Don’t Dilly Dally

…とことことことこ

アメリカで各国の味を楽しむ #03 ~Vietnamese kitchen~

2024-12-15 05:18:14 | 回顧録

クリスマスの時期に訪れたアメリカのレストラン第三弾はベトナム料理。アフガン、ギリシャとくれば、私の中では次にキューバ料理なのですが、残念ながらクリスマスの時期に訪れたことがありません。

日本でもお馴染みのベトナム料理。アメリカでもベトナム料理のレストランは至るところにあり、どこも混んでいるイメージです。アジア系だけでなく、白人、黒人、ラテン系と様々な人々がベトナム料理店に来ています。きっとそれだけ万人ウケする料理ということなのでしょう。もちろん私もベトナム料理が大好きです。

こちらのレストランを訪れたのは日本に帰国する当日のことでした。いつもならニューヨークから帰るのですが、このときはたまたまワシントンD.C.から帰ることになりました。

そしてこの日はまさにクリスマス当日。アメリカでクリスマス当日に開いているレストランは少なく、ホテルの近くにたまたま見つけたのがこちらのベトナムレストランでした。

アメリカの首都、ワシントンD.C.近郊だけにお洒落で洗練された雰囲気のレストラン。

こちらがこの日にオーダーしたもの。

料理もちょっとお洒落な感じ。この日は少しスパイシーな味付けのフォーを選びました。前日のクリスマスディナーで疲れていた胃にジワ〜と沁みわたるスープが本当に美味しかったです。

私がアメリカ滞在中にベトナムレストランへ行くときは、大抵がガッツリコッテリとしたアメリカ料理に胃が疲れて、少しヘルシーなものが欲しくなったときが多いような気がします。フォーの優しい味付け、ふんだんに使われたパクチーを中心とした野菜の数々…。

こちらは滞在先(NJ)のアパートの近くにあるベトナムレストランの料理です。

BFのお気に入りの店で定期的に訪れています。ワシントンD.C.のレストランのような洗練された雰囲気ではなく、まるで現地の食堂で食べているような雰囲気。そんなところが私のお気に入りでもあります。

こちらはメリーランド州でたまたま訪れたレストラン。

訪れたのは真夏のある夕方のこと。食事中に降り始めた突然の激しいスコール。店内にいた白人客も我々もしばらくこちらの店で雨宿り。ベトナムコーヒーを飲みながら、夕立ちとしては少し激しいスコールを窓越しに眺めていたのも良い思い出です。

最後にまたクリスマスに話は戻り、先ほども述べましたがワシントンD.C.からの帰国の日はクリスマス当日でした。レストランもガラガラでしたが、空港もガラガラでした。

ほらね。さすがクリスチャンの国です。ちなみにホテルに宿泊していたのもイスラム系の人ばかりでした。

雪だるまに別れを告げて、私は一人日本へと長い空の旅。BFはニューヨークを目指してガラガラのハイウェイを一人ドライブ。

この日のワシントンD.C.の気温は氷点下。寒い街に別れを告げて、到着した日本はまさに師走の慌しさでした。

今年も残すところあとわずか。もうすぐお正月ですね。

 


アメリカで各国の味を楽しむ #02 ~traditional Greek menu~

2024-12-11 12:55:37 | 回顧録

前回の投稿に引き続き、クリスマスシーズンに行ったアメリカのレストラン。第二弾はギリシャ料理です。私は都内の地中海料理のレストランには行ったことがありましたが、本格的なギリシャ料理のレストランはこの日が初めてでした。

私たちが訪れたのは、ニューヨークのタリータウンにあるグリークレストランです。タリータウンはマンハッタンから北に40㎞、ハドソン川の東岸に位置します。街の中心地から少し離れたところに車を停めてレストランまで歩いて行くことにしました。

ハッピーホリデーの期間は駐車料金が2時間無料になるという素敵なシステムのアメリカ。

もしかすると州によるのかもしれませんが、私の滞在先であるニュージャージーの街も同じようにこの期間は2時間無料になっていました。

電話ボックスにサンタクロースを発見。

トナカイに電話でもしてるのでしょうか。

レストランに入る前にタリータウンの街を散策しました。

可愛いらしい街。

頑張っておしゃれをしましたという感じの12歳くらいの可愛い女の子たちとすれ違いました。きっと電車でマンハッタンにでも遊びに行くのでしょう。

向こうの壁では私の大好きなダルメシアンがサンタさんのお尻をかじっています。

あらら。サンタさん大慌て。

そしてお目当てのレストランがこちらです。

ギリシャのカラーである青と白のレストラン。店内もこんな感じ。

この日にオーダーしたのは代表的なギリシャ料理のあれこれでした。

タコのグリル、スパナコピタ(ほうれん草のパイ)、イェミスタ(パプリカのミートライス詰め)、スブラキ(ハーブの効いたラム肉の串焼き)、ティロピタ(チーズパイ)です。

どれも美味しいけれど、やはり絶品はギリシャ料理の代表ともいえるタコのグリルではないでしょうか。

オリーブオイルとレモン、ハーブの効いた料理の数々。シンプルで爽やかな味わい。これらの料理を楽しみ、食後にグリークコーヒーを飲むと長生きできそうな気持ちなるから不思議です。

食事の後は、ノースタリータウンのスリーピーホロウへ。

Sleepy Hollow は、ニューヨーク近郊で語り継がれている伝説です。ジョニー・デップ主演映画『スリーピー・ホロウ』やディズニーのアニメーション『イカボードとトード氏』でも描かれています。

脚色は様々ですが、首なし騎士の伝説を簡単に説明すると、「首を切られた騎士が頭部を失ったまま復活し、夜の森の中で眼の光る馬に乗りながら次の獲物を待ち構えている」というもの。

いかにも首なし騎士が潜んでいそうな雰囲気です。

Sleepy Hollow Cemetery(スリーピーホロウ墓地)は物語のキーワードにもなっているのですが、ロックフェラーやカーネギーなどの著名人が多く眠っていることでも有名です。

こちらがディズニーのアニメーション。

(・∀・)

すっかりギリシャ料理から離れてしまいました。最後に、こちらがタリータウンのグリークレストランの全体像。私にギリシャ料理の美味しさを教えてくれた店です。

 


アメリカで各国の味を楽しむ #01 ~Cuisine from Afghanistan~

2024-12-09 12:06:54 | 回顧録

BFが弾丸で日本にやってきて、慌ただしくアメリカに戻ってから早くも10日が経とうとしています。BFは日本で中華料理と海鮮料理、そして駅弁を堪能して帰っていきました。

アメリカといえば各国の料理を楽しむことができます。移民大国だけのことはあり本格的な味を提供しているレストランが多く、現地を再現しているような食堂から洗練されたレストランまでスタイルも様々です。

私は去年同様に今年も日本でクリスマスを迎えることになりました。せっかくなのでクリスマスシーズンに訪れたアメリカの各国のレストランを思い出して懐かしみたいと思います。まずはボストンで訪れたアフガニスタン料理のレストランから。

マサチューセッツ州ボストンといえば歴史的な建造物が立ち並ぶ美しい街で有名です。

上の画像は、アメリカ最古のレストラン『Union Oyster House』の店先です。店名の通り、美味しいオイスター料理の数々、そしてクラムチャウダーが絶品なのですが、こちらには春夏秋冬を問わず何度か訪れているので、詳しくはそのうちに。

ボストンの冬は、日本の北海道よりも寒く、極寒期では氷点下15~20度まで気温が下ることもあります。

暗くなる前でも美しく輝くボストンの街のクリスマスツリー。

そしてこちらがボストンにあるアフガニスタン料理のレストランです。

中東の国アフガニスタンといえば、アル・カイーダ、タリバーン政権、断続的に続く紛争や自然災害などで人々の生活が困難だというイメージしかありません。

しかし、訪れたこちらのレストランはアメリカの中でも生活水準の高いマサチューセッツ州に店を構えているだけのことはあり、洗練された高級レストランといった雰囲気でした。

洗練された雰囲気と中東のオリエンタルな雰囲気が入り混じった店内。

この日のオーダーがこちら。アシャク(水餃子)、ボラニ・バンジャン(揚げたナス+スパイシーなトマトソースと酸味の効いたヨーグルトドレッシング)、そして長粒のバスマティ米の添えられたヘルシーなお肉のプレートです。

濃厚でいてヘルシー、スパイシーなようで優しい味つけのアフガン料理の数々を堪能できましたが、お値段もそこそこお高い。日本の焼き鳥をアメリカの焼き鳥屋で食べると驚くほどお高いのと同じでしょうか。

アフガニスタン料理を満喫し、鼻歌まじりにホテルに戻ったのですが、女性が公の場で歌うことを禁止されているアフガニスタンの国。全身や顔を布で覆い、街を歩かなければならない国。

アフガニスタンへの渡航を検索してみると、

『現在、日本政府はアフガニスタン全土に退避勧告を発出しています。 アフガニスタンへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。 また、既に滞在されている方は、速やかに在アフガニスタン日本国大使館まで連絡するとともに、直ちにアフガニスタンから退避してください。』

当初は3カ国のレストランを載せるつもりでしたが、長くなりそうなので分割して載せることにしました。まずは世界の平和を祈って、世界中の人々のお腹が満たされることを祈って、今回は終わりにします。

そういえば、

アフガニスタンはイスラムの国だからクリスマスは関係ありませんが、エントランスのトナカイが可愛らしかったです。なーんて、ただの鹿だったりして。(笑)


フェリーに乗って

2024-11-04 14:30:49 | 回顧録

アメリカに滞在中はニュージャージー州にいるので、マンハッタンへ行くにはフェリーに乗ってハドソン川を渡ります。

アパートの目の前からニューヨーク行きのバスも出ているので、その日の気分によってバスを使うかフェリーを使うかを選んでいます。

ハドソン川越しに見えるニューヨークのビル群。

素晴らしい眺めです。ある日、豪華客船が停泊していたので記念に撮っていたら、私が乗ってきたUberのドライバーのお兄さんも車から降りてきて一緒に撮っていました。

こんな豪華客船に乗って世界を旅してみたいものです。いや、どうだろう…。私は貧乏旅行のほうが性に合っているかも。(笑)

ニューヨーク側のフェリーターミナル。

売店。私はいつでもどこでも売店が好きで、買わなくても覗いてしまいます。

スナック菓子がいっぱい。

このコーナーを見ていると、ついつい手が伸びてしまう。

ハロウィンを終えると次に待つのはクリスマスです。

街のあちらこちらにクリスマスの装飾がされますが、もちろんターミナルの中にも外にもクリスマスツリー。

スノーマン。

可愛い。ものすごーく寒い日だったことを思い出しました。ニューヨークの冬は氷点下の寒さ。

BFと一緒のときは車でニューヨークに行くことが多いのですが、平日の夜などはニュージャージー側のターミナルの駐車場に車を置いてフェリーで行ったりもします。

駐車場から見た眺め。手前に見えるのがフェリーターミナル。

この日は生憎の曇り空。

去年(2023)の夏のある日、BFとニューヨークで平日の夜に映画を観る約束をしました。BFはFort Lee(NJ)で仕事だったのでフェリーターミナルで待ち合わせをすることに。

実はずっと入ってみたかったお店があり、先にその店でBFを待つことにしたのです。

それがフェリーターミナルにあるこちらの寿司バー。そして私の狙いはこのハッピーアワー。

六本木と書いて「Robongi」と読むようです。

店内はこんな感じ。

ハッピーアワーで昼間から飲んでいるのは私とこの人たちくらいらしく、店内はガラガラ。そのわりに店員さんは忙しそうでした。

私のオーダーはこちら。

「揚げ出し豆腐」と「とりつくね」。想像と違いすぎて驚きましたが、お味はまあまあ。残る一つは「イカのスパイシー焼き」。やはり想像と違いましたが、前の2品ほどの驚きはありませんでした。そしてお味もまあまあ。

そうこうするうちにBFが合流したので、お寿司を注文。

ワーオ。

「Shogun」とか「Sakura」など日本名のついたロール寿司の数々。これはこれで楽しく美味しくいただきました。こちらのシェフは日本人ではなかったはず。日本人が作る和風パスタのような感じでしょうか。アメリカのロール寿司はアイデアが面白いです。

そしてフェリーに乗ってニューヨークへ。

まるで昼間のようですが、すでに19時は回っていたはず。夏は20時頃まで明るいのです。

この日に行ったニューヨークの映画館がこちら。

右側が映画館。正面に見えるのがエンパイアステートビルです。

そしてこちらがニュージャージー側から見た夜のニューヨーク。

まさに摩天楼。ハドソン川の水面に映るネオンがキラキラと美しいです。ピカピカ。

 


大好きな街 ~North East~

2024-10-30 12:24:51 | 回顧録

アメリカにいる夢をみました。始まりは渋いハードボイルドだったはずなのに、目が覚める頃にはほんわかとしたファンタジーになっていました。

ファンタジーといえば、とても可愛らしい街がアメリカのメリーランド州にあります。私たちが初めて訪れたのは偶然の出来事でした。11月の初め、ワシントンで予定が大幅に変更になり、「こうなったらメリーランドでカニでも食べて帰ろう」という話になりました。メリーランドはカニが有名なのです。

検索してみると、カニ専門のレストランがいくつか出てきました。そのひとつが今でも私たちのお気に入りのレストランになっています。

初めて訪れた日、私たちの目の前に突如として現れた可愛らしい街ノースイースト。「いきなり可愛らしい街並みになったね」と驚く私とBF。

11月だったのでクリスマス一色に染まっていました。ちなみに夏に訪れても素敵な街並みです。

私たちのお目当ては、こちら。

『WOODY'S CRAB HOUSE』

木造の可愛いレストラン。地元の人気店らしく、いつ行っても賑わっています。そしていつ行ってもアテンドに立っている女の子がどの子も超可愛い。(笑)

初めて訪れたときにオーダーしたのがこちら。

見た目ではわかりませんが、とにかく蟹づくし。この店のクラブケーキは絶品です。あー、また食べたくなってしまいました。しかし来年の夏までは我慢我慢。

カニ以外の料理も美味しい。と言いながら、こちらはカニとアーティチョークのディップで私のお気に入りです。

このナチョスの色合いもアメリカン。

そして意外と美味しいのがプリッツェル。

美味しくないプリッツェルは心が寂しくなるくらい本当に美味しくないですが、こちらのプリッツェルはとても美味しいです。

ちなみに心が寂しくなったのはニューヨークの屋台で買ったプリッツェル。(笑)

いつも満腹になってデザートまで辿り着けないのですが、珍しくこの日はお腹に少しだけ余裕がありました。大満足。

初めてこの街を訪れたとき、腹ごなしに少し街を散策しました。小さな街なのですぐに町はずれに出てしまいますが、可愛らしいショップが立ち並んでいます。観光客向けというよりは地元の商店街といった佇まいです。

そこでサンタハウスを発見!

どれどれと中を覗いてみると、

ワーオ!本物のサンタクロースだ!

人形かと思ったら笑顔で「Hello」と言われてますますビックリ。外には大きなクリスマスツリー。そして美しい秋晴れの空。

ある日のこと、この街の先に小さな灯台があると聞いたので、ぜひとも行ってみることにしました。街の中心地から車で20分ほど。右手に海を眺めながら林道を走っていきます。

シーズンオフなので駐車場はガラガラ。トレイルを歩いているのも地元の人が犬の散歩をしているくらいでした。

20分ほど歩いた頃でしょうか。目の前に可愛らしい灯台が現れました。

『Turkey Point Lighthouse』

ノースイーストの街の雰囲気にピッタリな灯台です。

夏にはショップも開いているようなので、次は夏にこようと話しながら未だに再訪できていません。来年は行ってみようかな。

目の前に広がるチェサピーク湾。

目の前に広がる景色の美しさよりも、このチェサピーク湾で獲れる美味しいカニ料理の話で盛り上がる情緒の欠片もない私たち。

こちらは夏だけ営業しているのか、それとも閉店してしまったのか、ちょっと気になる看板のレストランです。

ホテルの前の雨ざらしのベンチもカニのオーナメント。

今ではちょっと可哀想なことになっていますが、真新しいかった頃はきっと可愛かったに違いありません。

こちらは昨年の夏の夜に撮ったもの。

やはりWOODYが経営しているアイスクリームショップ。食べる機会に恵まれずにまだ未食なのですが、この看板牛のリップがとても気に入っています。

来年の夏は、灯台を再訪して、ここでアイスクリームを食べて、やることがいっぱいです。