モネ
初期
1840年パリのラフィット街に生まれる。
5歳の時、-家でノルマンデイー地方のセーヌ
河口の街ル・アーヴルに移住した。モネは少年
の頃から絵画に巧みで十代後半の頃には自分の
描いた人物のカリカチュア(戯画)などを地元
の文具店の店先に置いてもらっていた。
1856年‐1858年の年記のある素描や戯画
が現存している。1857年にはコレ-ジュを退
学。この頃から地元の美術教師でダヴィッドの
弟子であったフランソワ=シャルル・オシャール
に絵を学んでいる。1858年頃、モネの描いて
いた戯画が、ル・アーヴルで活動していた風景
画家ウジェーヌ・ブーダンの目にとまり、彼らは
知り合うことになる。
ブーダンはキャンバスを戸外に持ち出し、陽光の
下で海や空の風景を描いていた画家であった。
ブーダンと出会ったことが、後の「光の画家」モネの生涯の方向を決定づけたと言われている。
モネの現存する最初の油絵は、1858年の年
記のある「ルエルの眺め」(埼玉・丸沼芸術の
森所蔵、埼玉県立近代美術館奇託)である。
この作品はバルビゾン派の影響のみられるもの
で、地元ル・アーヴルの展覧会に出品された。
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