<瑠璃光寺>
大内家筆頭家老陶氏(陶弘房)の菩提寺で、本尊は陶弘房念持仏の薬師寺如来である。陶氏は大内家筆頭家老で、代々周防国の守護代をつとめた名門の家柄である。この寺は、文明3年(1471)山口市の奥地仁保の地に創建されたものです。当寺は中国三山の一つと言われ、長門の大寧寺、周防の龍文寺と共に江戸末期迄、西日本の僧録司(禅宗の統括、人事)の責務を果たした名古刹で修行僧も沢山いた。
また代々名僧を輩出し、九州佐賀藩主の菩提寺高傳寺を初めとして県内外に三十余の末寺を有していた。この地には大内義弘の菩提寺香積寺があったが解体されて、萩に移ったため、その跡地に元禄3年瑠璃光寺が移り今日に至り、日本一古い正法眼蔵や各種の寺宝を残している。
また出雲の一畑薬師(目の仏様)山口分院、四国の金比羅様(道中安全)と我が身を切ってその人の身代わりとなられる身切地蔵様等がある。
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