数日前から体調をやや崩していた、ひで氏です。
数年ぶりに風邪を引き、喉は痛いわ咳は止まらない状態になり、あーしんど、と思っていた。
ただその時はまだ、数日すれば治るだろうと高をくくっていた。
すると数日経って突如、右ヒザが痛み出した。
始めはなんか痛いなぁ、ぐらいに思っていたがだんだんと痛みは激しくなってきた。
そうこうしているうちに歩いている時もかなりの痛みを感じるようになり、特に階段の上り下りがキツいということがわかってきた。
とにかく、膝が曲がる瞬間が痛く、逆に真っすぐに伸びている状態、もしくは正座のように曲げきった状態では痛みは感じないのだ。
そしてさらに悪いことには、この痛みを数日我慢して歩いているうちに、かばって歩いていたからかなんなのか、
ある朝大規模な寝違えを起こし、R2D2のような動きしかできないようになってしまったのだ。
私ひで氏は普段なかなか病院に行かないという悪い?クセがあるのだが、このときばかりは何か異常を感じすぐに整形外科の門をくぐった。
そして先生に症状を説明していると、ふと尋ねられた。
最近何か新しく運動を始めたということはないか、と。
あ… そうだ、最近ランニングをはじめたのだ。
冬の自転車は初動があまりにも寒すぎて乗らなくなる。だから、苦手だったジョギングをこの年になって始めてみたのだ。
といっても忘れていたくらいだ。なんせ最後に走ったのは2週間ぐらい前だったのだ。
しかしそれを言うと先生は「あーたぶんそれやね」と言い、時間差でそういうことも起こる、と付け足した。
念のため膝も、そして寝違えた背中もレントゲンを撮ってもらったが骨には全く異常が無く、これは完全に筋肉の炎症でしょうねということになり、湿布をもらって病院を出た。
結果としては思う以上にあっけなかったがまー湿布で治るのならそれに越したことは無い。
この頃膝の痛みはピークに達し、今すぐにでも貼りたいぐらいだがすでに電車に乗ってしまっているのでとりあえずガマン、家に帰ったら速攻貼ろう、と心に決めた。
悪い状況というのはこういう時に追い打ちをかけてくるものである。
自分の駅で降り、「階段はもってのほかだ、エスカレーターの右側に立ち微動だにせずに降りよう」と思ってエスカレータの方に歩いていくと、なぜか止まる側のサイド(関西では右側)に妙な行列が出来ている。
説明しにくいがこのときその行列の最後尾に並ぶには向かってくる波に逆らわなければならず、とにかく早くエスカレータに乗りたい一心で思わずエスカレータに、それも歩いて下りる人が多い手前(左側)のレーンにそのまま誘導されてしまったのだ。
もちろんわかっている。
エスカレータというのはそもそも止まって手すりを持って乗る物であり、歩いて速く進むためのものではない。手前のレーンに入ったからといって歩く義務はないのだ。
しかしもはや止まる側と歩く側ではっきりと役割が分かれているという実態を知りながら、一刻も早く家に帰ろうと手前のレーンを選んでいる波を止めてまでそこに立つガッツはこのときの私にはなかった。ちなみに右側に入り込む余地は全くない。
今やちょっとした「曲げ」で激痛が走るのだ。焦った私は咄嗟の行動に出た。
前述したように、今回の症状は膝が曲がった瞬間に痛いのであり、真っすぐである限り痛みはないのだ。
つまり右膝を一度も曲げずに降りれば良いのだ…!
最初は自分でも半信半疑だった。そんな降り方ができるのか?と。
しかし右足をまっすぐに前方に出しながら左足で一段ずつ踏み込んでいく。踏み込むというより、左のかかとをずらしてリズムに乗せて落ちていくようなイメージだ。
ダン…ダダン、ダン…!
で…できる。できる!
かあさん、オレ、できるよーーーッ!
夢中に降りたそこからの記憶はあいまいだ。
ただ、その時の私は映画「コーラスライン」のあのダンサーのステップのようになっていたこと、
そして時折右レーンの人々に身体をヒットさせては異様な目で見られ、それでもかまわずステップを切りつづけたこと、
そしてもう吹っ切れた私の耳にはエスカレータの段を下りながら観衆の大歓声を受けているかのような異常な高揚感があったことを覚えているのみだ。
ハァ、ハァ…
オレはやり切ったのだ…!
そんな私ひで氏、このブログを書いている現在は湿布でしっかり膝の痛みは取れ、背中の痛みもほぼなくなり、風邪もすっかり良くなって明日のハウリンイベントにソロで登場します!気分も体調も良いので思い切り歌います!
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2017.02.20 MONDAY - HOWLIN' BAR, OSAKA (HIDE SOLO)
塚本ハウリンバー「20周年記念ライブ第20弾」
今年ASB関連第一弾はひで氏のソロライブから。なんと20周年を迎える塚本ハウリンバーの第20弾イベントというキリのいいイベントに呼んでいただきました。
素晴らしい共演者とご一緒します。ASBはじめはまずひで氏ソロからはじめましょう。
2017年2月20日(月) 大阪塚本ハウリンバー
OPEN 19:00 / START 20:00
Live Charge 2,000yen
樫本英之(The Alan Smithy Band) / ンダ / シーガン山下 / THE TWINS
大阪塚本ハウリンバー
大阪市西淀川区柏里2-1-19 石川ビル2F
TEL:06-4808-2212
数年ぶりに風邪を引き、喉は痛いわ咳は止まらない状態になり、あーしんど、と思っていた。
ただその時はまだ、数日すれば治るだろうと高をくくっていた。
すると数日経って突如、右ヒザが痛み出した。
始めはなんか痛いなぁ、ぐらいに思っていたがだんだんと痛みは激しくなってきた。
そうこうしているうちに歩いている時もかなりの痛みを感じるようになり、特に階段の上り下りがキツいということがわかってきた。
とにかく、膝が曲がる瞬間が痛く、逆に真っすぐに伸びている状態、もしくは正座のように曲げきった状態では痛みは感じないのだ。
そしてさらに悪いことには、この痛みを数日我慢して歩いているうちに、かばって歩いていたからかなんなのか、
ある朝大規模な寝違えを起こし、R2D2のような動きしかできないようになってしまったのだ。
私ひで氏は普段なかなか病院に行かないという悪い?クセがあるのだが、このときばかりは何か異常を感じすぐに整形外科の門をくぐった。
そして先生に症状を説明していると、ふと尋ねられた。
最近何か新しく運動を始めたということはないか、と。
あ… そうだ、最近ランニングをはじめたのだ。
冬の自転車は初動があまりにも寒すぎて乗らなくなる。だから、苦手だったジョギングをこの年になって始めてみたのだ。
といっても忘れていたくらいだ。なんせ最後に走ったのは2週間ぐらい前だったのだ。
しかしそれを言うと先生は「あーたぶんそれやね」と言い、時間差でそういうことも起こる、と付け足した。
念のため膝も、そして寝違えた背中もレントゲンを撮ってもらったが骨には全く異常が無く、これは完全に筋肉の炎症でしょうねということになり、湿布をもらって病院を出た。
結果としては思う以上にあっけなかったがまー湿布で治るのならそれに越したことは無い。
この頃膝の痛みはピークに達し、今すぐにでも貼りたいぐらいだがすでに電車に乗ってしまっているのでとりあえずガマン、家に帰ったら速攻貼ろう、と心に決めた。
悪い状況というのはこういう時に追い打ちをかけてくるものである。
自分の駅で降り、「階段はもってのほかだ、エスカレーターの右側に立ち微動だにせずに降りよう」と思ってエスカレータの方に歩いていくと、なぜか止まる側のサイド(関西では右側)に妙な行列が出来ている。
説明しにくいがこのときその行列の最後尾に並ぶには向かってくる波に逆らわなければならず、とにかく早くエスカレータに乗りたい一心で思わずエスカレータに、それも歩いて下りる人が多い手前(左側)のレーンにそのまま誘導されてしまったのだ。
もちろんわかっている。
エスカレータというのはそもそも止まって手すりを持って乗る物であり、歩いて速く進むためのものではない。手前のレーンに入ったからといって歩く義務はないのだ。
しかしもはや止まる側と歩く側ではっきりと役割が分かれているという実態を知りながら、一刻も早く家に帰ろうと手前のレーンを選んでいる波を止めてまでそこに立つガッツはこのときの私にはなかった。ちなみに右側に入り込む余地は全くない。
今やちょっとした「曲げ」で激痛が走るのだ。焦った私は咄嗟の行動に出た。
前述したように、今回の症状は膝が曲がった瞬間に痛いのであり、真っすぐである限り痛みはないのだ。
つまり右膝を一度も曲げずに降りれば良いのだ…!
最初は自分でも半信半疑だった。そんな降り方ができるのか?と。
しかし右足をまっすぐに前方に出しながら左足で一段ずつ踏み込んでいく。踏み込むというより、左のかかとをずらしてリズムに乗せて落ちていくようなイメージだ。
ダン…ダダン、ダン…!
で…できる。できる!
かあさん、オレ、できるよーーーッ!
夢中に降りたそこからの記憶はあいまいだ。
ただ、その時の私は映画「コーラスライン」のあのダンサーのステップのようになっていたこと、
そして時折右レーンの人々に身体をヒットさせては異様な目で見られ、それでもかまわずステップを切りつづけたこと、
そしてもう吹っ切れた私の耳にはエスカレータの段を下りながら観衆の大歓声を受けているかのような異常な高揚感があったことを覚えているのみだ。
ハァ、ハァ…
オレはやり切ったのだ…!
そんな私ひで氏、このブログを書いている現在は湿布でしっかり膝の痛みは取れ、背中の痛みもほぼなくなり、風邪もすっかり良くなって明日のハウリンイベントにソロで登場します!気分も体調も良いので思い切り歌います!
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2017.02.20 MONDAY - HOWLIN' BAR, OSAKA (HIDE SOLO)
塚本ハウリンバー「20周年記念ライブ第20弾」
今年ASB関連第一弾はひで氏のソロライブから。なんと20周年を迎える塚本ハウリンバーの第20弾イベントというキリのいいイベントに呼んでいただきました。
素晴らしい共演者とご一緒します。ASBはじめはまずひで氏ソロからはじめましょう。
2017年2月20日(月) 大阪塚本ハウリンバー
OPEN 19:00 / START 20:00
Live Charge 2,000yen
樫本英之(The Alan Smithy Band) / ンダ / シーガン山下 / THE TWINS
大阪塚本ハウリンバー
大阪市西淀川区柏里2-1-19 石川ビル2F
TEL:06-4808-2212
以前、電車内で吊り革を2つ使ってラインダンスをする男性を目撃した事はありますが...ええ、もちろん京橋です。
それにしても筋肉の炎症でそれ程の重い症状が出ることがあるんですね。
早くに回復されて何よりです。
ラインダンスといえばコーラスライン、というのが時代を象徴しててちょっと恥ずかしいですが…やっぱりこの世代、コーラスラインとフラッシュダンスに勝るイメージはないですね!笑