2023年1月29日(日)高校演劇コンクール近畿大会優秀校 第22回「春秋座」招待公演「演じる高校生」
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
おかげさまで、無事上演・アフタートークを終えることが出来ました。
今回のお芝居はハプニング続きと各所で申し上げておりますが、春秋座公演もハプニングの連続でした。
備忘録も兼ねて、記しておきます。
まずは、コロナの影響です。
近畿大会はフルメンバーで終えることができましたが、
コロナの影響もあり、直前になって濃厚接触となった部員が出たり、体調を崩したりということで、
急遽代役選定を行う場面がありました。
春秋座様のご厚意で、(このような緊急ということもあり)中学生の代役が認められたため、
数日で台本を頭に入れてもらい、稽古に励んだ場面もありました。
(特に、先輩の代役として本番を無事上演し終えた中2のアカネさん、
最後まで本役になるかもというプレッシャーで代役をつとめた、同じく中2のカタダくんには
感謝の気持ちでいっぱいです)
そして、大雪の件です。数日前の大雪の影響で、積雪や路面凍結が相次ぎ、
前日の雪もあいまってJRなど公共交通機関がストップするかも・・・という報道もあり、
無事京都にたどりつけるかという状況でした。
また、借りていたトラックもスタッドレス対応が出来ていないことが当日分かって、
代わりの車両の手配やスケジュールの再調整、荷造りのし直しなどを余儀なくされたり、
前日まで高2の大半が研修旅行に出かけていて打ち合わせや準備が十分に出来ていなかったりと
いろいろバタバタしつつ、京都・春秋座に向かいました。
予定より時間をかけて移動したこともあり、無事到着することができ、
会場の皆様やスタッフの皆様の優しいサポートに支えられつつ、場当たり・照明合わせを行いました。
こちらも、いわゆるティンシャ音(リセマラのきっかけ音)の響きの問題で、場当たりが中断したり、
春秋座の奈落を用いた新演出に手間どったり、約3時間もありながら、確認したい事項すべてをチェックすることは出来ませんでした。
自分たちがまだまだ未熟だなぁと感じるとともに、部員一同、精一杯お客様に対し、そういった裏側を感じさせない芝居を
頑張ろうと決意を新たにしました。
ゲネプロも、全体として悪くはなかったものの、課題の残る舞台となりました。
岸和田高校演劇部さんが見守るゲネプロでしたが、ベストの上演が出来ず、大変申し訳なかったと感じています。
そのまま岸和田高校さんの舞台を見て、限られた人数で溌剌と演じるその熱量と、
着実に観客を翻弄していくストーリーに圧倒されました。
本番1時間前、高3のアヤノさんとイロハさんから、春秋座前最後のダメだしをもらいました。
二人ともそれぞれ大学進学が決まり、現役部員たちと一緒にお芝居をすることも春秋座で最後になります。
お二人は、昨年度近畿劇作最優秀賞を受賞した「ツルばあちゃんと私」のW主演を務めていました。
彼女らの指摘は、現役部員に強く伝わったようで、憧れの舞台で持ち味を生かすには
慣れを見せず台本に立ち戻って、きちんと心情を読みこむことに努めました。
その結果、(幾分噛み噛みだったように思いますが)現時点でベストの芝居が出来たように思います。
それは、見守ってくれた高3二人のおかげでもあり、発展途上の私たちの舞台を支えてくれた春秋座の皆様、
そして、ご来場下さった皆様のおかげだと感じております。
春秋座のインタビューでもお話したのですが、私たちは、地区大会・県大会・近畿大会と
どの大会も「金曜日」という平日を抽選で引いたため、家族や学校の友人に観劇してもらうことも少なく、
またどうしても来場者の少なめな状況で、上演してまいりました。
今回、素敵な機会を与えていただき、多くの方の前で上演できたことが、私たちの力、もとい「パワー」となったと思います。
改めて、ご来場くださった皆様に御礼申し上げます。
今年の7月末から8月にかけて、鹿児島全国大会に出場いたしますが、
お客様にいただいた感動を大切に、またさらに進化した「リセマ達」を上演していきますので
どうぞ応援よろしくお願いいたします。
下記は、これまた備忘録として、キャスト・スタッフなどを記していきます。
▼「リセマ達」
作 いぐりんとその仲間達(生徒顧問創作)
▼キャスト ※写真の都合上、プログラム掲載順番とは異なっています
木下紗月(サツキ)⇔藤本あかり(高2) 2年8組生徒
井上優太(ユウタ)⇔福山垂斗(高2) 2年8組生徒
喜多島果実(カサネ)⇔北島果実(高2) 2年8組生徒。軽やかに遅刻
谷山青樺(ハルカ)⇔谷青樺(高2) 2年8組生徒。カサネと軽やかに登校
大幡果穂(カホ)⇔大畑果穂(高2) 2年8組生徒。なりたくてなった委員長 ) 【中央】
渋川佳音里(カオリ)⇔澁谷佳音里(高2) 2年8組生徒。存在がアニメキャラ 【左】
安達翠(ミドリ)⇔川本朱音(中2)←足立翠(高1)の代役 2年8組生徒。小澤と犬猿の仲【右】
志々田蒼馬(シシダ)⇔宍田蒼馬(高2) 2年8組生徒。ゲーム好きな副委員長 【右】
佐倉井滉人(サクライ)⇔櫻井滉人(高1) 2年8組生徒。ウザ絡みの名手 【左】
吹島百笑(モモエ)⇔福島百笑(高1) 2年8組生徒。メガネの方 【左】
松浦圭純(カスミ)⇔松村圭純(高1) 2年8組生徒。ジャージの方 【右】
小澤太洋(オザワ)⇔男澤太洋(高1) 2年8組生徒。安達と犬猿の仲 【左】
有光誠(アリミツ)⇔有満誠(高1) 2年8組生徒。女子に紳士的【中央】
高埜泰一(タカノ)⇔高野泰一(高1) 2年8組生徒。「パワー」の先導者 【右】
富久田哲雄(フクダ)⇔福田哲雄(高1) 2年8組生徒。一家に一台いてほしい 【中央】
葉鳥圭珠(ハトリ)⇔羽鳥圭珠(高1) 2年8組生徒。なかなかの辛辣 【左】
吉本先生⇔吉本百梨(高1) 2年8組教師。「担任ガチャの当たり」と名高い
壬生先生⇔壬生大宇(高2) 2年7組教師。「担任ガチャのはずれ」と名高い
近野楽菜(ラナ)⇔今野楽菜(高2) 転校生
▼スタッフ
演出:いぐりんとその仲間達 スタッフ統括:鴨志田彩羽(高3)舞台監督:北島果実(高2)
舞台:堅田悠斗(中2)森脇晴子(中2)吉田萌乃(中2)藤林枇愛(中1)
音響:河村佳歩(高1)谷村茉莉花(高1)都留綾乃(高3)高瀬朋香(中2)倉本泰我(中2)
照明:山高京香(中3)吉田結梨(中2)
▼顧問
井口守・桂文明・山下倫桜
▼アフタートーク出演者
部長:北島果実(高2)・副部長:福山垂斗(高2)・副部長:宍田蒼馬(高2)・主演:藤本あかり(高2)