向田 邦子
放送作家、小説家。東京生まれ。実践女子専門学校(現実践女子大学)国語科卒業。映画雑誌編集者のかたわらラジオやテレビの脚本を書くようになり、『森繁(もりしげ)の重役読本』(1962~69)、
『七人の孫』(1964)などで人気ライタ-となる。
1976年(昭和51)小説風な自伝的エッセイ『父の詫(わ)び状』(1976~78)を発表、散文家としても注目されたが80年連載の短編小説『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』で直木賞を受けた。日常の些事(さじ)を描きながら人生の暗部をかいまみせる巧な芸が期待されたが、翌年、台湾旅行中に飛行機事故で急逝。ほかに『寺内貫太郎一家』(1975)、『あ・うん』(1981)、『隣りの女』(1981)などの箸がある。
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