細菌感染を殺してくれる抗生物質は、言わば私たちにとってヒーローのような存在だったのです。
もともと懐疑主義の私は、このテーマについて調べはじめ、その医師の話の大半が真実だということを知りました。
けれども、いったいどういうことなのでしょうか。
ウイルス、バクテリア、真菌の活動とは?
これら微生物の生物学的ヘルパーとしての役割とは?
実際に何か重要な働きをしているのでしょうか?
ルイ・パスツールは疾病「病原菌説」を唱え、当時は革新的な発見だと騒がれましたが、この理論自体を見直すべきなのでしょうか?
エドワード・ジェンナーの発見によれば、牛痘などの軽い疾病に罹患すれば、天然痘などの生命にかかわる疾病を予防できるそうですが、この見解もまた却下すべきなのでしょうか?
なぜ、このような話をするかと言うと、ACEの理論では、微生物には有益な存在理由があるとしているからです。
微生物は私たちの治癒過程において欠かせない存在です。
ただし、調査結果によると、あらゆる種類(菌株)の微生物がすべての人間にうまく作用するわけではありません。
ストレス段階後にダメージを修復するという本来の役割を果たす微生物もいれば、ボツリヌス菌・ポリオウイルス・髄膜炎菌など、中毒作用や障害を起こす微生物もいます。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
つづく
今は余計なおせっかいせつは入れません。
以上です。
以下は意味がありません。
まえがきをあとがきにして入れました。
なんだから変な予感がしたからです。
「オマエのまえがきはザンネンだな・・せっかく用いた記事を台無しにするばかりか、そもそも、まえがきでどこかに飛んでいく読者がいかに多いか気づかないのか?」
という天の声?がしたからです。
ここからです。
(あとがきにした)まえがきを書いたわるがき
~まみれ」という表現は適切で無いかも知れませんが、実際上、人体はもちろん、体の周辺はすべてバクテリアが存在する世界です。
魚なら海水まみれということですね。 寅さんの口上じゃないですが「お尻の周りは○○だらけ」。
そんなバクテリア(ここではウイルスも細菌も一緒にしました)だらけの世界で元気で生きているわけですが、あの大富豪ハワード・ヒューズ氏のようなバクテリア恐怖症が「抗菌グッズ」などという馬鹿げたモノを考えだしたわけで、いかに「病気=微生物(ウイルスも含む)」という公式が悪影響を与えているかを解明しつつある著者の主張は「バクテリアとは体の調整作用に使われている」という驚愕の新事実を発見したのであります。
(まあ岡田論を知っている人は驚愕しないでしょうけどね。)
それはともかく先回に続いて、バイ菌ウイルスの役割の真髄とは
次は最初書いたまえがき
その「なぜ私は病気なのか?」という疑問は、人類にとって永遠の希望
じゃないか!!
永遠の問いかけでもあるかも知れません。(そうで無い人も居るか・・)
ま、病気なんてオレにはカンケイネエ~ それより、オンナだ酒だパチンコだ~
と意気揚々として生きている人も多いでしょう。
しかし、いずれは年老いてどこか具合が悪くなって来てから、「ドウシテ?ドウシテなの~~!!」と思わず「なぜ私は病気なのか?」などという愚問を発する輩もいるかも知れませんので、ここでその時の予備知識を。
ただし、この著者の主張が正しいのか(どれとどれが?)という判断は貴女のハイヤーセルフサービスです。
いつものように、男は番外ですね。いや、ここには来なくてコケッコウ~~♪
全部じゃないですが、たいていの女性はお子様を育てます。母は賢くなければなりません。
ここまで読んだひと?
誰もいない?
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