The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

ポールの影にひろしあり

2013年11月14日 | サーズデイひろし
はや二日ほどたったのだが、まだ脳裏にステージの様子が焼き付いている。
そしてライブで聴いた曲も、そうでない曲も、ずっと頭を駆け巡っている。

ひで氏です。

ポールマッカートニーのライブを見に京セラドームへ。

入るのに一体どれだけ時間がかかるのだ、という混雑ぶり。特に京セラドームは宇宙船みたいな形をしているので何万という人が向かう様はあたかも人類最後の日に人々が宇宙船に乗り込んでいるかのように見えた。


しかし目的はそんな感じとは全く逆だ。
もうビートルズファンからウィングスファンからポールマッカートニーファンが老若男女問わず楽しみでたまらないという空気。
もう始まろうかという直前に「おしっこ」と言い出したのであろう、子供を抱えて走るお父さんの形相が印象的だった(この方、最終的にギリギリ間に合っていた。よかった)。

いろんなところで散々書かれているだろうから敢えてここでライブの詳細に触れるまでもないが、
オープニングはやはりしびれた。Eight Days a Weekだ。

曲が短いのでテンポよく進んでいくのだが、巧みに新旧織り交ぜて披露してくる全体の完成度は圧巻だった。
Lovely RitaやBeing the Benefit of Mr.Kiteは新鮮で楽しんで聴けたが、The Long and Winding RoadやLet It Beはもうほんとに夢の中にいるようで、幼い時から何度も何度も聞いてた「この曲のあの部分」という自分の中のこだわりポイントを今そこで本人が歌っているという、すべてを超えた感動があった。そういう感動の種類をわかっているのだろう、曲や歌のアレンジもあくまで原曲に忠実なものが圧倒的に多かった。

大学時代にクラブで結成したバンドで最初に演奏した「I've Just Seen a Face」
周りの友人たちがガンズバージョンで興奮していた時にひそかに原曲を聴き続けていた「Live and Let Die」
中学生の時には歌詞までははっきりわからなかったが今回噛みしめるように聞け、ジンとした「Here Today」
私ひで氏が大好きすぎてどうしようもないジョージに捧げた「Something」
いつまでもキラキラと光るメロディを作り出す力の衰えが全く見えない新作からの「NEW」
初めて自分で買って考えられないぐらい聴きすぎて体に染み込んでいるAbbey Roadのメドレー。

すべてにあまりにも思い出が多すぎて、その偉大さを痛感する。
これでC MoonとかJunior's Farmとか聞けたらもう確実に失禁してモヤモヤと煙を立てて周りに迷惑をかけていたに違いない。

最後だ最後だと噂されているがあのライブを見た人は皆一様に「まだ全然来れるのでは」と感じたはずだ。



それにしても感動に包まれながら大満足で出口に向かうときに壁一面にあるオリックスブルーウェーブの選手名鑑的な壁紙。。。あの違和感はすごい。野球場でコンサートを開くということの副作用だ。

そして今思えばコンサートクルーの中にあいつがいたのではないかという記憶がうっすらある。
ポールが途中で「世界一優秀」と評していたあのクルーの中に。。
あの長いヘッドフォン。。。間違いない、

彼だ。

今週のサーズデイひろし


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