そういえばブロードウェイのことをまだ投稿していませんでした。ブロードウェイといえば、ニューヨークでミュージカルシアターが立ち並ぶエリアのことですが、正確にはマンハッタンを南北に抜ける大通りのことです。
でもやはりブロードウェイといえばミュージカル。先日テレビで『ウィキッド』について流れでいるのを見て、とても懐かしくなりました。
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だからまず『WICKED』から。
場所は、ガーシュイン劇場。
この日は一人での鑑賞になりました。アメリカに到着してすぐに BFが仕事で留守にしなければならなくなり、私のためにミュージカルのチケットを購入してくれていたのです。今ではこの頃の優しさはなくなりフツーに一人で留守番しています。
時はコロナ禍。場内はマスク着用。そして入口ではワクチンの接種証明書を提示しなければなりませんでした。当然ながら外国人観光客なんて一人もおらず、私の前後は白人だらけ。ポツンとアジア人の私。
そして開幕。緑の魔女エルファバも素敵でしたですが、ちょっとコメディタッチなグリンダがとても可愛くて私の目は彼女に釘づけ。
『WICKED』の舞台芸術は数々の賞を受賞し、とても素晴らしいことでも有名です。もちろん期待を裏切らない評判通りの素晴らしい舞台でした。
あっという間の2時間半。外に出ると少し雨が降っていましたが、興奮して心も体もポカポカ。BFが車で迎えに来てくれているはずの場所まで足どりも軽くスキップ状態でした。
午後11時過ぎ。夜のニューヨークで鼻歌まじりに気分はグリンダの私。
しかし、治安が良くなったといえどニューヨークはニューヨーク。夜は注意が必要です。くわばらくわばら。
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そして次は私の大好きな『THE LION KING』。
場所は、ミンスコフ劇場。
日曜日の午後、BFと一緒に観にいきました。日曜日ということもあり子供もたくさん観に来ていました。
この日は前方の席。
演者の筋肉の動きまでわかる近さ。間近で観ると演者の日頃の稽古での努力がわかるようで、違った目線でのミュージカル鑑賞となりました。
もちろん「ライオンキング」はストーリーも大好きで、日本でも劇団四季の「ライオンキング」を何回か観に行っており、悪役である弟のスカーもハイエナのシェンジもみんな大好きです。
しかしどこの劇場でも登場すると必ず盛り上がり、とても人気があるのはこの人ですね。
呪術師のラフィキ。もちろん私も大好き。
ミュージカルのあと、少しニューヨークの街をブラブラしたのですが、ニューヨーク公共図書館のライオンまでムファサに見えてしまう始末。
「ムファサだ!」と喜ぶ私。「三越じゃなくて?」と答えるBF。まったく。
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最後は、『CHICAGO』。
場所は、アンバサダー劇場。
米倉涼子さんが主演したことでも有名ですが、本場のブロードウェイであの役を演じた米倉さんの女優魂には敬服します。観てみたかったかも。
この日はBFと一緒に2階席から鑑賞しました。
アンバサダー劇場は小さなシアターなので2階席からでも十分に近く、舞台全体が見渡せるのでオススメです。
リチャード・ギアと私の大好きなレネー・ゼルウィガーが主演で映画にもなっていますが、なんとも痛快で楽しいストーリーです。
『THE LION KING』が子供向けなら『CHICAGO』は大人向けのミュージカル。弁護士が操り人形を使っているパロディシーンは映画でも面白いですが、ミュージカルで観ると大迫力でした。
「楽しかったねー!」と喜びながら劇場の外に出てみると、待っていたのは客引きのお兄さんたち。
日本の観光地にいる人力車のお兄さんたちのような感じでしょうか。
どこで観ても楽しいミュージカル鑑賞。そういえば、この時の『THE LION KING』でハイエナのシェンジ役をラテン系の可愛いお姉さんが演じていました。なんていう役者さんかな。ちょっと検索してみよ。