出光美術館(いでみつびじゅつかん)は、東京都千代田区丸の内と福岡県北九州門司区の門司港レトロ地区にある、東洋古美術館を中心とした私立美術館である。出光興産創業者である実業家・出光佐三が長年に亘り収集した美術品を展示するため、1966年(昭和41年)東京に開館した。
概要
出光美術館(門司)
出光美術館は、一時は大阪市と福岡市中央区大名のも分館を設けていたが、2000年(平成12年)、出光興産創業の地である北九州の要請を受け、福岡分館(福岡出光美術館)を移転する形で門司港レトロ地区にあったかっての倉庫跡を改装して開館した。福岡分館跡(1階が出光のガソリンスタンドであった)は土地が売却され、現在はシテイホテルになっている。なお、大阪分館は2003年3月23日に閉管された。
敷地内に出光佐三の生涯を紹介する「出光創業史料館」が併設されており、出光興産本社にあった当時の執務が移築・再現されている。