Don’t Dilly Dally

…とことことことこ

小さな趣味 ~色紙で花をつくる~

2024-11-18 14:35:26 | 雑記

花というのは人の心を和ませます。野原や木々に咲く自然の花々が一番美しいですが、アレンジメントされた花もやはり美しいし、イラストの花や造花もやはり美しいです。

コロナ禍で外出自粛を強いられていた際に、イラストや写真を見ながら色紙を切ってA4サイズの黒い紙に貼って花々を作って遊んでいました。 ※生花の画像はネットからお借りしました

まずはバラ

やはり美しいです。情熱的な花言葉を数多く持つ真紅のバラ。

思い出すのはやはり『ベルサイユのばら』のオスカル・フランソワでしょうか。あとは『ポーの一族』。私は姉がいるので実年齢よりも上のアニメや漫画をよく見ていました。

簡単なように見えて意外と難しかったように思います。でも自分としてはお気に入りの作品となりました。

次に睡蓮

睡蓮といえば、やはり印象派の画家クロード・モネの作品の数々。モネは日本からフランスの自宅に睡蓮を取り寄せ、庭の池に浮かべて毎日何枚も睡蓮の絵を描き続けたと言われています。

モネをそこまで魅了した睡蓮を作ってみました。

自分がイメージしていた出来上がりにならず当時は失敗作だったのですが、最近見直したらこれはこれで良いような気がしてきた作品です。

次はフクシア

貴婦人のイヤリングとも呼ばれているフクシア。

私にとってフクシアは母の思い出のひとつです。母は貴婦人とは程遠い普通の女性でしたが、母が趣味のアメリカンフラワーで作ったフクシアがとても美しく、フクシアは幼なかった私のお気に入りの花となりました。

ふと思いましたが、私はフクシアの生花を見たことがないような気がします。どこかのフラワーガーデンで見ていたりするのかな…。

次は木蓮

母の思い出の花を作ったので、次は父の思い出の花です。

上を向いて花を咲かせる木蓮。私は紫色の木蓮が好きなのですが、父は白木蓮が好きで庭にも植えてありました。父が他界した頃、スターダストレビューの『木蓮の涙』が流行っており、思わず重ね合わせて聞いてしまったものです。

やはりこちらも簡単そうに見えて難しかった。

最後はパンジー

秋から冬にかけて花を咲かせるパンジー。寒さにも強く枯れては花を咲かせるパンジーは、前向きでひたむきな花言葉も多いです。

ちょっと時間をかけて作ってみました。

完成したときは本当に嬉しかった。もはや自己満足の世界です。

まだ数点あるのですが、長くなりそうなのでこの辺りでやめておきます。時間がないと作れないので今はちょっと無理ですが、来年アメリカで時間ができたら今度はアメリカンな色彩で遊んでみたいと思っています。

小さな趣味ですが、完成したときの自己満足度は大きく、私を幸せにしてくれます。そして思い通りに仕上がらなくても「あーあ」と笑顔でいられます。きっと趣味というのはそういうものなのかもしれませんね。

 


元気になれる映画 #01

2024-11-17 16:27:24 | 雑記

相変わらず忙しい日々が続いています。

今日は久しぶりの休み。体が疲れていると気持ちまでネガティブになってしまうので今日は元気になれる映画を観ることにしました。『わたしに会うまでの1600キロ』。

簡単に内容を説明すると、

『母親の死に耐え切れず、優しい夫を裏切り薬と男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリル。母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻すため、そして人生をやり直すために1600キロ踏破の旅に出ます。極寒の雪山や酷暑の大地に行く手を阻まれ、命の危険にさらされながらも、その過酷な道中でシェリルは自分と向き合っていきます。』

実在の女性シェリル・ストレイドの自叙伝を映画化したものです。

主演は、リース・ウィザースプーン。

母親を亡くしたことで生きる道を見失い、ヘロインに手を出し、荒んだ生活を送っていたシェリル。優しい夫を裏切り、不貞行為を繰り返し、離婚。

そんな彼女を支えてくれる女友達の前で、「どうしてこんなにバカになっちゃったんだろう。昔はいい子だったのよ。結婚をダメにして、人生までダメにしてる」と泣きながら語ります。

そして大自然の中に身を置いて自分を取り戻すことを決意。

過酷な岩山に挑み、

激しい濁流も超えていきます。

途中途中で流れる『コンドルは飛んでいく』。

主人公の自分自身を変えようとする心の葛藤と過酷な大自然に挑む姿は、私に元気と勇気をくれます。

一人で歩き続ける主人公のシェリルは、様々なことを思い出します。そして自分自身と向き合い、本来の自分を取り戻し、そして自分を乗り越えていく…。その姿がとても感動的。

パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)は、メキシコ国境からカナダ国境まで続くトレイルです。ちょっと画像を拝借してきました。

赤いラインがシェリルが3ヶ月かけて歩いた道です。

映画内で小さな男の子が「赤い河の谷間」を歌うシーンがあります。主人公のシェリルの心にそれが響くのですが、観ている私の心にも響き、この映画を観たあとはしばらく口ずさんでしまいます。

きっと明日から仕事中しながら口ずさんでいることでしょう。

From this valley they say you are going,

We will miss your bright eyes and sweet smile,

For they say you are taking the sunshine,

Which has brightened our pathways a while.

Come and sit by my side if you love me;

Do not hasten to bid me adieu,

But remember the Red River Valley,

And the cowboy that has loved you so true..


私の日常 in USA

2024-11-09 14:00:38 | 雑記

前回の投稿で、現在の日本での滞在先について記したので、せっかくだから今回はアメリカでの滞在先について記してみようと思います。

私が滞在するのはハドソン川に近いニュージャージー州の町です。小さくて治安の良い住宅街。こちらはちょうど今の季節の近所の風景です。

アメリカではあまりやることもなく、散歩するのが日課のひとつ。足元の落ち葉を踏みしめながら手を後ろに組んで歩いていると、気分だけは文学者か哲学者のよう。

 

下の画像はこの町のメインストリート。秋の始まりの頃に撮ったある雨上がりの日。私の滞在先のアパートもこの通りに面した場所にあります。

そしてこちらが近所のベーグル屋さん。

日曜日の朝、BFと買いに行くころにはショーケースはガラガラ。好みのベーグルを選んで生ハムやスモークサーモン、クリームチーズなどを挟んでもらいます。

買いに来ているのは男性ばかり。

すぐ近くにはセブンイレブン。

セブンイレブンのコーヒーがお気に入りで、わざわざ買いに行くこともしばしば。紙コップのサイズもアメリカン。

ドーナツも売っています。

天気の良い平日の午後などは、コーヒーとドーナツを買い込んで、本を持ってお気に入りのベンチに行ったりもします。

ここは貨物列車の駅なのですが、なんの堺もなく自由に出入りできます。このベンチに座ってコーヒーを飲んだり、本を読んだり。滅多に貨物列車が通ることもなく、ホームの端ではデッキチェアを持参した老人が日光浴をしていることも。

このベンチでの時間を楽しめるのはごく僅かな期間だけで、暑い夏は早朝もしくは夕方だけだし、寒い冬は昼間でも凍えてしまいます。そうなると部屋で過ごす時間が増えてきます。

 

常に一緒のダルメシアンのぬいぐるみ。今も私の部屋にいますが、一度だけどうしてもスーツケースに入らず、ひとりアメリカで越冬の経験あり。まるで『南極物語』のような話です。

部屋で過ごす日は、セブンイレブンで買ったドーナツを食べながら、本を読んだり、クリスマスカードを書いたり。

近くにダンキンドーナツもありますが、私は俄然セブンイレブン派。一番美味しいのはシナモンロールだと思うのですが、でも私はこのピンクのドーナツがお気に入りなのです。

こちらは近所の郵便局。

この日は、日本の友人知人宛にクリスマスカードの投函に行きました。

 

橋の上から見た眺め。右側が私が滞在する街です。私の後ろ側にハドソン川、その向こうがマンハッタンになります。しかし、この橋の反対側を歩くことがないため画像はありませんでした。

私にとって、アメリカが旅先なのか、それとも日本各地が旅先なのか、そもそも旅というのはどういうものなのか、この旅に終わりはあるのか。そんなことをふと考えるときがあります。

自分で自分の人生をデザインするということ。

計画し、図案し、さまざまな工夫を施し、納得のいく人生を自分の手で仕上げていく。

私の旅はまだまだ続きそうです。

 


冬の気配

2024-11-08 14:45:47 | 滞在記(6/2024~)

東京では木枯らし一号が吹いたそうで。

長かった残暑がいよいよ終わりをむかえ、やっと気温も下がり始めて秋を実感するようになりました。朝目を覚ますと外はまだ暗く、なかなかベッドから出ることができません。

まず目覚めにベッドでコーヒーを飲むのが私の日課。

まだ薄暗いうちに出勤。もう少し冬に近づくと暗いなか出勤することになります。下の画像は昨日の朝の眺め。

朝焼けと雲。

そして今朝の眺め。海がキラキラと綺麗です。

今日は仕事が休み。

ちょっと職場に顔を出してから、ブランチ用にパンを買って帰ることにしました。歩いて行ける場所に素敵なパン屋さんが9月にオープンしたのです。

別荘地のなかに佇む小さなパン屋さん。

職場の人が「新しいパン屋さんができたよ」と教えてくれ、先日車で連れてきてくれました。

ご夫婦で経営している小さな小さなパン屋さんです。

今日で二度目の来店になりました。9時のオープンと同時に入店して、タルティーヌやフレンチトーストなど数点を購入。

こんな感じ。黒いのがチョコレート味のフレンチトースト。ちなみに前回は通常のフレンチトーストでした。前回はなかったイチジクのコンポート。こちらはイチジクの季節が終わってしまうので本日が最終販売になるそうです。

陳列棚はこんな感じ。前回に撮らせていただいたものです。

最近は職場の方が車で送り迎えしてくださるので歩くことが少なくなりましたが、職場までの道がこちら。

海が見えます。

そしてこちらがコンビニエンスストアまでの道。

この辺りはとにかく坂道が多く、夏の暑さのなかで歩くのはかなりな気合いと体力と根性が必要です。私はどれもあまり持ち合わせていないので、ほとんど外出しませんでした。(笑)

どこと繋がっているのかな、といつも思っていたこの道。

職場の人が仕事帰りに車でコンビニエンスストアへ連れて行ってくれたときに反対側から通ってくることができました。しかし複雑すぎて道順をあまり記憶していません。

この辺りはまるで迷路のようです。突然行き止まりになったり、獣道になったり。スマホのナビを見ながら歩いても、フツーに獣道を歩かされるので信用できません。

そんなことを思いながらパン屋の帰り道を歩いていたら、頰をパンパンに膨らませたリスが走っていきました。きっと巣作りをするのでしょうね。撮ろうとしたら逃げられてしまいました。

コイツならいつも撮らせてくれるのにね。

コイツ、私の顔を見ると「アホーアホー」って鳴くんだよな。

そういえば、アメリカのボストンで野生の七面鳥に遭遇したことがあります。

初めて見たとき、「なんだコイツは!!」とかなりビックリしました。ボストンは野生の七面鳥がよくやってくるらしく、街中を歩いている動画をBFが送ってくれたこともありました。

それにしてもデカい。

日本に来てあのアホガラスをやっつけてくれればいいのに。

あ、アイツにアホって言われてるのは私でしたね。アホは私か。まったくもう。

 


フェリーに乗って

2024-11-04 14:30:49 | 回顧録

アメリカに滞在中はニュージャージー州にいるので、マンハッタンへ行くにはフェリーに乗ってハドソン川を渡ります。

アパートの目の前からニューヨーク行きのバスも出ているので、その日の気分によってバスを使うかフェリーを使うかを選んでいます。

ハドソン川越しに見えるニューヨークのビル群。

素晴らしい眺めです。ある日、豪華客船が停泊していたので記念に撮っていたら、私が乗ってきたUberのドライバーのお兄さんも車から降りてきて一緒に撮っていました。

こんな豪華客船に乗って世界を旅してみたいものです。いや、どうだろう…。私は貧乏旅行のほうが性に合っているかも。(笑)

ニューヨーク側のフェリーターミナル。

売店。私はいつでもどこでも売店が好きで、買わなくても覗いてしまいます。

スナック菓子がいっぱい。

このコーナーを見ていると、ついつい手が伸びてしまう。

ハロウィンを終えると次に待つのはクリスマスです。

街のあちらこちらにクリスマスの装飾がされますが、もちろんターミナルの中にも外にもクリスマスツリー。

スノーマン。

可愛い。ものすごーく寒い日だったことを思い出しました。ニューヨークの冬は氷点下の寒さ。

BFと一緒のときは車でニューヨークに行くことが多いのですが、平日の夜などはニュージャージー側のターミナルの駐車場に車を置いてフェリーで行ったりもします。

駐車場から見た眺め。手前に見えるのがフェリーターミナル。

この日は生憎の曇り空。

去年(2023)の夏のある日、BFとニューヨークで平日の夜に映画を観る約束をしました。BFはFort Lee(NJ)で仕事だったのでフェリーターミナルで待ち合わせをすることに。

実はずっと入ってみたかったお店があり、先にその店でBFを待つことにしたのです。

それがフェリーターミナルにあるこちらの寿司バー。そして私の狙いはこのハッピーアワー。

六本木と書いて「Robongi」と読むようです。

店内はこんな感じ。

ハッピーアワーで昼間から飲んでいるのは私とこの人たちくらいらしく、店内はガラガラ。そのわりに店員さんは忙しそうでした。

私のオーダーはこちら。

「揚げ出し豆腐」と「とりつくね」。想像と違いすぎて驚きましたが、お味はまあまあ。残る一つは「イカのスパイシー焼き」。やはり想像と違いましたが、前の2品ほどの驚きはありませんでした。そしてお味もまあまあ。

そうこうするうちにBFが合流したので、お寿司を注文。

ワーオ。

「Shogun」とか「Sakura」など日本名のついたロール寿司の数々。これはこれで楽しく美味しくいただきました。こちらのシェフは日本人ではなかったはず。日本人が作る和風パスタのような感じでしょうか。アメリカのロール寿司はアイデアが面白いです。

そしてフェリーに乗ってニューヨークへ。

まるで昼間のようですが、すでに19時は回っていたはず。夏は20時頃まで明るいのです。

この日に行ったニューヨークの映画館がこちら。

右側が映画館。正面に見えるのがエンパイアステートビルです。

そしてこちらがニュージャージー側から見た夜のニューヨーク。

まさに摩天楼。ハドソン川の水面に映るネオンがキラキラと美しいです。ピカピカ。