滝川第二中学校・高等学校演劇部

2023年鹿児島全国「リセマ達」優良賞!
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衝撃!ついに来ましたS新聞!

2006-02-14 | 第7期部員の活動日誌
おスミ先生「チョコでももらったんじゃないの?」
その刹那、インカム所有者の多くが笑った。

「春秋座」公演を後6日に控えた通し練習。
合宿の日から反省から、組み立て方の役割分担を行ってからの通しとなった。
「よろしくお願いします!」の掛け声を合図に組み立てを開始する部員たち。

綿密な役割分担をしたにもかかわらず、
来れない部員がいたため役割に空きができてしまい、上手いようにはいかなかった。

それでもなんとか組み立ては完成し通しを始めることに。

この日の新川の切れはいつもとまるで違っていた、
とぶ、飛ぶ。はねる、跳ねる。そしてすべる。


写真:おスミ先生がおもわず「これを待ってたのよ」
   と叫んでしまうくらい綺麗に決まったちゃぶ台回し。

動きに動き回り切れまわっていた、
それはケイコさんを巻き込んで更に加速していき検閲官との熱いバトルへと昇華したのである。

その違いに早くも気づいたのは今までの劇をずっと見続けていたおスミ先生だった。
おスミ先生「・・・今日なんか元気やね」
インカムを通してこの言葉は照明、音響へと伝わる。
いぐりん「そうですね、何かいいことあったのでしょうかね?」
演劇部名物インカムトークとはこのことである。

おスミ先生「チョコでももらったんじゃないの?」
その刹那、インカム所有者の多くが笑った。

顧問間の見解では、
今日のテンションの上がりようはチョコの有無ということに決定した瞬間だった。

・・・。

ちょっと待ってください!
あたしはもらってませんよ!
こんなこと大きな声で言うもんじゃないけど・・・もらってませんから!
そんな黄土色固形物の有無でころころ気分が変わるような男じゃ断じてありません!
そらね、少しは…とか思ってましたよ。
そんな時代もありましたさ!
でもぼかぁチョコ嫌いだし別にもらえなくても・・・いや、でもそこはブツブツブツ・・・・


・・・。

閑話休題、
そんなこんなでなんとか通しを終えることが出来た。
今日の通しの活気の要因はやはり後二回しかない通し練習を有意義にこなす必要がある、
そう全員が感じたからではないでだろうか、という見解に達した。

そう、この通しが終わった今となっては明後日の通し練習が最後なのである。
明日は場当たり練習だ、三時間という場当たりの長さの経験が必要だ。

===================================================================

さて、ここから色々と報告しますよ。

今日S新聞朝刊に記事が出ました。
9日の取材の結果が出たのです!
新聞紙面4分の1以上を占める演劇部の記事、
感無量です!感無量の一言です!

明日若旦那がS新聞30部を持ってきます。
買えなかった部員さんには朗報ですね!



今度の舞台は電灯を吊るす、それは前にも言ったと思いますが。
おスミ先生「電球が見えないかんのよ!」
ということなので傘を変えることに、
それをするのはもちろん三代目大道具魔人大さんである。


そして完成する電灯。
見よ、この光を!
あんまりに光りすぎるので写真ではアダムスキー型UFOみたいなってますが(笑)
しっかりと電球が見えているのだ!
おスミ先生「これよ、これ。これを求めてたんよ!」
おスミ先生も大満足である。



さて、本日はこれにて終了です。
明日に向かって寝よう、寝よう。



合宿・後日談~ついに完成、演劇部Tシャツ~

2006-02-13 | 第7期部員の活動日誌
さぁ、今日の休みを部員のみんなはどんな感じですごしているのかな!?
僕は午前は学校、午後は家でごろごろという夢のような時間を過ごしましたよ!

とまぁ、初っ端から無意味なハイテンションでお送りします今日のブログは、
テンションもついつい上がっちまうような話題です。

なんと、演劇部Tシャツが出来ました!

合宿の最後の最後にお披露目会が開かれました。
一気にテンションは最高潮になります!

それでは演劇部Tシャツ、詳しくご紹介していきましょう。


まず、胸の部分には滝川学園のマークが光っています。


そして、次は裏側です。


背中にはPower&Passionの文字が光ります。


次は右肩にご注目ください、「一劇必 精 笑 昇」と書かれていますね。

暗転用の黒服にもなるこのTシャツ、部員全員に配られましたよ。
明日の練習からこれを着ちまおうと今からわくわくしております!

それでは、今日はこの辺で

合宿二日目~時にはこんな日もあるさ~

2006-02-12 | 第7期部員の活動日誌
どうも、こんにちは。
合宿二日目を振り返ってみたいと思いますよ。


写真:雪が降ってます、拡大するとよくわかるかも。

朝からの大雪にテンションだだ下がりの新川。
一漕ぎすれば顔に雪が付くという最悪なコンディションの中、
ひたすら滝二に向けてチャリを飛ばしたからです。

さて、9時集合といった過酷な時間ではありましたが。
予想以上に皆の到着が早く、スムーズに部活を始めることが出来ました。

合宿の最初は毎回スケジュールを立てることにしています。

普段の練習より時間が多い分、
その長い時間を無駄にしないような目標を付く必要があるからですね。
この日の予定は本番さながらに、二回の通しをやることに。
本番さながらということは、もちろん舞台も組みますし、メイクもします。

っというわけで各自持ち場に離れて一回目の通しに向けて作業を開始。


メイクを開始する役者。
それを援護してくれるのはメイク担当のトムズです。
役者がひとたび「25P」と言おうものならすぐにそれを手渡してくれる。
彼女無しにはメイクはできません!

そしてスタッフは舞台をばらして袖へと運びます。
全てをばらし終え一息つくスタッフ。

教室の入り口は大道具類で完全に封鎖されてしまいました。

時間が来て本日一回目の舞台セットが始まります。
結果は13分、少しづつではありますがタイムが短くなってきました。
そして始まる一回目の通し。

結果はおおむね良好といったところです。

通しが終わると同時にばらしにはいります。



大体6分ぐらいで完了することができました。
午前の練習はこれで終了です。

ここからがらっと雰囲気を変えまして、皆さんお待ちかねの昼飯です!

本日のメニューは、
・ご飯
・麻婆豆腐
・トン汁
・果物いっぱい
・数種類ある飲み物のうちのひとつ(ランダム)
となっております!

20人近くの食欲を満たすためにとんでもない量の食事が作られました。
その結果、ご飯が少々余ってしまいましたがそこは使えるものは何でも使う演劇部。(ちょっと違うか

余ったご飯を使っておにぎりを作ります。

後片付けはしっかりと、の演劇部ですから。
もちろん掃除もしっかりこなします。

来たときよりも美しくできたのではないでしょうか



さて、いよいよ二回目の通しです。
一旦ばらした舞台を再び組みなおし早速スタート。



・・・。


全体的に疲れが見えてしまった通しでした。
合宿並の練習は予想以上に体力を消耗させていたということなのでしょうか。
重い雰囲気が漂います。


ばらしを終えミーティングが始まります。
各自思い思いの気持ちを述べていく中、ぜんざいが振舞われました。

昼間に作られたぜんざいが皆の心を癒していきます。


「うつさない うつらない うつむかない」
風邪流行を懸念して新たに出来た演劇部の標語です、
うつさないは風邪を人にうつさないこと。
うつらないは風邪をひかないこと。
そしてうつむかないは風邪がひいても無理して来ない、
ということを意味しています。
(つまり、来れなくても凹むなってことです)


明日は休み、それぞれが最後の休日を思い思いにすごすことだと思います。
若干しんみりした話になってしまいましたが、すっごくうれしいこともあったんですよ!

でも、ま。それはまた今度の機会にということで。
それでは、今日のところはこの辺で

合宿一日目~トリノよりも鳥を~

2006-02-11 | 第7期部員の活動日誌
どうも、こんばんは。
僕という人間は書き出しに悩む人でして、
書き始めると早いんですがそれまでが長いんですね。
で、一度全部書き終えるとちょこちょこ修正していくと。
だからこのブログの記事でも、
久しぶりに見るとちょっと変わっていたりするのです。

ま、毎回長ったらしい前置きがあるんですが今日はこの辺で。
早速本題です。

今日は合宿がありました、しかし若干込み入った話になっています。
それはさかのぼること一日前、午後9時頃の電話から始まりました・・・

ふぁんふぁんふぁんふぁ~ん

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
電話「オレ、オレだよ。オレ」

・・・今更オレオレ詐欺ネタでくるかー、自分。

新川「はい、どちらさまですか?」
いぐりん「オレだよ、いぐりんですよ」
新川「あ、どうもこんばんは。今ちょっとブログ書いてるとこなんですけど」
いぐりん「いや、実はなちょっと面倒なことになってな・・・」
新川「・・・僕、何かしました?」

本気で聞き返してしまいました、やましいことなんて何もないのに・・・

いぐりん「いや、お前やないねや。ちょっと部活のことやねんけどな」
新川「・・・は、はい(ゴクリ)」

いぐりん「合宿中止」

・・・ん?

新川「・・・すみません、もう一度言ってもらえますか?」
いぐりん「いや、せやから・・・」

いぐりん「合宿中止」


写真:衝撃のあまり顔を歪める荒川。

新川「な、なんでなんですか!!」
いぐりん「おスミ先生がな、熱出しはってん」
新川「つ、ついにですか・・・」
いぐりん「それに養護の先生からもな、インフルエンザ流行ってるし。一つ屋根の下寝ると集団感染するって話になったんよ」
新川「・・・確かに、危ない状況ではありますね」
いぐりん「とにかく、幕上げるためにも無理するわけにはいかんのよ」
新川「なるほど」
いぐりん「・・・テンション下がったかい?」
新川「いえ、そんなことないですよ・・・それじゃあみんなに連絡まわしますね。」
いぐりん「すまんね、そういうことだから・・・よろしく」
新川「では、明日に向かって」
いぐりん「はいはい、明日に向かって」

ガチャッ、ツーツーツー

新川「・・・そうか、中止か」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ふぁんふぁんふぁんふぁ~ん

とまぁ、そんなこんなで今日にいたるわけです!
今回の合宿はなんと泊まりがない合宿。
それを合宿と呼ぶかどうかはそれぞれの心の持ちようになるわけですね。
合言葉は「合宿並に充実した練習を」でした

今日、まず最初にやったのが「アイスブレーキング」といった代物。

入りたてのメンバーもいる演劇部、
この「アイスブレーキング」を通して仲良くなろう、そういう企画です。
発案者はもちろん、我らがおスミ先生。
微熱、発熱なんのその。生徒と一緒に教室を走り回っていました。

それが終わると今度は体育館に移動します。
実は2月19日の春秋座公演の三日後、学内公演があるのです。
全国に行く芝居「君死に」をなんとか全校生に見せてあげたいということで発案されたこの企画。
・・・無謀です(笑)
3日の差で違う場所で同じ舞台をする、経験したことがないことです。
なんてったって、春秋座と体育館の壇上ではキャパが違います。
照明も勝手が違いますし、音響なんてもってのほかです。
しかし、だからこそ燃えるのが我が演劇部。
やるなら最高のものを見せたい!
そのためには・・・体育館を演劇のできる状態にしなければいけないのです

画像がないので上手く伝わらないかもしれませんが。
まず、袖が無いに等しいのです。
跳び箱があるわ、埃溜まりまくりだわ、なんか2002年のおにぎりあるわ、で。
明らかに掃除してない感が漂いまくってるのです。
それを、できる範囲で掃除をする。過酷な任務でした。
あんまり勝手に動かすと他の部活やらに迷惑がかかります、
であるが故に先生方と調整を重ねた上での大掃除となりました。
そのおかげでなんとか上手の袖は確保することができました。
下手は・・・グランドピアノがあるんですよね。
これどうにかしないといけないと思うのですが、物が物ですので・・・動かしづらい。
次に体育館に来るのは21日、
本番前日になると思いますがピアノの処分方(流石に捨てないよ(笑))はそのときまでの課題です。

さて、合言葉「合宿並に充実した練習を」は伊達じゃありません。
まだまだ練習は続きます。
次なる練習は舞台セッティング練習、
10分を切ることを目指してみんな真剣です。
結果は・・・15分でした。
皆、悔しさを隠しきれません。
リベンジを誓い合いました。

とまぁ、こんな風に今日一日は過ぎていったわけなのですが、
ここでは詳しく述べていない出来事も結構あるんですよ。
例えば・・・
・照明配線再構築 とか
・吊り下げ電灯製作 とか
・場当たり用段取り表作成 とか
・各校演劇部宛て名書き とか
・あ、あと忘れちゃならない掃除とか

本当に「合宿並みに充実した練習を」を自でいってました。

そして、最後のイベント。
有志のお母様方による晩御飯、いえーい!
今日はケイコさん、茶子ちゃん、そして中学生トムズのお母様方が来られて鍋料理をこしらえてくれました!
それが、これ!

ジャンジャカジャーン

・・・。

え、具はいいから中身を早く見せろって?
わかりましたよ、いきますよ?
これがお鍋さんだああぁあぁぁ!!!

う、上手そう。
いぐりん先生は鳥が大好物だそうです(ここでやっとタイトルと関係のある話)
実は私、お昼ご飯を抜いてたので晩が食べたくて食べたくて仕方が無かったのです。
っというわけで早速食べます。
始まりの音頭はケイコさんが・・・

ケイコ「いただきます」
全員「いただきます!」

総勢20人弱の鍋パーティーです。


さて、この日もOBさんが来ていて一緒にワイワイ食べました。

おスミ先生「せっかく来てくれたんやったら漫才見せてあげてよ」

おスミ先生の発案からケイコ・マナブの漫才をOBさんにお見せすることに。

新川「それやったら、中学生の漫才発表会もやっちゃったらどうです?」

僕のぽろっとこぼれ出た一言におスミ先生の目の色が変わりました。

おスミ先生「そいつや!そのガキや!ディナーショーやろ、ディナーショー!」

・・・。

本当にやりましたよ、ディナーショー(笑)
総勢7組による漫才大会。

感想、面白かった!
中学生がよく頑張ってました。
そして顧問二人、「滝川亭 井具臨 おスミ」は抱腹絶倒ものでしたよ!

さて、ここらへんで宴もたけなわということで解散という運びになりました。
お母様方には生徒たちを送っていただきまして、
ほんとに感謝感謝でございます。
そしてOBさんが来てくれたおかげで部活に張りが出ました。
それについても感謝感謝でございます。

OBがふらっと顔を出してくれる部活、素敵ですね。

明日は合宿二日目、集合はなんと9時です!
19日の日程と同じように動いてみる予定です。
それでは明日のブログをお楽しみに


今回のボツ画像:落書き
「合宿中止」という事実のセンセーショナルさを出すために用意したこの画像。
しかし、いかんせんインパクトにかけるのでボツに。
もう絶対絵は描かないと心に誓わせたほどの一作。

注:クリックで拡大できます(笑)

春秋座打ち合わせ奮戦記・延長戦~裏方に送る歌~

2006-02-10 | 第7期部員の活動日誌
春秋座打ち合わせ奮戦記、
実はあの日には まだ 続きがあったのです。

大さんと僕とで、西神のカラオケ屋に行きました。
理由は音探しのため。
カラオケ屋「クロス」にはカラオケ音を録音することのできる機械が設置してあるのです。

特にとりとめて書くようなことがあったわけではないのですが、
例えば狭い部屋なのにカラオケの本が4冊あったり。


録音装置が上手く動かないので店員を呼んだら、
店員もわからないみたいで15分ぐらい時間をロスしたり。
結果的にはその手間取った15分を無しにして、これから1時間ってことにしてくれたみたいですが・・・。

それでもなんとか音は手に入れることが出来ました。
おスミ先生は僕らのカラオケと時を同じくして三宮にて電灯を探してくれていました。

一見、役者ばかりに目がいきがちな演劇という世界。
華やかな舞台を作るには必ずそれを支えるスタッフがいること。
それを色んな方にわかっていただきたいのですが・・・、
少し切なくなる新川でした。

姉妹ブログ誕生

2006-02-10 | 第7期部員の活動日誌
この度滝川第二中学校演劇部のブログが開設したようです。
製作したのは、中学二年のいくみん。
なんか僕が作れって言ったみたいに書いてますけど・・・
確かに言いましたよ(笑)
それでもこんなに早く開設するとは思ってませんでした、そこんところは拍手
というわけで、皆さん。
我が姉妹ブログを、何卒よろしくお願いします

滝川第二中学校演劇部
http://blog.goo.ne.jp/m-mist-he1868/


 取材 ~燃え上がれパワーとパッション!~

2006-02-09 | 第7期部員の活動日誌
先日の打ち合わせに続いて今週二度目の大イベント、「取材」
三年である大さんと私は昼に学校入りし、記者さんを迎える準備を始めました。

打ち合わせのドタバタで散らかっていた書類を纏め、
掃除不足でたまっていた床のほこりを排除し、
隣の部屋をメイクのできる楽屋へと改造しました。


写真:机の上には汚れ防止のサランラップ。鏡もあるよ。

午後三時、明日が滝二の入試ということで授業が早く終わったメンバー達がぞくぞくと集結していきます。

=============================================================
ここで補足説明。
この日は高校生だけだったのです。
何故かというと中学生部員が学校指令で帰らされたからです。
なにやらインフルエンザが流行っている影響で、
部活するなら家帰って休めってことになったようです。
ですから、必然的に高校生だけの通しになったのです。
=============================================================

それと時を同じくして若旦那もひょっこりと登場しました。

全員がジャージに着替えたところで走りにいきます。
何故今回、僕が走ることを選んだかというと、
時間短縮のために何をすれば一番からだが暖まるか?
それを煎じ詰めて考えてみると、
「走ることが最良のウォーミングアップである」という結論に達したからです。

走り終え体も暖まったメンバーたち、
役者はメイクを始め、スタッフは通しのできる状態を作り始めました。

メイクをする前にやらないければならないこと、
それは着替えです。
化粧した後に着ようとなると、衣装に化粧がついてしまいますからね。
というわけで各自着替えに入る役者。


写真:若旦那は帯を下ろすのに飛んだり跳ねたりしています。


写真:ケイコさんが茶子ちゃんの帯を締めています。

さて、この二枚の写真を見てもわかるように、
うちの芝居は着物が多いということにお気づきではないでしょうか?
去年のコンクールは6人全員総着物でしたが、今年も全5役中3役が着物なのです。
しかし、それは裏を返せば準備に結構な手間がかかるということでもあるのです。
着物の美しさの影では、何十分もの着替え時間が必要となるからですね。

新川「それってなんかいいよな、湖の白鳥みたいでさ」
大さん「優雅な白鳥は見えないところで足をばたつかせてるっていうあれか」
若旦那「・・・お前、一人だけ着物ちゃうやろが」
新川「そう、僕だけ着物じゃないのよ。お着替えごくろうさまであります!」
若旦那「こ、この野郎!部室の藻屑にしてくれるわあぁー!」
新川「ひぇー、お許しを~」

・・・とまぁ、たまにふざけあいながらも着替え完了。早速メイクです。


写真:師匠とマナブのメイク姿、この写真上手い具合に顔隠れてます(笑)


写真:手に馴染ませます、直に塗ると悲惨なことなるからね。


写真:ケイコと茶子ちゃん、スポンジを使ってせっせと地塗り中。


そんなこんなでメイク完了!
通しの準備もバッチリです。

後は記者さんを待つのみだ!

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

新川「で、・・・何しよう?」
若旦那「じゃ、ミーティングで」

瞬時に輪になる部員たち。

新川「なんのミーティングよ」
若旦那「ここ最近の通しに対する冷静な考察、及び今日の通しに向ける意気込み」
茶子「む、むずかしいですね・・・」

結構重い話題となったこのミーティング、
しかし、これにより皆が今日の通しを成功させたいという思いを共有することができました。


記者さん「はじめまして、こんにちは」
部員一同「こんにちは!」

記者さん到着、部室内に緊張が走ります。

いぐりん「落語作家もやっております、いぐりんというものです」
記者さん「あ、これはどうも」
名刺を差し出すいぐりん先生、大人の付き合いってやつですな。
記者さん「それじゃあ、まずは普段の練習を見せてもらって。それから取材ということでいいですか?」
いぐりん「これから通しを見ていただくってのはどうでしょうか?」
記者さん「あ、じゃあ見させてもらいます」

いぐりん先生が大人の付き合いをしている間に、
役者は楽屋でそわそわしていました。

新川「き、緊張する・・・」
ケイコ「大丈夫ですよ、先輩」

後輩に励まされる先輩の図(笑)
私、情けないのが信条ですから。

おスミ先生「あ、どうもこんにちは。顧問のおスミです」

顧問兼演出のおスミ先生も到着し、早速通しを始めることに。

今回は中学生がいないということで、
第3顧問のアサデン先生も上手に入ってもらうことに。


こうして通しが始まりました・・・。


写真:徐々に体が暖まってくるのを感じた通しでした。


写真:写真を撮る記者さん。

・・・通し終了。

新川「ありがとうございました!」
ケイコ「ありがとうございました!」


この後机を囲んで輪になって取材を受けました。

その取材の模様は・・・記事になるのをお楽しみにってことで。
いつの記事か言ってもいいか許可取り忘れたのですが・・・。
一週間以内に記事になって世に出回ります。
某新聞社です、この一週間は色々な新聞に目を通してください(笑)


取材に必要不可欠である年齢、それを記者さんが聞いていた際に発覚したことなのですが。
この日はなんと茶子ちゃんの17歳の誕生日でした!
即効で誕生会ムードにまで盛り上がる部員たち。
はっぴばーすでぃ、でぃあお茶子さ~ん。

はっぴばーすでぃ、とぅーゆー~♪
プレハブ内に拍手の音が響き渡ります。


さて、話は戻ります。
記者さんは本当に感じのよい方でした。
記者さん「笑ったり泣いたり、感情移入してしまうと客観的に見れないんですよ。だから、私も記者を演じているんです」
その道のプロは言うことが違います、私の耳に残った記者さんの一言であります。


そんなこんなで、無事取材を終えることができました。
イベント続きの今週、ようやく一息つけそうです。

・・・。

しかし、休み明けの明後日は何を隠そう合宿です。
イベント続きの今週、そのフィナーレは「最後の合宿」
これで決まりです!


春秋座打ち合わせ奮戦記

2006-02-08 | 第7期部員の活動日誌
さぁ、ついにやってきました打ち合わせの日。
目指すは京都は白川、春秋座でございます。
我らが滝二バスに乗って出発です!

今回向かうメンバーは、
顧問のおスミ先生、いぐりん先生。
そして役者、新川・ケイコさん・若旦那・茶子ちゃん
更に高校生スタッフ4人、中学生スタッフ5人です。

何故に中学生?と思う方がいるかもしれませんが、
実はうちの芝居は県大会まで中学生メンバーが参加してくれていました。
近畿は規定で高校生のみと決まっていたので参加はできなかった中学生だったのですが・・・
春秋座は中学生も大丈夫だという話なので、
中学生メンバーが再び参加することになったのです。
流石、春秋座。太っ腹!

さて、そんなこんなで二時間かけて春秋座に到着しました。


1時から打ち合わせ開始だったのですが、
余裕を持って行動しようということで学校を早く出て着いたのは11時。
せっかく時間があるのでゆったりと食事タイム!



敷地内にはおしゃれなカフェが設置されていました。
私がここで飲んだのは「マシュマロミルク」

写真:手に持つのはいぐりん先生。チョコとキャラメルの二種類あります。
カップの底にマシュマロ二個を入れその上からホットミルクをぶっかけるといった豪快な代物。
微妙にとろけたマシュマロとホットミルクの相性が抜群で、また飲んでみたいと思った一品です。

さて、食事も終わり打ち合わせ前の最終確認に入る部員たち。
しかし、ここで予期せぬ事態が起きてしまうのです。

先日作った「何質表」がありません。
どこをどう探してもありません。

若旦那「昨日見てないよ、俺」
新川「もしかしたら、印刷してないのかもしれん」
いぐりん先生「・・・USBにも入ってなかったわ」
新川「ってことは、おスミ先生のPCに打ち込んだっきり・・・、ってことですか?」
いぐりん「そういうことになるな」

全員「・・・。」

人間、本当に差し迫った状況になると喋らなくなる。
今回身をもって感じました。
春秋座の方にお渡しする書類は完璧だった、
けれども自分たちへの配慮が足らなかった。


            ・・・重い沈黙が場を支配します・・・


おスミ先生「・・・作ろ」

おスミ先生「作ろ!ここで演劇部の底力見せんでどーすんの?」
一同「・・・はい!」

おスミ先生の一言で現実に引き戻される部員たち、
残された時間は15分です。

おスミ先生「それぞれのパートが思い出せるだけの質問事項を紙に挙げる、その後私がチェックするから」

音響、照明、舞台それぞれのパートに分かれて作業開始。

いぐりん「書く紙がないぞ、書く紙が」
若旦那「先生、俺ルーズリーフありますよ!」
いぐりん「お、サンキュー」

大さん「サンプラーを使えるかどうか、聞かないとな」
みづき「はい」
音響担当の大さんと、中学部部長みづき。
質問事項を思い出しながら挙げていく大さんに、
さらさらさら、と紙にメモしていくみづき。
高校生・中学生、歳の差4年のコンビです。

若旦那「えーと、上敷は借りられますか?・・・それから」
茶子ちゃん「先輩、階段の位置は?」
若旦那「あ、そうそう。階段だよ、階段。それもちゃんと聞かないとね」
舞台担当は若旦那と、茶子ちゃん。
思い出すまま書いていく若旦那に、
ときおりツッコミを入れる茶子ちゃん。
ちゃっかりコンビです。

いぐりん「あー、あかん。全然思い出せない」
文丸「えぇ!?思い出してくださいよ」
いぐりん「あ、そうだ。前明かりのことを聞かなくては!・・・書き出したら思い出してきたぞ。うおおおおお」
照明担当はいぐりん先生と、二年唯一の男子文丸くん。
4回目ともあって慣れた手つきのいぐりん先生に、
初参加、日々精進な文丸くん。
珍しく男コンビです。

急ピッチで進められていく作業、
おスミ先生の演出検閲が光ります。

「・・・音響良し、照明良し・・・」

新川「後3分です」

おスミ先生「舞台・・・良し。よっしゃ、いける!」

ギリギリセーフで何質表が完成しました。
しかし、本当の勝負はこれからなのです。



打ち合わせはこのロビーで行われました、ずらっと並ぶ机。
神妙な面持ちで春秋座スタッフさんの到着を待つ部員たち。

おスミ先生「ええか?まずは相手の名前を覚えること、これが基本」

おスミ先生「当たり前やけど、挨拶はちゃんとするように。こんにちは!よろしくお願いします!・・・わかった?」

全員「はい」


全員「よろしくお願いします!」

この挨拶から始まった春秋座打ち合わせ。
各パートごとの人達との顔合わせを終え、早速打ち合わせを開始しました。

残された僕らは、スタッフの方に連れられ舞台を見させてもらうことに。

スタッフ「今、音響の調整中だから声はだせないけど、いくらでも歩きまわっていいからね」

そう言うスタッフさんに案内され舞台に足を踏み入れる部員たち。
「おぉ・・・」といった、感嘆ともため息ともつかない言葉が溢れていました。


これから写真をいくつか紹介していきます。
スタッフの方に「ブログで公開してもよろしいでしょうか?」と尋ねたところ、
スタッフ「どんどん宣伝してください」ということで許可をいただきました。

それでは、春秋座の全貌をここで明らかにしましょう。


写真:これが客席、右手には花道が見えます。

前にも言ったように二階席があります。
本当に和のテイストに溢れた劇場です。

さて、二階席の下に赤い点々がありますね。


写真:客席を囲むように設置されている提灯。
これが噂の提灯です。
なんと、これ。全部に電気をともすことができるのです。


写真:奥行きもさることながら横幅が広いですね、本当に寄席小屋のようです。

この写真の中央、奥側。
数名の人が座っていますが、あそこが音響の卓の位置になるそうです。
今回は後方スピーカーがもともと設置してあるので、普通に使えます。


写真:目線の位置を確認するため舞台の上に座ってみるケイコさんと私。


写真:別アングルからもう一枚、舞台も広いです。

さて、ここで照明さんがピンスポットを触ってみるということなので付いていくことに。
長ーい長ーい螺旋階段を上り続けます。
そして、到着した部屋には・・・

巨大なピンスポットが二台、鎮座していました。


写真:人一人分くらいあるでかさのピンスポ。

早速操作の仕方を習う文丸くん。


写真:始めてのピンスポット。
この写真を見てもわかるようにピンスポ操作室は三階にあります。
大きな見た目からかなり重そうに見えますが、結構スムーズに動かせるようです。

本番ではこの文丸くんともうひとりの二年生、下手さんがやってくれます。
二人とも舞台と機材の大きさに負けじと頑張れ!


さて、次に紹介する写真はほんとにぶったまげますよ。
まさか、おスミ先生でも予想していなかったであろうとんでもないものが出てきます。

それが・・・これ!

        ジャンッ!


写真:永○園!永谷○!興奮を隠し切れません。
上敷幕ですよ!
あの、お茶漬けでよく見られるしましまのあれです!
しかもこれちゃんとした引き幕になってるんです。

引き幕を引くのに挑戦する若旦那。
若旦那曰く相当重いそうです。
スタッフ「君なぁ、もうちょっと足腰鍛えなあかんね」
若旦那はうちの部活でも結構なパワーファイターなんですけど・・・それでも重いか上敷幕!
本番までの課題です。

最後に楽屋を紹介しておきます。

写真:楽屋、今までのどの劇場よりも広かった。
姿見が一枚ドーンっとありますし、
役者が10人同時にメイクしてもまだいけそうな数の鏡が設置してありました。
すごい、の一言です。

そんなこんなで二時間弱の打ち合わせをなんとか終えることができました。
音響、照明、舞台いづれのパートも満足のいく結果に終わったようです。


3時10分、春秋座を後にする演劇部一行。
バスの車内は・・・

写真:バス車内のリアルな画像。
大半が眠ってます(笑)
みんな疲れがピークに達したみたいです。

帰り道のバスってどうしてこんなに眠たくなってしまうのだろう、
時折そんなことを考えます。
微妙な振動が体に心地いいのか、はたまたただ単に疲れているのか・・・。

しかーっし、そんな中でも中学生は元気です。
やれ、サロンが2軒あっただの、銀行が一軒目だの。
京煎餅買ってきて、だの無邪気なもんです。
・・・これが若さってやつなんだろうな

ま、いうても私も結構元気なくちだったので所在無げに外を眺めておりました。
すると、突然の大雪。

写真:バス車外を撮影、これでも雪降ってます。
滝二近辺はそないに雪が降ることはないので、テンションが上がります。
新川「うおぉー、すげー」
なんて一人ではしゃいでみたり。
けれども、すぐにやんでしまいました。
通り雨ならぬ、通り雪だったのかもしれません。


春秋座打ち合わせ奮戦記、最後の一ネタはこれです。

写真:瞬き看板を激写。
右下の看板、5分に一回くらい瞬きするらしいです。
春秋座に行かれる方で高速を利用する方、是非この看板をご覧ください。
本気できもちわるいですから(笑)


さて、そんなこんなで無事学校到着。
今日は解散という運びになりました。

しかし、僕らはまだほっとすることはできません。
明日は某新聞社からの取材があるのです。
演劇部、まだまだ走り続けます!!!

春秋座打ち合わせ奮戦記  -完-



欠かせない電化製品

2006-02-08 | 第7期部員の活動日誌
トラックバックの練習ということで、ひとつやってみました。

我が演劇部に欠かせない電化製品、
色々ありますよ電化製品は。

舞台に絶対欠かせないのはこのインカムですね。

写真:このインカムが目に入らぬか~♪
これがないと舞台成立しませんから。

でもまぁ、演劇部的に一番無くてはならない存在は・・・

写真:ポットで味噌汁作ってます。

このポットですね。
これが無ければ演劇部の夜はこせません!?
最初は紅茶とか緑茶とかだけだったレパートリーも気づいた頃には・・・


写真:紅茶緑茶に飽き足らず、味噌汁やスープ。ココアも常備しております。

毎回毎回どれを飲もうか迷ってしまうくらいに増えてしまいました。
しかし、どんなに増えようとも演劇部のスタンダードは変わりません。
そう「味噌汁」人気は不滅なのです。
(私、新川は数少ないスープ派なんですけどね

皆さん、寒い冬には(のどにもやさしい)暖かい飲み物に限りますよ!

大変だ!大変だ!書類作りが大変だ!

2006-02-07 | 第7期部員の活動日誌
さて、今日は2月7日です。
そして明日は8日です。
つまり!打ち合わせ日前日ってことなんですよ!


写真:パソコンに向き合う若旦那、若旦那は舞台担当です。

ほとんどの書類は今日までに出来ていたのですが、
まだ作らないといけない書類が残っていたのです。
それが「何を質問するか表」です。
音響・照明・舞台と各パートの人員が劇場スタッフの方に何を聞くべきか?
それをまとめておくのが「何を質問するか表」なのです。
こちら側の人間がどうしたいか把握していないのに、
スタッフの人に伝えるなんて無理な話ですからね。
それに、この「何質表(ついつい略してしまった)」を作ることによって、
演出と各パートの人員の意思疎通が図れるのですね。


写真:照明担当いぐりん先生と演出のおスミ先生、仲良く作業。

舞台、照明、音響それぞれの「何質表」が完成しました。
次の作業は作った書類を封筒に入れます。
しかーしっ!この作業が一番厄介なのです!
なんてったってその書類の量の多さときたらもう・・・
若旦那「ウガーッ」
とか言っちゃうくらいに多いのです。


写真:ケイコさんが台本に「舞台用台本」や「音響用台本」といった文字を書いています。

若旦那「ウガーッ」
とか言っちゃうくらいの作業をこつこつと進め、なんとか渡す相手別に書類を分け終えた頃。
大さんがとんでもないことに気づいてしまいました。

大さん「これ・・・俺らの分が無くない?」

・・・。

全員「ウガーッ!」

なんということでしょう、自分たち用の書類がなかったのです!
相手に渡す分はあっても自分たち用がなかったなんて、よくあるよくある。
詰め終えた書類を封筒から出し印刷室に走ります。
そして、10分後なんとか刷り終わりやっとこさ詰め終わり完成。

っちゅうわけで二時間かけてなんとか書類作りは終了しました。
後は春秋座に赴くのみ!
明日のブログは「演劇部、春秋座に行く!」ですよ!お楽しみに