The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

シャッターチャンスの代償

2017年10月22日 | ヒデ氏イラストブログ
台風もヒットしているがここ最近の雨続きはたまらない。

雨は嫌いではないが、梅雨でもないのにこれほど降るとなかなかツラいものがある。

ひで氏です。

こういうイレギュラーな天候だと季節の移り変わりが感じにくい。例年だともう秋を感じさせる頃だ。

秋の暴れ蚊、という言葉がある。

秋口の蚊にさされると、いつもより痒い。昔から周りでこの言葉をよく聞いた。

そんな言葉を聞くと、蚊にまつわる悪夢を思い出す。

私は心底蚊が嫌いだ。

まずあの縞模様のデザインが耐えられないし、体のサイズに似合わず耳元でやたら不愉快な音を出して来たり

汗や体温はもちろん、黒いものにも寄ってくるなど、寄せ付けるきっかけが多すぎるのも腹立たしい。

そしてもちろん何より、吸血するというおぞましい習性と、加えて痒みを残してあざ笑うように飛び去るという愉快犯的な一面も最悪だ。

仮にこちらがとらえたとしても手のひらや壁にしっかりと生きていたころの証であるかのように自らの体の残骸を黒いシミとして残す。
あの自爆テロのような死に方も非常に後味が悪い。

そういえば過去にも蚊に関して書いたことがある。
過去エントリ:朝のモスキート革命

そんな蚊嫌いの私だが、ある許されない想い出がある。

とてもシンプルなのでくどくどと説明する必要はない。

ある時、写真を録るというときに、写真のために笑顔を保持していたときだ。

そこには木々がたくさんあり、蚊がたくさん飛んでいた。

嫌な予感はしていたが、まさに写真を撮るその時、頬に違和感を感じた。

しかしシャッターチャンスをぶち壊してはならないという良心から、そのまま我慢し通したのだ。

数分後、頬が痒みを伴って腫れ出した。
蚊に咬まれる箇所は色々あるが、悪夢を通り越して最悪な足の裏や指の関節などを除くと、やはり避けたい部位は顔だ。

なのに頬が腫れ出したことで、やはりあの時だ…!というやるせなさがこみ上げてきた。

写真を撮っていた時に蚊にやられたのだ。

まあ咬まれたものは仕方ない。そのうち腫れも治まるだろう…

しかし私ひで氏が感じた屈辱が頂点に達したのは、しばらくして撮った写真を確認した時だ。

なんとそこには、今まさに私ひで氏の頬から吸血している蚊が写っていたのだ。
もちろんその時に吸われていたことは認めるとして、まさにその瞬間を捉えるなどいうことがあるだろうか。

実際の写真はあまりに残酷で涙すら誘うほどのショッキングなものなので、

思い出しながらイラストを描いてみた。皆さんも拡大して確認して欲しい。



シャッターチャンスのために支払った代償は、あまりに大きかった。





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4 コメント

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Unknown (にいやん)
2017-10-23 11:02:04
最初イラストを見た時、液晶が汚れてるのかと擦ってしまいました。お恥ずかしい。

蚊に顔面を噛まれた時の屈辱...睡眠中に耳元で不快音を出された時の苛立ちときたら!わざとやってるとしか思えません。
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Unknown (なおと)
2017-10-24 23:14:01
その蚊はよっぽどいっしょに写りたかったんでしょうね(笑)
長い間ひで氏に覚えていてもらって幸せですね!
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Re:Unknown (ひで)
2017-10-24 23:34:45
まさかと思ったら写り込んでいたので、ぼくも最初はデジカメの液晶の汚れかと思いました笑。
あの音は本当にひどいですね!笑
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Re:Unknown (ひで)
2017-10-24 23:35:46
なんかそんな言われ方をすると若干可愛いやつみたいな感じが…いやいやしません!笑
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