私のペーパードライバー歴は20数年になります。
ずっと都内やその近郊で生活していたので、車の必要性を感じたことがありませんでした。あちらこちらに点在する駅の数々。そして数分ごとにやってくる電車。電車が止まったり荷物が多かったとしても、通りには流している無数のタクシー。
最初に車の必要性を感じたのはアメリカに滞在していたときでした。
アパートの目の前のバス停からマンハッタンまで行けるのですが、バスの本数は1時間に一本。しかもそのバスが来ないこともあるのです。そのあたり、さすがアメリカといったところでしょうか。(笑)
ニューヨークでは地下鉄やUberを利用していました。さすがにマンハッタンのあの混雑した中を私が運転するのはペーパードライバーでなかったとしても無理な話です。
しかし、滞在先のニュージャージーで日用品の買い出となると車が必須。休日にBFと車で買出しに行ったとしても買い忘れはあるもので、仕方なく一番近いスーパーマーケットまで歩いて行ったことがしばしばあります。
ビュンビュン車の走る橋をトボトボ歩いて渡っているのは私くらいなもの。しかも、近道をしようと道なき道を歩いていたら見事に転んで捻挫をする始末。あれには参りました。
眺めも良いし、歩くのは好きなんですけどね。
上の画像の橋の上から見た眺め。反対側からはハドソン川越しにマンハッタンの高層ビル群が見えます。
しかし、捻挫して腫れた足を眺めながら、今度こそ帰国したら絶対に教習所に通ってペーパードライバー教習を受けるぞ!と心に誓いました。
2回目の渡米の際に都内の部屋は引き払ったので、帰国後はホテル暮らしになります。都内にいる必要もないので自然の豊かな地方に滞在しているのですが、今度は近くに教習所がないのです。そしてアメリカと同じくバスは1時間に一本あるかないか。
現在は、古いホテルの一室を賃貸契約していますが、霧が深い朝や夜道、雨の日などは歩くのがちょっと怖かったりもします。
犬の遠吠えが聞こえる中をコンビニエンスストアを目指してトボトボトボトボ。避暑地といえどもそんな時間でないと今は暑くて歩けないのです…(涙)
職場の人に「イノシシとヘビに気をつけな」と言われています。イノシシはそれこそ猪突猛進で走ってくるそうだし、ヘビなんて恐ろしくて出会いたくもありません。そこをもの凄いスピードの車が走り抜けていったりするのです。
もう、とにかく怖いのなんの。
ところで、この辺りではキャンピングカーもよく見かけます。
次に帰国した際には小さな車を購入して、私も車で一人気ままに日本を旅したいと思っているのですが、そのためにはまずペーパードライバーをなんとかしなければなりません。
来年か再来年、渋滞の先頭をゆっくり走っている車がいたら、それはたぶん私です。
目指せ!脱ペーパードライバー!