棲真寺葉鎌倉時代初期に土肥(小早川)遠平に嫁した源頼朝の娘、天窓妙仏尼の早逝を悼み土肥実平、遠平親子が建立した小早川氏ゆかりの古刹です。この寺に所蔵されている二十八部衆像は県の重要文化財に指定され、現存する13躯を見ると寄木造り、玉眼入り、桧材で一つひとつ入念に木目を生かして力強く写実的に彫刻されている点が注目されます。
当寺には、外に指定文化財の大五輪塔のほか主峰の天境峰にも五輪塔、そのほかの文化遺産も多数あり、周辺の環境と合致し、一帯は霊域の感があります。
台風で大きな被害を被りましたが、平成8年には本堂、平成10年には庫裏の落成をみました。天境峰からの眺めは素晴らしく、高山城、瀬戸の島々、広島空港が望まれます。
交通
山陽自動車道 三原久井ICより車で25分