花というのは人の心を和ませます。野原や木々に咲く自然の花々が一番美しいですが、アレンジメントされた花もやはり美しいし、イラストの花や造花もやはり美しいです。
コロナ禍で外出自粛を強いられていた際に、イラストや写真を見ながら色紙を切ってA4サイズの黒い紙に貼って花々を作って遊んでいました。 ※生花の画像はネットからお借りしました
*
まずはバラ
やはり美しいです。情熱的な花言葉を数多く持つ真紅のバラ。
思い出すのはやはり『ベルサイユのばら』のオスカル・フランソワでしょうか。あとは『ポーの一族』。私は姉がいるので実年齢よりも上のアニメや漫画をよく見ていました。
簡単なように見えて意外と難しかったように思います。でも自分としてはお気に入りの作品となりました。
*
次に睡蓮
睡蓮といえば、やはり印象派の画家クロード・モネの作品の数々。モネは日本からフランスの自宅に睡蓮を取り寄せ、庭の池に浮かべて毎日何枚も睡蓮の絵を描き続けたと言われています。
モネをそこまで魅了した睡蓮を作ってみました。
自分がイメージしていた出来上がりにならず当時は失敗作だったのですが、最近見直したらこれはこれで良いような気がしてきた作品です。
*
次はフクシア
貴婦人のイヤリングとも呼ばれているフクシア。
私にとってフクシアは母の思い出のひとつです。母は貴婦人とは程遠い普通の女性でしたが、母が趣味のアメリカンフラワーで作ったフクシアがとても美しく、フクシアは幼なかった私のお気に入りの花となりました。
ふと思いましたが、私はフクシアの生花を見たことがないような気がします。どこかのフラワーガーデンで見ていたりするのかな…。
*
次は木蓮
母の思い出の花を作ったので、次は父の思い出の花です。
上を向いて花を咲かせる木蓮。私は紫色の木蓮が好きなのですが、父は白木蓮が好きで庭にも植えてありました。父が他界した頃、スターダストレビューの『木蓮の涙』が流行っており、思わず重ね合わせて聞いてしまったものです。
やはりこちらも簡単そうに見えて難しかった。
*
最後はパンジー
秋から冬にかけて花を咲かせるパンジー。寒さにも強く枯れては花を咲かせるパンジーは、前向きでひたむきな花言葉も多いです。
ちょっと時間をかけて作ってみました。
完成したときは本当に嬉しかった。もはや自己満足の世界です。
*
まだ数点あるのですが、長くなりそうなのでこの辺りでやめておきます。時間がないと作れないので今はちょっと無理ですが、来年アメリカで時間ができたら今度はアメリカンな色彩で遊んでみたいと思っています。
小さな趣味ですが、完成したときの自己満足度は大きく、私を幸せにしてくれます。そして思い通りに仕上がらなくても「あーあ」と笑顔でいられます。きっと趣味というのはそういうものなのかもしれませんね。